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知識創造の量と質に求められる再生とは?

変化のスピードが飛躍的に増していく現代において、
個人の価値観や組織のあり方が劇的に変わっています。

これらがビジネスに与える影響はとても大きいです。

私が特に影響が大きいと考えているのは、
企業が生み出す価値の源泉の根源的な変化だと考えています。

これまでの価値の源泉は製品やサービスの生産効率でした。

標準化とルールがモノを言う世界です。

この部分が、デジタル基盤の進展に伴って、
知識創造の量と質に移行していきました。

企業経営への影響を「Why/より処」
・「What/戦略」・「How/バリュー」の観点から
整理すると良いかと思います。

ビジネスモデルや競争環境が限られていました。
ビジョンがより所/Whyとして機能していました。

それをより具体化した中期経営計画
がベースになっていました。

そして、その道筋を具体化した
戦略/Whatに基づいて、それに適した
バリュー/Howが形成されていました。

一方で知識社会への転換が進む中で、
企業はビジョンしかり、中期経営計画を立てづらい、
不確実性の高い社会・経済環境に置かれるようになっています。

人の根源的な部分に問い掛けるミッションに
力点が置かれるようになってきています。

戦略を立てて計画的に進めるスタイルは、
時代にそぐわなくなっています。

このため、より所/Whyとバリュー/How
の2つに重みを置いた経営スタイルに
移行しつつあると感じています。

より所/Whyとなるミッションは
パーパスとも言われています。

パーパスモデルともいわれています。

ミッションが自分たちは社会にとって何ものなのか
の宣誓です。

パーパスは自分たちが社会の中でどうありたいのか
を改めて定義し、社員に働く意味を問う
メカニズムだと捉えているためです。

労働時間と創出する価値が比例
しなくなっていることもあります。

多様性を増す社会ゆえに新たに
強く求められるものだと思います。

経営サイドのみならず、
現場サイドでもインパクトが大きいのが、
もう一方のバリュー/Howです。

極論すると効率を最優先してきた制度や
ルールを非効率に転換する感覚に陥るためだと思います。

環境変化に関しては皆が頭で理解しています。

それに基づく行動変容といった施策も発信されていますが
この発信だけでは機能しません。

組織の深層に眠るマインドセットが
大きな壁として立ちはだかっているためです。

バブル崩壊後の市場の成熟による影響も
受けていますが、それよりも旧来の効率を追求する
感性・価値観が残存しています。

ここが、これからの知識社会で
求められるバリュー/Howに対して
真逆の価値観となっていて、現場に深く浸透しているためです。

現場の再生にこそ目を向け、この深層に眠る
マインドセットの変革に対峙していく
必要が高まっていると考えています。

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