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違う業界で更に価値を生み出した事例(あるテキスタイルメーカー)

新商品を開発し、OEM先を探す際に直面するできないことや、
本来は避けたいが仕方なく行う作業、

そしてリサーチ作業での満たされないニーズについて
詳しく見ていきます。

市場のニーズと完全に一致する
OEM先を発見することは難しいです。

なぜなら、特定の品質基準、価格帯、生産能力、
持続可能性基準などに合致する
メーカーを見つけるのは挑戦的な作業になるからです。

OEM先に対する非常に高度なカスタマイズ要求は、
時には技術的な制限やコストの問題で
満たすことができない場合があります。

製品開発の概念から市場への投入までの
プロセスを速めたい場合でも、

適切なOEM先を見つけ、生産ラインを設定するには
時間がかかることがあります。

このように製品のコスト構造を最適化するため、
設計段階で品質や機能性を犠牲にすることがあります。

これは市場競争力を保つために避けられないことが多いです。

特に医療器具や電子機器など、特定の業界では、
製品開発プロセス全体で厳格な規制遵守が求められます。

これには多大な時間と資源が必要となります。

適切な原材料の調達、品質管理、コスト効率の良い物流の確保など、
サプライチェーンの管理は複雑で手間がかかる作業です。

競合調査を行う際、特に新しい市場やニッチな分野では、
詳細かつ正確な市場データを入手することが難しいことがあります。

市場は常に変動しているため、リアルタイムで正確な
競合情報や市場動向を捉えることは困難です。

表面的なデータ収集は可能でも、
競合の戦略や消費者の深層心理に関する
深いインサイトを得ることはより困難です。

小規模企業やスタートアップでは、
競合調査に必要なリソース(時間、人員、資金)が限られているため、
綿密な調査を行うことが難しい場合が多いです。

これらの課題に対処するために、
このようなアプローチを考えることができます。

適切なOEMパートナーやサプライヤーを見つけるには、
業界イベントの参加やビジネスネットワーキングの勉強会の活用が効果的です。

他の企業とのパートナーシップを通じて、
技術やリソースを共有することも有益です。

高度なカスタマイズを求める場合、
製品設計をできるだけモジュラー式にして、

異なる市場ニーズに合わせて簡単に調整
できるようにすると良いでしょう。

他にも全く違う業界や海外では上手くいっているけど
まだ日本には入ってきていない技術などにも目を向けて
見てください。

世界的に有名なルイ・ヴィトトン服の素材も実は
日本の「第一織物」というテキスタル屋さんが使われています。

この事例は海外のメーカーさんが敢えて素材に差別化するために
日本から仕入れている事例ですが、その逆を考えて事例を探すのです。

この素材はパラシュートの素材に使用されていましたが
高密度織物の研究開発・製造・企画・販売をしております。

他社ができない超高密度織物を世界に発信して、
自社素材と技術力を活かしたODM事業が売上の70%に上ります。

インターネットを活用して自分の商品・サービスを売りたい! でもなかなか売れずにモヤモヤしている問題を解決する アドバイスをしています。 https://www.youtube.com/channel/UCxrQWY0HlXqFcOfe02_uztg/videos