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オンラインが強い企業がD2Cモデルを強く意識する理由とは?

こんなお問い合わせが数多く入る
ようになりました。
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化粧品及び健康食品の
D2C事業に取り組んでいる企業から
こんなご質問がありました。

商品の企画や開発フェーズで
一般消費者の意見を取り込む
方法を検討しております。
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本題へ

D2Cは近年注目を集めだした言葉ですが、
新しい業態というわけではありません。

コロナ禍で注目を集めているD2Cは、
実態がある商品だけではなく
デジタルでパーソナルのデータを
収集しサービスを提供する企業を指します。

コロナ禍前は、商品を一般消費者の手に届けるためには、
複数の他社が介入し、卸業が小売りを仕切っていました。

しかし、実態を持つ商品を扱う企業において、
自分たちで作って自分たちで売る
といったスタンスの形態をとったので
新規性の高さがあり注目をあびています。

主にはアメリカのユニコーン、特にアパレル業界
から由来していますが、残念ながら、日本においては、
ユニクロやGUのように高品質の企業が存在するので
アメリカ的なD2Cにはなりにくいです。

このD2Cがもたらすメリットは
主に3つあります。

1点目
ビジョンや使命を顧客に伝えることができます。
2点目
顧客とのエンゲージメントの構築ができます。
3点目
顧客データの収集が可能です。

3つのメリットを生み出すためには、
D2C企業ならの特徴が3つあります。

1つ目:
ECをメインの販売チャネルとしていることです。
実店舗がある場合も、実は実験店となり販売がメイン
にはなりません。

2つ目:
商品の種類をごく少数に絞っている点です。
ここは、単品リピート通販に似ています。
※目的は在庫のリスクです。

3つ目:
SNSを顧客との対話が重要な点です。
今までは、広告が主流であった点から考えるとここが
一番の違いになります。

よって、商品の企画から外部の力を
巻き込むことが今後のノウハウになります。

よって、卸業者を挟まずに、企画→製造→販売を
自社だけで行います。

そのため会社のビジョンや
ブランド思想などを直接購入者に
伝えることができます。

アメリカの企業Everlaneは、「徹底的な透明性」
というブランドコンセプトがあり、
販売時に原価率をオープンにするという日本では考えられない
流通のやり方で成功しました。

これはまさに、D2Cならではの
ブランディング戦略であるといえます。

企画や製造に加え、販売も自社なので
広告代理店をはさみません。

自ら行えるため、顧客との関係構築の
機会を増やすこともできます。

販売する時だけでなく、ブランドについて
購入時のタイミングでの理解促進が可能です。

発送中のやり取りや、返品の際の
オペレーションなど、顧客と
の関係は従来の通販ビジネスと同様です。

上流から下流までを扱うことで、
より細かな顧客データを収集したり
蓄積することが可能です。

その結果、新規開発も活かしやすい
環境を設けることが可能です。

追伸:ライティング#西村公児

インターネットを活用して自分の商品・サービスを売りたい! でもなかなか売れずにモヤモヤしている問題を解決する アドバイスをしています。 https://www.youtube.com/channel/UCxrQWY0HlXqFcOfe02_uztg/videos