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私の音楽note はじめに

 クラシック音楽愛好家である。
楽器演奏もする。クラリネット,フルート,リコーダー。
いままでに演奏した曲,聴きこんだ曲について,思うことを書いてみようというのが,この 私の音楽note である。

 私は,演奏でも,音楽評論でも,決してプロではない。あらゆる曲を知っているわけでもない。
 たとえば,ベートーベンの9つの交響曲のうち1,2番はほとんど聴いていないから,「このメロディー,何だ?」と聞かれても答えられない。しかし,3番以降は一度は演奏したことがありメロディーも浮かぶ。
 ベートーベンの弦楽四重奏曲もほとんど聴いていないから無理だ。

 そういう状況だから,何かの曲について書くにしても,どの演奏家がどうだ,とか,曲の解釈がどうだ,といったことは書きようがない。書くのは,自分の体験に基づいたことであって,1曲のうち,ピンポイントであることも多いだろう。つまりは,体験談と曲の印象についての紹介である。

 演奏したことのある曲については,その中のある部分についての思い出があることが多い。本番で失敗した箇所,苦労した箇所,うまくいった箇所。
 演奏していない曲については,演奏を聴いての感想ということになる。この場合は,演奏者を比較することもあるだろう。たとえば,一時期かなり聴き比べをした,モーツァルトのレクイエム。これについては,どの部分に集中して聴き比べをしたかを書きたいと思う。

 しかし,プロの評論家が書いている評論やノートのたぐいも,その人の好みで,その人が聴いた範囲で書いているんだから,まあいいかとは思う。
 たとえば,指揮者でもある宇野功芳さんが書いている「モーツルト 奇跡の音楽を聴く」(ブックマン社 2006 )にしても,ピアノ協奏曲のところで,私だったら書きたい23番についてはちょっとしか書いてないし,レクイエムについても見方が違うし。まあ,彼はモーツルトに関しては長調の曲こそがよくて,私は短調の曲こそがいいので,最初から全然違うのはあたりまえ。
 なので,アマチュアなればこそのことが書ければいいんじゃない? というくらいの気持ちで書いていこうと思う。

 順序は不同。思いついた順に書いていく。あとでまとめる機会があるならば,その時に適当な順序に並べることになるだろう。
 

                               2019.12.14