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ひとりロンドン〜ふたりパリ旅行 6/7 モネの家と庭・ジヴェルニー


ジヴェルニーに向かう

7:00すぎ、アパート出発。 サンラザール駅から快速列車TERに乗車。
駅のパン屋さんは朝ごはん用のパンばかりで、サンドイッチがほとんど売っていない。

ジヴェルニー駅までは1時間ちょっと。
車内で森下典子さんの『茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ』を読む。
映画『日日是好日』のプロデューサー、監督の稽古はじめの様子が、自分のときと同じで懐かしかった。

シャトルバスに乗って庭園最寄りのバス停に向かう。
モネの庭は人気の観光地だけあって、バスは満員。

モネの庭

まっさきに目に飛び込んできたのはポピーとバラ。
赤、ピンク、オレンジ、黄色、紫、緑……色が溢れている。
隙間なく植物が植えられているが、ぎゅうぎゅうとした圧迫感はない。

モネの家

モネが晩年まで暮らした家の中も見学できる。
どの部屋にも絵画が飾られている。

北斎、歌麿呂など浮世絵もたくさん。
キャンバスの上に油絵の具を重ねた肉厚な絵画を描いてきたモネにとって、薄い紙に透明感のある染料が刷り込まれた平面的な日本の版画はかなり衝撃だったんだろうな。

調度品がならぶ部屋をめぐりながらモネの頭の中を覗き見るようだ。

睡蓮の池

池の周りの散策路は大行列。
モネ絵画の熱心なファンではないけど、睡蓮のモデルとなった池が目の前にあるとなると立ち止まりたくなるよなあ。

池にボートを浮かべて泥さらいをしている職員がいた。
毎日毎日手入れを欠かさないから、この美しさが保たれているんだろう。
自然のまま放っておいたら荒れるって、人間と一緒だなあ。

ジヴェルニーの村あるき

クロード・モネ通り沿いにはギャラリー、アンティークショップ、カフェなどが点在する。
どこも石づくりで三角屋根、窓にはレースのカーテン。 絵本の世界そのままだった。

シャンブルドットも2、3軒見つけた。
いちどは泊まってみたいなあ。
夜は星がよく見えるのかなあ?

パリに戻る

17時前の列車でサンラザール駅に戻る。
車内は満席だったため、階段と荷物置き場の間の通路に立ちっぱなし。
本の続きを読んで過ごした。

本を持ってきてよかった〜。
これから海外で日帰り旅行に出るときは必ず文庫本を持っていこう。

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