見出し画像

個人の生活を大切にする文化 〜 産休・育休を経て感じたこと 〜

こんにちは。万葉でエンジニアをしている金山です。

2022年7月から産休・育休を取得し、2023年4月に復帰しました。初めての出産・子育てを経て改めて万葉の良い文化を感じたので、そのことについて経験を交えて書きたいと思います。

産休・育休への漠然とした不安

万葉には、子育て中の現役エンジニアが多く在籍しています(社長の大場もその一人です)。性別にかかわらずほとんどの社員が、子どもが生まれたら育休を取得しています。

それでも、私には、産休・育休をとって大丈夫なのか漠然とした不安がありました。

当時、感じていた不安を整理してみると以下の3つの要素がありました。

  1. 会社に迷惑をかける不安
    休職に伴う業務調整や手続きなどで会社に迷惑をかけるのではないか

  2. スキルを失う不安
    長期間現場を離れることでスキルが失われたり、新しい技術についていけなくなってしまうのではないか

  3. 育児との両立への不安
    復職後、育児とうまく両立できるのか

ですが、結果的に、安心して産休・育休を取得し、復帰することができました。そこで、復帰したてのこの機会に、なにが心境の変化につながったのかを思い返してみました。

どうして不安が解消されたか?

会社に迷惑をかける不安

会社に妊娠を報告した際に、迷惑をかけてしまうことを申し訳なく思っていると伝えました。すると、お祝いの言葉と共に、迷惑に感じることなどない、とにかく身体を大事に過ごすようにと強く言っていただきました。

妊娠報告後は、調整の利きやすい社内案件にアサインしてもらえたおかげで、つわりが辛かった時期も無理せず過ごすことができました。この点は、とてもありがたかったです。

また、産休・育休に関する手続きについては、バックオフィスメンバーより「安心して過ごせるようにサポートします!」という暖かい言葉をいただきました。

産休・育休に関する手続きは、社会保険が絡んでいたり申請のタイミングがそれぞれ異なっていたりして煩雑なのですが、しっかりサポートしてもらうことができ、私の負担がなるべく少なく安心して過ごせるようにと配慮してくださったことも、とても心強かったです。

こうした会社の対応や、そこにいつもある温かい心遣いのおかげで安心することができました。

スキルを失う不安

スキル面については、不安を解消してくれた印象的な出来事がありました。

私が産休に入る前の面談でのことです。

役員に「産休・育休中もコードを書いたり技術書を読んだりして、なるべく衰えないようにしたい」と伝えたところ、

「産後は想像以上に何も手につかない。とにかく人として生き延びることを考えて!」
「育休明けは少しずつ慣れていったらいいから!」


と、とにかく生き延びるのを最優先とするよう強く勧められました。

ちなみに出産を経験した今となっては、産後の母親は身体も情緒も不安定な上に寝不足の状態で、大事な我が子の命を守るのが精一杯ということがわかりました。

そんな中もし「育休中もスキルを磨いて頑張る」を目標にしていたら、日々できないことばかりが目について辛い気持ちになっていたことは間違いありません。

余裕があるときは簡単なコードを書いたり技術書を読んだりもできたのですが、その際も追い詰められたような気持ちではなくて、やりたいことをやっている感覚で取り組むことができました。

育児との両立への不安

育児との両立については、まだ取り組み最中ではありますが、安定して日々のルーチンをこなせるようになってきたように思います。

目下、子どもの発熱などで自宅保育が必要となるケースが悩みの種なのですが、自治体が運営する病児保育室を利用したり、会社の特別休暇を利用したり、会社から補助を受けられるチャイルドケアサービスの会社に登録したりしています。

それでもやむを得ずお休みをいただく場合も、周囲の理解があり、「お大事に」「お熱下がるといいですね」と励ましをいただけることがとても心強く感じました。

復帰したら、会社の制度がさらに良くなっていた


このように、妊娠してから産休・育休を経て復帰するまで、万葉の各種サポートがありがたいと感じていたのですが、復帰してみて、ちょっと驚いたことがありました。

産休取得前にはなかった次のような制度が追加されていたのです。

  • 新型コロナウィルスの影響で業務が困難な場合に利用できる特別有給休暇

  • CS系の大学や基本情報などの勉強に業務時間内に取り組むことへのサポート

  • AI活用およびAI活用費用の補助

このことに気づいて、万葉は働きやすい環境を目指して変化しつづけているんだなということを実感しました。

今は「育児と両立できるか不安」という気持ちよりも「育児と両立しつつ、会社に貢献していきたい」という前向きな気持ちで取り組めています。

個人の生活を大事にする文化

言葉にするのが難しいのですが、産休・育休を通じて、万葉にはよくある「育児に理解がある会社」というような言葉では表現しきれない良さがあると感じました。突き詰めて考えたところ、それは「個人の生活を大事にする」文化だ、という気がします。

万葉は、万葉を一緒に作っていくメンバーが働きやすい環境を目指しており、その目指すべきところの1つとして「個人の生活を大事にしたい」と考えています。

万葉は、さまざまな状況にある人たちが気持ちよく働ける環境であるように、社員個人の生活を大事にしたいと願っています。

万葉で働いてみませんか? - 株式会社万葉 より

例えば、個人の生活を大事にするために以下のような仕組みがあります。

  • 所定労働時間7時間

  • リモートで働く

  • 業務時間内に技術の勉強ができる

  • 希望に応じて週4や時短などの柔軟な働き方も選択できる

これらの仕組みができたのには、万葉で働くメンバーの「こういう生活をしたい」という想いを実現するために力を尽くし、お互いの想いを尊重しあってきた背景があります。

例えば「家族で夕食を囲みたい」という想いから所定労働時間7時間を実現し、「住み慣れた場所で働きたい」という想いからリモート勤務を導入しました。

他にも「スキルアップのために兼業したい」「気持ちに余裕を持たせたい」「もっと学びたい」などの想いに対して、万葉で働くメンバーどうしでサポートしあったり、会社として仕組みを作ったりして、お互いに働きやすい環境を目指しています。

その背景には、個人の生活を大事にする万葉の良い文化がしっかり根付いていると感じました。

最後に

産休・育休を通じて感じた万葉の良さや文化を言葉にしたくてこの記事を書きました。万葉をつくる一員として、これからもこういった文化を大切にしていきたいと思います。


株式会社万葉ではエンジニアの採用を行っています!
https://everyleaf.com/we-are-hiring

※本記事を読んで、万葉の価値観に共感し、一緒に働きたいと思ってくださった方、万葉での働き方やなどついてカジュアル面談で気軽にお話しませんか?ご興味のある方は、採用担当の櫻井(@tatsuoSakurai)までTwitter DMください。