体調を崩してわかったこと

当たり前ですが健康は本当に尊いです。
そして日々の生活習慣って本当に大事です。
その蓄積によって病気が引き起こされることが多いように思います。

先日勤務中に激しいめまいと吐き気に襲われ、救急車で救急外来に運ばれました。5年前にも一度同じような立っていられないようなめまいと、車酔いの時の様な吐き気を経験しました。最近の職場のストレスと天気と気圧の急激な変化により自律神経が不安定になったからでしょうか?

救急車が職場に到着して救急隊員の方々が来ました。
テキパキとした対応と気遣いに本当に感謝しています。
身分証明書を鞄の中から探す時もその都度声をかけてくれます。
とても丁寧でした。

救急外来に着くと若い女医さんが親切かつ適切に対応してくれました。
夜の9時頃だったでしょう。
おそらく夜勤のお医者さんや看護師さんがテキパキと働いていました。
私が着いてからも次々と患者さんが運ばれてきます。

『すみません。命に関わる方が2名いらっしゃるので時間がかかるかもしれません』

めまいと吐き気どめの点滴を打たれ、後は安静にしてるだけだったので私は構いませんとお伝えしました。

考えてみると普通に生活していて命に関わる状態の人に遭遇することってないなあって思いました。
一生のうちで2名会うか会わないか。それも人によるでしょうが。
けれども救命救急で働いてる方や、病院で働いてる方はそういう人にたくさん出会ってる。これはすごいことなんじゃないかなと思いました。
それが仕事でしょ。
と言われればそれまでかもしれません。
けれども私はそれはすごいことで、それに向き合ってる医療従事者の方はとてもすごいなと思いました。

はたと我に返って、仕事ってなんだろうって考えました。

私は接客業をしています。
コロナ禍からの売り上げ減で本社からは売り上げを取れと言われています。
非正規雇用の我々にも言って来るぐらいだから、営業さん達はもっときつく言われてるでしょう。
厳しい状況の中、お店では無理にでも売り上げをあげようとする販売員も当然出てくるわけです。会社、ひいては自分たちの生活を守る為には必要なことだと思います。でも、売れない。お客様は来ず、販売員同士の少ないお客様の取り合いになる。頻繁に買ってくれる常連さんでもいればまた違うでしょうが。
しょうがない。しょうがない。と自分を納得させて心をすり減らし日々頑張ることは本当に必要なことなのでしょうか。
正しくはないがどうしようもないこと。
そういうことなんでしょうか?
そんな販売員がいるお店に来たお客様は本当に満足して買い物をしていただけるのでしょうか?
次に繋げる為にもゴリ押ししない接客を心がけ、お客様に喜んでいただけることを第一にした方がいいんじゃないだろうか?
最近、私が悩んでいることです。

このコロナ禍は様々な人々に影響を与えています。

遠い海の向こうの国で起こったことが、自分の生活を脅かすことになるなんて考えもしなかった。
今、大丈夫な人もじわじわと苦しい状況に追い込まれていく可能性もある。

そんなとりとめもないことを救急救命で一生懸命働く医療従事者の方々の気配を感じながら天井を見つめ思っていました。

誰もが一生懸命生きて来て、きっと一生懸命やってれば幸せになれる、うまく行くと思って生きて来たのに。

『これが人生だよ』

そんな言葉で片付けられるのはあまりに簡単すぎるのではないのでしょうか?

だからと言って答えもでず、ただひたすら耐えるしかないというのでしょうか?
こんな時こそ自由な発想で既存の考え方を壊して前に進む以外ないと思うのですが、さて、頭の硬い旧時代のお偉いさん達は考え方を変えることができるのでしょうか?

とにかく今までの常識が通じなくなって来てます。
のれんで営業していた会社は痛い目を見るかもしれません。

私たちもこれまでの生活様式を自ら壊して、新しくしていく必要があるかもしれません。

何はともあれ健康第一。
健康が一番の財産だと気づいたのでした。



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