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誰が誰を好きでもいい

足立区の議員さんが、LGBT問題と少子化問題を絡めて問題発言をしたことで、ちょっと思い出したことがあり、今日は思い出と共にそれを書きます。独り言です。

今から40年ぐらい前の話から。

私の実家は、東京の下町にあります。戦後、地価も安く、商店街も近くにあり、お財布にも優しいということで、老若男女、色々な人達が住んでいました。

我が家は、戦後すぐ祖父母の代から住んでいるので、孫の私は勝手知ったる、と言ったところでした。

狭い地域社会ですので、ピンポンなんかもなく、当時はご近所さんも玄関をガラガラっと開けて、「こんにちは~」と来るようなところ。

周りの大人が「あれは、〇〇さんちの〇〇ちゃん」と知る時代。幼稚園から一人で近所をふらついたり、お友達と遊びに行ったりが可能な時代でもありました。

ある日、小学校低学年の頃だったと思います。一人でお寺の前を通りがかると、一人の小柄な男の人が、走るように逃げてくるのを見ました。

その人は今まで近所で見かけたことはなく、その当時の私が見ても、あまり恰好のよい状態ではなく、薄汚れた服を着ていたように感じます。

追ってくるのは、2、3人の小学生らしき男の子。石を持ち、投げながら来ます。

「怖い!」当時の私が直感的に感じた感情です。

すぐに走って逃げました。

家に帰り、その状況を事細かに(女ですからね。どんな時も意外と見てるんですよ)祖母に話したら、

「ああ、それはあれだね。夜の商売で、ちょっと変わってる人だから(当時はLGBTの概念がありませんから)見たことなくて当然だよ。ほら、あんたも近くに来たら、石でも投げて逃げといで」と言われたのを覚えています。

祖母の顔から理解する、相当な嫌悪感でした。

後でわかったことですが、その方はゲイだったようです。

(さらに大人になって聞いたことは、当時近所に住んでいたその方は、色々な方に迷惑をかけていたようで、よく思われていなかったようです。)

あと、小学校も中学年ぐらいになった時には、優しい顔つきの男の子、体型もちょっとふっくらして、やさしい男の子がいました。その子は、女の子口調で、幼馴染の女の子と遊ぶのが好きでした。

そのため同級生には「あいつオカマだ」と言われ、以降ずーっと卒業するまで言われ続けていました。

その男の子は、どうやら、女の子と遊んでいるほうが楽しいようで、色々言われながらも、女の子とだけ遊んでいました。

一度だけ、「どうして女の子とだけ遊んでるの?」と聞いたことがあります。そうしたら「こういう遊びが好きだから。」と言っていました。

卒業後は、地元の中学にいなかったので、きっと私立か、転居したのだと思います。

高校生になると、女子高に通っていたのですが、一人、とっても人懐っこい女の子がいました。

可愛くて、ちょっとふくよかで、自分でナイスバディとか言っちゃうタイプ。でも女子高の友達付き合いは上手くなくて、ちょっとから回るタイプ。でも根本は優しい。

パッと見た目は男の子ウケする顔と身体で、学校にいると、気に入った子にべたべたと触りまくる。朝、帰り、体育なんかの着替えでも。

さすがに周りもやりすぎ!ってなって、その子に「レズ」ってあだ名のようによぶようになると、本人は「私はバイだから」と言っちゃう感じ。

私はその子によく抱きつかれ、どうしたらいいのかわからなかったのを覚えています。毎日毎日学校でその子に会うなり抱きつかれるので、周りにいい加減色々言われ、つい「もうやめて!」って強めに言ってしまった。

「あ、言い過ぎた?」と思ったのもつかの間「いいじゃん、好きなんだもん。私だって誰でも抱きついてるわけじゃないんだよ~」といわれ、それ以降抱きつかれることはなかったのですが、、(ちょっと寂しく思ったりして)

これは大人になった今でも思う。あの時どうするのが正解だったのか?

そして大人になってから、いわゆるゲイバーと呼ばれる場所に行く機会があり、女よりも女な方たちにびっくりし、感動するほどダンスが上手で、きれいってどういうこと?と思ったのも覚えている。

でも、そのゲイバーの方たちは、男女7人ぐらいで行った中、私たち女数人にはすごく当たりがきつかった。これはキレイでもいただけないな。と思った。

最近では、高校生の子供と一緒に外出した際に、電車で。

明らかに大きい男の子なんだけど、体型細目で、フリフリのすごいカワイイ洋服来てて、髪の毛もくりくりで、ふわふわで、顔も可愛くメイクしてて、

最初、「可愛い子がいる~」って子供に話しかけたら、「あれ男だよ」って。

親子そろって、「え?!すごくない?レベル高っ」「その辺の女負けるわ」って、思わず2度見、ガン見した。

LGBTって括りをしてしまうと、ちょっと気構えてしまうけど、こうして考えると、別に括りって必要なのかな?

誰が誰を好きでも、どんな格好が好きでも、どういう趣味嗜好があったとしても、いいんじゃないかな?って、思う。

人は人、私は私。お互いを尊重できればいいし、尊重してもらえるようにすればいい。

って話をママ友にしたら、

「そんなこと言ってるけど、もし、息子くんたちが、ゲイだったら、そんなこと言ってられる?」と言われました。

たぶん、そのママ友は、理想はそうだけど、自分の息子がそうなら許せないなという感覚なのでしょうね。

私は別にいいんじゃない?と思う。

だって、息子たちが大好きと思う人なんだから、きっといい人。もし法律を犯すような悪い人なら、そういうの関係なく許さないけど。

そうそう、最初の足立区の区議さんの話。

このニュースを長男と聞いていたら、長男が、「あ、俺LGBTじゃないと思うけど、俺の彼女は2次元だから、少子化に貢献できないわ」(笑)と。

ま、そんなのもアリだよ。と。音ゲーをしながら息子。

でも母は、生身の良さも知ってほしいなと思う。

「人様に迷惑かけず、自分の好きなことをして生きていけたらいいね。」と。長男に言って気が付く。

デジャブ?!

あ、違う!

自分の親もおんなじこと言ってたんだわ。


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アロマテラピーアドバイザーで、コスメコンシェルジュでケアストレスカウンセラーの40代後半女です。

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