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復職したての良くない傾向

復職して約1か月。
一番難しいのが、仕事と家庭のモード切り替えだ。

子どもたちを迎えに行き、家に着いてご飯を食べさせているのにも関わらず、頭の中はさっきまでしていた仕事のことでいっぱい。
今考えても仕方ないことをぐるぐると考え、気づけば無表情、無言で黙々と子どもの口にご飯を運んでいた。

時短勤務にしているため、限られた時間でさっさと家事や育児をこなせばそこまで無理なスケジュールではない。
余計なことをしなければ時間がなくなって寝る時間が遅くなるということはないのだが、裏を返せばダラダラしている時間はどこにもない。

そんな生活にもだんだん慣れてきたころ、大雨が降った。
ベビーカーに子どもに阻まれながら雨避けをセット、下の子は大柄の1歳だが無理矢理抱っこ紐に装着して、大雨の中、大騒ぎしながらの送り迎えだ。

都内の多くの保育園がそうであるように、うちの子どもたちの通う保育園は車での送迎は禁止されている。
しかし雨が降るたびに堂々と車で来ている人もいる。
以前の私なら、全く気にしなかった。気にしたとしても、具合が悪いのかもしれないし、なにか特別な事情があるのかもしれないと、思うくらいで嫌な感情ひとつ出なかった。
それがその日は、堂々と送迎している親を見て、みんながルールを守っているのにけしからん、という思いが出てきてしまったのだ。

我ながらよくない傾向だな、と思う。
他人のことにそのような悪い感情を抱くのは、決まって自分に余裕がないときだからだ。
自分が幸せで幸せで仕方ない、誰かにこの幸せ分け与えたいといった状況なら、そこに車が停まっていることにさえ気づかなかったかもしれない。物理的に車には気付いたとしても、送迎しているかどうかなどどうでも良い話だったはずだ。

この調子で仕事に慣れていったら夏にもフルタイムにしようと思っていたのだが、自分が思っているよりも多めに余裕がある生活を心がけた方がよいなと感じた出来事だった。

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