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時が止まればいいと思うほどの幸せ、そして老化

以前の私は、努力や我慢を続ければ、幸せになれるその日がいつか来るものと信じ、心を無にして無駄に嫌なこと不快なことを続けていた。常に変化を求め、チャンスと見れば必ず挑戦した。こう書くと聞こえはいいが、常に現状に不満を抱え、ここではないどこか、今ではないいつか、得体のしれない不確実なものに期待して、希望を見出すよう自分を鼓舞してやっとそのままの生活を続けるモチベーションにしていた。

休職し、仕事を離れ、家族とたっぷり一緒に過ごし、しっかり睡眠と栄養を取り、あいた時間には読書や趣味に使う生活を1年以上続けたところ、これまでにない幸福感に満ち溢れた。このまま時が止まればいいのにと思うほどのあたたかい感覚だ。家族の身やこの幸せな生活を脅かすものを恐れるようになった。事件や事故、地震などの天災を以前よりも恐れるようになり、極力変化を避けたい思考になっている。

私は老化しているのですか?

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