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坂本たちのクラスには女子バレー部キャプテンの江藤もいた。女子バレー部はこの学校の中でも…
「ていうかさ、小春もいい加減LINEとかやってくれないかな? 学校じゃあんま話せないから、…
坂本の謝罪から始まったホームルーム。クラス内の空気は少しずつ変化を見せていた。 「私…
クラスでの信頼を取り戻し、文化祭のクラスでの出し物を取り仕切ることになった坂本。革命に…
坂本と加賀は、クラスメイトである江藤を味方につけるための作戦を考えていた。彼女を味方に…
「今だけは生徒会とか白の会とか関係なく江藤ちゃんとして話しを聞いてほしい」 加賀から…
「楽しくはないけど、これが私の望んだ状態だよ」 江藤は加賀にそう言い切った。ここで加賀たちとの関係が終わってもいい。そんな覚悟が江藤の中にはあった。 「だから、ごめんけどこの話は馬場に報告するよ。多分生徒会から妨害を受けるから、革命はもう出来ないと思うけど、これも私の選んだ道だから。ごめんね」 江藤は加えてそう言うと、この場を去ろうとした。自分の選択は間違っていない。そう自分に言い聞かせ、加賀に背を向け歩き出す。 「江藤ちゃんも、一緒に革命起こさない?」
加賀は、江藤との一件を坂本へ話した。江藤の本音を聞き出そうとしたこと。革命について話を…
坂本は加賀の話を聞くと、今度は自身で江藤と話にいくことにした。 「小春が? ……そっ…
坂本は江藤に「なぜ革命のことを馬場に話さなかったのか」を訊ねた。江藤は馬場に革命のこと…
坂本に抱き寄せられた江藤は、そのまま少しだけ涙を流した。 「……正解はいつだって自分…
馬場は体育館で江藤と話した後、その足で生徒会室へと戻った。生徒会室には副会長の仙波の姿…
それから坂本と加賀は文化祭に向けての動きを始めた。まずは分開催クラススローガンを『革命…
「プチ革命!?」 加賀は思わず声をあげた。 「そう。プチ革命を起こすのよ。」 坂本は驚く加賀をよそに冷静に答えた。 「ごめん。まだよく理解出来ていないんだけど、そのプチ革命ってどういうこと?」 「その内容はまだ考え中よ。要は、口じゃなくて行動で示そうよって意味だよ」 「行動で?」 「うん。前回は、『革命がこの学校に必要だし、みんなにとっても大切なことだよ!』って集会を通して口で広げてきたじゃない? でもそれじゃあ人を動かすことは出来なかった。そん