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番外編! シャニマス声優さんに歌ってほしい曲座談会!

どうもこんにちは、生乾き三十郎と申します。
皆さんは普段、どんなことを考えながら音楽を聴いていますか? 

私はというと、もっぱら『この曲をあのシャニマスのアイドルが歌ったらどうだろう?』という妄想を抱きながら聞いています。皆さんも経験がないですか? 
この歌声、この歌い方……あのアイドルに似ていないか? 
この歌詞……あのアイドルが歌ったら深みが出そうじゃないか?
私は仲間内のオタクを招集し、何度かこの漠然とした妄想をかたちにしようと何度か座談会を開きました。

https://note.com/everyday0fun/m/m145345173a0d

アイドル個人によるカバー曲、ユニット単位でのカバー曲、はたまたユニットの垣根を超えたシャッフル編成でのカバー曲。noteとして投稿した以外にもたびたびこの座談会は開かれて、納得感のあるカバー曲を何度も見せあい、聞かせあう経験を重ねてきました。
そんな中で度々オタクが口にしたのは……

「これ、このアイドルっていうよりは……この声優さんの歌い方がいいんだよね」
「このアイドルの中でも、声優さん寄りな側面の方にスポットライトを当てた選曲で……」


アイドルマスターというコンテンツは、特にアイドルと声優さんの距離が近いです。キャスティングの際から両者の間の親和性を問うている部分はありますし、実際にライブを見ているときでもまるで演者さんがアイドルそのものになったかのように、キャラクターの輪郭が重なる瞬間があるのです。

それならばいっそもう、声優さんにカバーしてほしい曲として集めてみるのはどうだろうか?

2023年、新春の候。
冬はまだまだ真っ盛り、されどオタクたちの情熱は燃え上がる。

【参加者】

☆生乾き三十郎(@Heyabosi_Sigati/@Heyabosi_suki)
今回の主催者兼記事の執筆者。田中有紀さんの番組『田中有紀の宇宙センターたなかゆき』は毎回欠かさず視聴し、お便りを送っている星くず。他の声優さんの番組もちょくちょくかいつまんで見ている。


☆リヒテンシュタイン(@todume)
女性声優のガチ恋夢女になりたかったパンダ(30代男)。
「礒部花凜のどなたか助けてくれませんか?(@icarin__newch)」が生きがい(公式ハッシュタグ #かりんのHP )。
女性声優に関しては割りとDD。


☆kicchu
河野ひよりさんのツイートを主食にしているオタク。在宅ワーク中にシャニマス声優さんの番組を作業BGMにする程には広く浸かっている。


☆仮湯リュウヤ(@kariyu0129)
えりち大好き冬優子P
えりちに禁煙を誓いただいま減煙中
「涼本あきほ・幸村恵理の綺麗なバラにはトゲがある」
「幸村恵理のこの木なんの木?」
「幸村恵理のへんぼっけ」
などえりちの出演番組はいずれも入会済み。
他にも色々なシャニ声優番組を見ているが今回は割愛


☆レギュレーション☆
『シャニマス声優さんに歌ってほしい曲』として各自3案を用意する。
特に人数や楽曲に縛りはなく、声優さんが3案の中で被っても良いとする。

☆座談会の進行☆
①事前に各自考えてきたカバー3案のうち1つを一巡ごとに発表していく。4人発表し終わったら2巡目、またその次……と5回繰り返す
②各巡における発表順は話し合いで決定する。
その時々発表したい人が発表する。
③参加者は各自手元のサブスクなどを活用し、聞きながら感想を語り合う。
④勝ち負けなどは何もなし、ただ「良い……」と言い合おう!

↓ それではさっそく行ってみましょう! ↓

☆1巡目

【1番手 リヒテンシュタイン】

リヒテン:俺の一曲目はこれだ!

菅沼千紗、山根綺
「美しい歌はいつも悲しい」TWEEDEES

リヒテン:俺実はあんまり言ってなかったんですけど男装……好きなんですよね

カリユ:お~……なるほど

リヒテン:今回持ってきたこの曲は、結構CDジャケットでスーツを着られているアーティストさん方の曲なんです
曲を選んだ理由の一つに、菅沼さんとややさんにそんな恰好をしてみてもらいたいって言うのもあって

一同:(笑)

リヒテン:声の感じがこの二人だと似てるかなっていうところで取って来させてもらいました

kicchu:うん、ですよね。声質がすごい似てるなって思いながら聞いてました。これはもともとはボーカルはおひとりなんですかね?

リヒテン:はい、その通りです。もとは一人の所をお二人で歌い分けしてもらいたいなと

リヒテン:声優さんの曲をイメージするときに、結構その声優さんではじめに知った役でイメージが固まるところがあるじゃないですか。

生乾き:うん、そうですね

リヒテン:俺はこの二人はシャニマスで知った声優さんで、ややさんなんかは美琴の少し哀愁のある感じというか、大人っぽい感じの声が印象的だったので。その声質のイメージは強いかもですね。

生乾き:結構曲としては高音多めなんですね。シャニマスではシーズは高音はにちかが担当することが多めで、美琴さんにはあんまりないイメージで新鮮な感じがします。『声優さんにカバーしてほしい』の企画にすごい沿ってる気がする。

リヒテン:美琴さんをやる時の雰囲気ではあるんですけど、どちらかというとやや様として歌ってほしいって感じですね

kicchu:菅沼さんのちょっと掠れる感じの声も合いそう

リヒテン:この二人の丁度間ぐらいの声じゃないかなと

kicchu:あ~、そうですね! 確かに、それもある

kicchu:菅沼さんが英語パートをどんな感じで歌うのか、面白いですね。いい声の抜き方で歌ってくれそう。

生乾き:やっぱ声優さんの歌い方にフォーカスして持ってこれるからこの企画は新鮮でいいよね

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
一曲目から二人の組み合わせでの案が登場。どちらも大人な歌い方が印象的なお二人で、シャニマスの担当されているアイドルも少し大人な雰囲気があります。ですが、この曲は美琴でも摩美々でもない……別ジャンルの大人っぽさが滲み出ています。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【2番手 kicchu】

kicchu:俺もね、やや様で一個持ってきてるのよ。繋げていきたいな

山根綺
「フロントメモリー feat.川本真琴」神聖かまってちゃん

生乾き:おお?! 神聖かまってちゃん!?

カリユ:お?! フロントメモリーだ!!!

kicchu:結構知ってる反応かな?

カリユ:神聖かまってちゃんも知ってるし、フロントメモリーは『恋は雨上がりのように』の実写版の主題歌でしょ? 俺原作好きで映画も見に行ったもん!

生乾き:お~、本当に詳しいんだ

生乾き:あ~~~~、”こっちの”やや様ね!

kicchu:そう、”こっちの”やや様よ! 滅茶苦茶声質似てると思うわ!

生乾き:うわ~~~~、わかるな

カリユ:わかる、すごいわかる

kicchu:さっきのリヒテンさんの案とは対照的な側面の方のやや様だと思うんだよね。

kicchu:ちょうど数日前にYoutubeでやや様の『祝福』カバーが公開されたじゃん

生乾き:激熱よね

kicchu:そこから、こういうのもあるのかと。どっちかっていうと話口調のやや様の歌を聞いてみたくてね

生乾き:すげ~わかる。トークのときとかのはっちゃけてるやや様の感じがすごい出てる

kicchu:歌詞の口調とかもすごい本人の気質みたいなのに即してると思うんだよな。『マジあっちーし』とか言ってほしい

一同:(笑)

リヒテン:高校生の頃のややさんは言ってたよ

kicchu:ややさんのはっちゃけてる感すごい好きなんだよな。ストイックでかっこいい方なんだけど、こういう面もあるのってすごい魅力的じゃない?

kicchu:ラスサビ後も好きなんだよな。段々感情が強くなっていく部分というか

リヒテン:Yeah!の繰り返しがちょっと「やや」に聞こえる……

kicchu:そうなんすよ!笑

リヒテン:ちょっと音だけ聞いてると「ややややや~」みたいな笑

kicchu:そうそうそう!笑 そこに気づくとはさすがリヒテンさんですね笑

リヒテン:何言ってんすか、て呆れられるか半々でしたよ

生乾き:ちゃんと狙いだったのね

kicchu:裏設定ですねそれは

生乾き:いやぁ、凄い良かったな。一曲目のリヒテンさんのやつと併せてこの企画のうまみが存分に出たね

kicchu:うん、声優さんの持っている歌い方、その逆の系統がこうも早く出たのは面白い

生乾き:なかなか演じているアイドルではこうはいかないよね、声優さんだからこそだね。演技の幅と本人のパーソナリティと色々あるね

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
早速同じ声優さんが続けて登場! ですが歌い方はほとんど対極と言ってもいい。演じているアイドルから完全に離れたカバー案に一同納得の一言でした。
声優さんの持つ声の幅、それを知っている側の人間だからこその発想ですね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【3番手 生乾き】

生乾き:やや様は今回私ないからな~、少し空気を換えてもよいだろうか

生乾き:まあ、今回は三曲ということでこの方々かな~と。今回私は一人に一曲ずつで三案を持ってきましたよ

河野ひより
「I Wish」Milky Bunny

生乾き:ぴよで。

kicchu:お! Milky Bunny! フェアリーテイルね!

生乾き:フェアリーテイルのOPだね

kicchu:ぴよちゃんはこういう真正面の明るい曲がやっぱり合うからね

生乾き:声質も結構いいんじゃないかな~と、あと歌い方。

kicchu:歌いだしの世界観もいいよな~

生乾き:さっきのリヒテンさんの話にも合ったけど、やっぱり私もぴよには果穂ちゃんのイメージが結構強くて。シャニの現場ではそこから元気さ無邪気さにフォーカスされることも多いし、ぴよ本人もそれを意識してる部分はあると思うんだよね

生乾き:実際ぴよは背もちょっと高くて、お姉さんっぽいところも多い。でも果穂ちゃんの持ってる部分もちゃんとぴよも持ってるし。それらをいいとこどりできないかなと思って自分なりに探して持ってきました。

kicchu:いいね

kicchu:ホント、まっすぐさが合うよな~

生乾き:言語化はできないんだけど、サビがすごいそれっぽく思ってる

kicchu:『ありがとう、ちょっと照れるケド』の部分とかすごいぴよらしさが出来てると思う

生乾き:そうそう! そこそこそこ!

リヒテン:絶妙にカラオケとかで歌ってそうな感じがするなぁ……

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
アイドルと声優さんには近しいところがある。だけど、完全に一緒というわけではなくて、そこには必ず相違点が存在している……そんな微妙な境界を模索した一曲。
言語化の難しい狭所ですが、その感覚はオタク同士共感できるものがあるはず!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【4番手 カリユ】

カリユ:三人って言われたらまあ俺はとりあえずこうかなって感じですね

田中有紀
「じょいふる 」いきものがかり

生乾き:あ~、”こっち”のゆっきーね

kicchu:そう、”そっち”のゆっきーね! がっつり明るめで前に行け行けな感じの時の

カリユ:いやもう”合う”っていう確信があるから

kicchu:もうゆっきーが歌ってる光景がすぐ目に浮かぶわ

生乾き:まあ有紀なベイベーっちゅうことでね

kicchu:なるほど?笑 そういうこと?笑

カリユ:いやぁ~? そんなことないけど

kicchu:本当にそんなことない時の反応だ

生乾き:いやぁ、こっちタイプの可愛いゆっきーだな。すごい分かる。ゆっきーの笑顔と八重歯が見えるもんな

カリユ:カラオケで盛り上がった時に出る踊りをしてほしいな、ぴょんぴょん跳ねる感じのアイドルのライブとかではない仲間内とかのゆる~い感じのやつ

生乾き:いやぁ、見えるのよ……声優番組のカラオケ企画で歌ってて、他の出演者が椅子に座ってペンラ振ってる光景が見えるのよ

kicchu:それもう見た光景だろ

カリユ:見た奴じゃん笑

生乾き:かわい~~~

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
参加者はいずれも声優番組をそれなりに見てきた身。曲を聞けばすぐに歌っているイメージが頭に思い浮かんだようです。シャニマスの現場だけでは抱けなかったイメージ……オタクたちの共通認識が具体化されました。
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☆2巡目

【1番手 kicchu】

kicchu:じゃあ私が行こうかな

前川涼子
「L・O・V・E・L・Y ~夢見るLOVELY BOY~」Tommy february6

生乾き:りょんちゃ~ん

カリユ:知らない曲だ

kicchu:カリユさんは知らないかな、生乾きさんは聞いたら分かるはず

生乾き:マジ? 全然ピンと来てないけど

生乾き:あ~~~~~~~~~笑 これか、すげ~懐かしいじゃん

kicchu:これね、デオキシスの映画の主題歌

カリユ:あ、唯一映画見たから知ってるわ

kicchu:りょんちゃんの落ち着いてる中音域というか、それっぽい歌声はすごい感じてもらえると思うわ

カリユ:あ~、すごい分かるわ

生乾き:声質凄い似てるなぁ

kicchu:あとね……りょんちゃんと言えばね、子どもの頃に借りたサファイアを借りパクしたという逸話もあるからね

カリユ:そうなんだ笑

生乾き:ポケモンの中でも多分ちょうど世代ぐらいの曲になるよね

kicchu:ん~、そうね。りょんちゃん自身はあんまりポケモンわかんないみたいだけど

生乾き:(笑)

kicchu:この曲はシャニのアイドルカバー企画の時にも候補に合った内の一つ。甜花ちゃんに歌ってほしい感もあったんだけど、英語パートでちょっと悩んだ。それはそれで可愛い感じにはなりそうなんだけどね

カリユ:舌足らずな感じでね

kicchu:りょんちゃん自身色んな歌ってみた動画出してるから、考える材料は結構あったかな

※事務所のYoutubeチャンネルで数曲動画もあるので是非!

リヒテン:なんか曲のテンション感もりょんちゃんに合ってる感じしますよね。楽し気なんだけど、すごいノリノリアップテンポではない

kicchu:ですね、楽しく歌ってくれそうな感じはあります

生乾き:ホント歌ってみたの動画の感じだな。バストアップの画角で、コンデンサーマイク前にして歌ってる感じがある

カリユ:あ~、はいはい! わかるわ

生乾き:さっきのカリユさんの番組企画感とまた違った温度感を感じるわ

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
これまた声優さんのカバーならでは議論でしょう。『カラオケ企画向けの曲』か『歌ってみた動画向けの曲』か。どんな場でこの曲を披露してほしいか、その発想は私たちと同じ世界にいるからこそイメージがより具体的なものになります。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【2番手 生乾き】

生乾き:どうしよう、2番手行っていいですか? これね、ちょっと出したくてしょうがなかったんですよ

生乾き:私が今回持ってきた3曲の中ではこれが一番ベストマッチ感があると思っていて

川口莉奈
「ダダリラ」八木海莉

kicchu:このアーティストさんいいよね、生乾きさん好きだね

生乾き:正直だいぶハマってる。前にシャッフル編成カバー案の時に、『チームまりあ』でのカバー案でこの方の曲を持ってきたこともあったんだけど、私がもともとこの方を知ったのはこの曲だったんだよね

※シャッフル編成の案

kicchu:すごい好き、あの後全曲DLしたわ

生乾き:前はルカで強引に出そうと思ったんだけど、やっぱりちょっと違うなっていう要素があって。それが声優のなりちゃんならぴたりと符合するはずなので、お試しください

生乾き:これ”解答”だろ

kicchu:なりちゃんはこういうかっこいい曲が似合うよね~

生乾き:そうなのよ。アバンギャルドというかクールというかモードというか、そういうかっこよさがありつつ、可愛らしさもしっかり持っているところがすごい合う。

生乾き:そして曲がちょっとボカロっぽい!

カリユ:あ~、確かに

生乾き:シャニ声優ってボカロ世代ドストライクなんだよね。結構番組とかでも仰る方多いので、近い雰囲気の曲だと馴染みやすいのかな~って

kicchu:すごい、女性声優が椅子に座ってみている中でなりちゃんがマイクを持って歌ってるのが目に浮かぶわ

生乾き:(笑) この曲はカラオケ企画寄りの温度感だよね

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
この曲、この部分はバッチリあのアイドルにあっているのに……この部分が少し違うかもな。そういうこれまでのカバー座談会でやむなく提出を断念した案が息を吹き返した一幕。キャラクターと同じで声優さんも深掘りすれば色んなパーソナリティが見えてきます。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【3番手 リヒテンシュタイン】

リヒテン:それでは三番手行ってもいいですか?

関根瞳
「25コ目の染色体」RADWIMPS

生乾き:おお?! ひとみんか

リヒテン:俺あんまり言ってこなかったんですけど……ひとみんがクリパの時にやった時とか、この前星野源の曲やった時とか、ひとみんの男性っぽいボイスの時すごい好きなんですよね

一同:(笑)

リヒテン:それでこの曲を持ってきました。男性ボーカルなんですけど、ごりごりの曲というよりはちょっと優しい感じの男性ボイスで。

kicchu:RADね~、ゆったりした曲調で、歌うところのイメージができますね

kicchu:ひとみん低音で歌うことってあんまりないよね~、めちゃくちゃ歌い方を変えたカバー案が初出なので新鮮です

リヒテン:どうなんでしょう、地声は結構低いトーンなのかも? 女性の中では、なので男性のちょうど高音域ぐらいのような気もします

kicchu:ちなみに、この曲に……ひとみというフレーズは入ってますか!?

リヒテン:いやぁ……どうなんでしょう、そこまでは意識してなかったな笑
……あ、でも『目』なら出てきますよ

一同:(笑)

リヒテン:俺もそれちょっと考えはしたんですけど、ぱっと思いついたのが『瞳を閉じて』だったからさ

一同:(笑)

kicchu:平井堅ですか笑

リヒテン:瞳を閉じちゃうのもな……笑

リヒテン:すごい昔語りおじさんになっちゃうんですけど……RADも俺が大学生ぐらいの時に知って、その時はこういう感じの曲が多かったんです。最近は君の名は以降の新海誠テイストの曲が増えましたけど

カリユ:あ~、そうですね。ちょっと今の流行と違うかも

リヒテン:俺はこれぐらいの頃のRADの曲が好きで、それで取って来させてもらいました

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
声優さんの演技の幅から妄想を膨らませてきました。普段よく見る演技とは違った演技、だけど印象的な演技。もっとそんな演技を見てみたい! その欲望も声優さんならではでしょう。挑戦的なカバー案ですが、その欲望は非常に共感を得られたようです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【4番手 カリユ】

カリユ:じゃあ、最終は僕ですかね

北原沙弥香
「ありがとう」SUPER BEAVER

リヒテン:ゆっきー、さや姉……いったいどういう人選なんだろう

kicchu:皆目見当もつきませんね

※茶番

kicchu:一瞬またいきものがかりなのかと思った

カリユ:SUPER BEAVERです

kicchu:どんな感じなんだろう、かっこいい寄りなのかな?

カリユ:そうだね。まあ俺がこういう感じの曲をさや姉に歌ってもらえたら泣いちゃうぜ、っていうだけのチョイスなんだけど。

カリユ:さや姉もハスキーで低めな声なので合いそうな感じはすると思うんだよね

リヒテン:うん、合いそう

kicchu:リヒテンさんもだけど、女性声優さんが歌う男性ボーカル曲って意外性がかなり強いよね

カリユ:ビブラートの感じとかがすごいさや姉っぽいなって聞いたときから思ったんだよね。さや姉ってやっぱ人一倍歌詞に思いを込めてるなって思わせてくれる節があるから、それと併せてこの曲を披露したらすごい心を震わせられると思う

カリユ:そんで「これが北原」を視聴しててすごい思うのが、応援してるファンに対して感謝の言葉とかリスナーのために何かをしたいっていう思いを口にしてくれるので、本人の性格にも結構ピッタリかなって

※北原さんのファンへの想いが聴ける公式切り抜き

kicchu:なるほど、個人の性格にもフォーカスしたチョイスなのね

リヒテン:メッセージ性としてはシンプルだからこそ、胸に響くものがありますね

kicchu:実際歌ってるところを見ると胸に来るものがありそうだなあ

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
声優さんの芸能活動における姿勢と歌詞のメッセージとを繋げた発想の一曲! 曲調もさることながら、その歌詞の親和性に一同感嘆してしまいました。
アイドルを追って出会った方でも、追い続けるうちに応援する対象はきっと広がっていったはず。拡張された思いの果てで出会えた一曲として、非常に感慨深いです。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

☆3巡目

【1番手 生乾き】

生乾き:じゃあ私が行こうかな

生乾き:三人目の声優さんということでね、今のところぴよとなりちゃんで全然共通点見当たってないと思うんですけど

リヒテン:気になってたんですよね

kicchu:謎だなあ

生乾き:この方が揃うと途端に分かると思うのでね

田中有紀
「桜日和」星村麻衣

kicchu:あ~~~~

生乾き:というわけでチーム三原色で取ってこさせてもらいましたよと

リヒテン:なるほどな~~~~驚きすぎて椅子から転げ落ちちゃいました

生乾き:田中有紀さんのお誕生日特番のカラオケ企画でYOASOBIの『三原色』を披露したところに由来する御三方なんですけれど、三枠という制限があるしどうせならと思ったんですよね

生乾き:一巡目でカリユさんがゆっきーの曲は考えてくださって、そっちの田中有紀さんもいるとは思うんですが。私は”こっち”の田中有紀さんを取ってこさせてもらいました。

カリユ:なるほどね……

kicchu:あ~~~~、”こっち”ね!

生乾き:これもお誕生日特番で披露した『神様はじめました』が発想の大元ではあるんだけど。シャニマスでは結構激しい曲を歌うイメージがあるゆっきーなんですが、優しく柔らかい歌い方も似合う方なんですよね

kicchu:声の伸びとかがいいよね

生乾き:しっとりと、伸びやかな歌い方をするとゆっきーすごくいいんだよ

kicchu:ホント高音の伸びが透き通るようだからゆっきーのこの曲聞きたいな、めっちゃいい

生乾き:シャニだとどうしても力強い曲を歌う印象が強いから隠れてしまう側面なんだけどね。いやぁ、共感してもらえて嬉しい

カリユ:これBLEACHのエンディングテーマか?

生乾き:そうです笑 すごい、よく分かるね

kicchu:ま~たBLEACHか、好きだね~

https://note.com/everyday0fun/n/n255d107875c2?magazine_key=m145345173a0d

※初回のカバー談議でもBLEACHから引っ張ってきた曲がある

生乾き:私にとっての青春のバイブルなので……笑

生乾き:田中さん今ね、事務所の声優さんが集まって結成しているCoe-monyというユニットもあるのでね。こちらはコーラスユニットのような側面が強いので、大人な歌声のゆっきーが聞きたい方は是非ね

生乾き:あれ? あれ? 明日……Coe-monyの単独公演、あれ?

生乾き:配信チケットは僅か1500円(別途システム利用料220円)? あらお安い~

kicchu:安いけど笑 がっつり宣伝ぶっこんできたな

リヒテン:生乾きさんもしかして明日東京に

生乾き:行きたかったな~(西日本在住の民) リスアニとかいろいろあって出費の関係で行けれないんですよね

生乾き:まあもし1500円がちょっと出づらいよ~って方がいらっしゃればね、サブスクの方でCoe-monyの前身ユニット的なNOW ON AIRの楽曲も聴けるのでね、こちらも是非ね

kicchu:めちゃくちゃ宣伝するじゃん

生乾き:Page for Tomorrowのね、田中有紀ソロとかね、すごくいいんでね

リヒテン:それで言えばKleisisもあるじゃないですか

生乾き:そうですね、まあでもあっちはアニメ・ゲームのタイアップとか多めなので割と歌い方とかはシャニ寄りかな~

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【2番手 カリユ】

カリユ:まあ俺もね、今のところ声優さんに繋がり見えてないと思うんだけど

リヒテン:ゆっきー、さや姉と来て……三人目は誰なんだろうな

生乾き:カリユさんの好きな声優さんって誰なんだろうな……

※茶番

カリユ:私がこれまで、何にお金をかけて、何に情熱を注いできたのか……実はこの方だったんですよ

幸村恵理
「愛を伝えたいだとか」あいみょん

生乾き:おぉ~~~~、名前見た瞬間たばこ辞めたくなってきたな

一同:(笑)

カリユ:嘘つけ!!!!!!!! 元から吸ってないだろテメェ!!!!!!!!! 吸ってないだろ!!!!!!!!!!!!!

kicchu:すごいキレるじゃん

カリユ:まあね、15秒だけお話させてもらったのでね……

※散々身内に擦られている禁煙ネタ(未だに禁煙できてないクズ)

kicchu:この曲自体は割と見たことある曲だよね

カイリュー:そうだね、結構ベタなところを持ってきました

カリユ:選曲理由はシンプルに、俺が大好きな曲を、大好きな声優さんに歌ってほしいっていうところなんだけど。サビが結構高音だし、えりち高音得意なので似合うかなって

kicchu:結構大人な歌詞だね。意外な曲調かも

生乾き:ん~、そうだね

カリユ:えりち本人っぽさ、ってところではないかもな

カリユ:あと選曲理由の一つとしては、えりちちょっと口悪いところあるんですよ。歌詞にそういうのはあるかも。そこが魅力的ではあるんですけど

kicchu:え、この歌は『クッソ』とか言うの?

生乾き:(笑)

kicchu:『クソデカの愛を伝えたい』とかないの

一同:(笑)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
好き×好き=最強!
これは人類史始まって以来の不変の真理です。
曲自体は普段歌うのとは少し違ったテイスト。でも、だからこその化学反応が大変興味深い一曲となりました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【3番手 kicchu】

kicchu:じゃあトリの前に行っとこうかな

峯田茉優、川口莉奈
「drop pop candy (feat.ギガ)」れをる

リヒテン:ボカロ好きな二人ですね~

kicchu:ボカロめっちゃ好きな二人。まだコラボをしてないですから! 歌ってほしいじゃないですか?

kicchu:この二人が好きそうな雰囲気があって、なおかつ、ちゃんと二人で歌える曲で考えました

カリユ:ギガとかそれっぽいなぁ。しかもこの曲か!

kicchu:サビはやっぱり二人で歌ってほしい。ハモリ感を聞いてみたいよな。あとこの掛け合いがね

生乾き:あぁ~、Reolの高音ってなりちゃんっぽいのか。そうか……なんか改めて聴くとすごい親和性感じるわ

リヒテン:高音なりちゃん、低音だまゆって感じで考えやすいけど、あえて途中で入れ替えたり組み替えてみたりしたいね

kicchu:歌声似てるところで単純に合わせてもいいし、歌割はいじってもいいかもね

kicchu:カラオケ企画でも歌ってみた動画とかでもどっちでもちょうどいい温度感になりそうじゃない? 

kicchu:だから……はやく……コラボしてくれ……

生乾き:いやぁ~、来てほしいね!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
シャニマスのアイドルを担当されている声優さんは現在20~30代に固まっており、ボーカロイドがニコニコ動画で隆盛を極めた時代に小学生や中学生だった世代です。彼女たちを繋ぐ大きな一要素としてボーカロイドは間違いなく存在していますし、その親和性は言うまでもない。
実際声優番組のカラオケ企画でもボーカロイド楽曲およびボカロP制作の楽曲は頻出しています。
今回提出されたこの二人の組み合わせが現実で見られる日もそう遠くはないかもしれませんね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【4番手 リヒテンシュタイン】

リヒテン:それでは、行っちゃっていいですか? 

リヒテン:この曲はもともと『グランドフィナーレ』っていう仮のタイトルがついていた曲らしくて、それで最後の順番に回してもらいたかったんですよね

kicchu:なるほど

リヒテン:というわけで……これです

シャイニーカラーズ九九組
「私たちはもう舞台の上」スタァライト九九組

一同:(笑)

カリユ:え????

kicchu:すごい変化球来たな、斜め上だ

生乾き:まあ説明を聞こうか

リヒテン:すごいこの前のスタァライトのオケコンの影響を受けてるんですけど笑

生乾き:はい笑

リヒテン:この曲は物語に一区切りをつけた感じがあるというか、大人数で歌うのにめっちゃいいんですよね。ライブ終わりのわちゃわちゃ枠みたいな感じでも行けそうだし、よくないですか

リヒテン:スタァライトは舞台で、シャニはアイドルじゃないですか。セリフとか台本とかは、そのまま歌詞とかに読み替えてみるとメッセージとしても通ると思うんですよね

生乾き:同じく演じる側ではありますもんね

リヒテン:ステージに立つ側としてリンクする部分はあるんじゃないかな

kicchu:今回レギュをだいぶ緩くしてあったけど、まさか初回から25人全員でぶっこんでくるとは思わなかったな笑

生乾き:笑っちゃったな、大胆すぎる

リヒテン:やっぱり企画やるからには全員出したいじゃないですか笑

生乾き:まあ、『声優さんに歌ってほしい曲』としての企画の締めくくりにはおさまりがちょうどいいですね

リヒテン:オケコンで感じたんですけど、あの空間って今まで頑張って来たことへのご褒美感がすごくあるんですよ。キャストに対しても、俺たちに対しても。

生乾き:なるほどな、この企画じゃないと成立しない要素かもですね

リヒテン:アイドルというよりは中の人、なんですよね

生乾き:実際私たちはライブに行って、キャストさん達の演じている姿とそうじゃないありのままの姿を見ていて、そしてその中の想いにも触れているわけですから。その経験からしてもこの曲のイメージは非常に作りやすいですね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
これは一本取られた、といった感覚です。
スタァライトという演じる側の物語を、シャニマスのアイドルを”演じている”声優さんと紐づけてきたその手腕に、圧巻の一言。
声優さん方は事務所も違えば、これまでの経験だって違う。
それでもいま彼女たちは、シャニマスというひとつの作品を、ひとつの世界を一緒になって作り上げる共演者たちなのです。
舞台上で何度だって輝きを見せられてきた私たち。
この一曲をシャニマス声優全員で歌ってほしいというその思いに、異など唱える筈もありません!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

以上、参加者四名による持ち寄った三曲の発表が終わりました。

今回はこれまでに経験のない、声優さんのカバー案。始まる前は少し緊張している様子もありましたが、発表が終わってみるとその完成度の高さと納得の行く選曲理由の数々に一同高揚した様子。

kicchu:これまでにアイドルでは何度も考えて来たけど、声優さんで考えるのはやっぱり新鮮だったね。また新しい観点から考えられるのはすごい楽しかったな

生乾き:純粋に歌い方で考えられるのが楽しかったな

kicchu:歌詞の解釈とかとは別に切り出して考えられるのもそれはそれでよかったよね

リヒテン:声優さん自身が番組内外でこの曲・アーティストが好きとか話している要素を拾うのもありだし、そこから離れて引っ張ってくるのも選出理由を考える過程とかが楽しかったです

リヒテン:シャニマスのアイドルだとコミュとかの印象が強くなりがちですけど、声優さんとなるとまだまだ知らない部分がすごく多いので新しい発見もありました

kicchu:だね、あんまり詳しくない声優さんを知るための一つのステップとしてもありだし、自分が推してる声優さんをより突き詰めるのにもありだった。カバー曲座談会の選択肢の幅として広がった感覚があるかな

今回の企画を通して、それぞれ見えてきたものやこれまでに感じたことのない手ごたえがあったようです。これまでにやってきたアイドルに合わせたカバー案は、そのシナリオという分かりやすい筋道が既に存在していたため、それに沿わせるものを考えればよかった。
しかし、声優さんとなると私たちでもまだまだ知らない部分が多い。それに、シャニマス声優さんというくくりでも既に25名(+α)の方がいらっしゃって、それぞれがそれぞれの芸能活動をしている。その全てを把握することなど不可能ですし、だからこそ、それを知ろうとする歩み寄りは有機的な活動です。ライブで見ている姿と普段の話している姿は違って見えますし、これまでに知らなかった一面を知れた時は、なんだか少しだけ嬉しい気持ちになるものです。
そうして自分の中で積み重なってきた、その方への認識を胸に抱いて見るライブや生放送は、また違った楽しみ方ができる筈です。

推していくという実感は何よりも幸福感の得られる、他にない没入感があるのです。

今回の記事を読んでくださった方の中に、声優さんに興味を持って、番組を見てみようだとか、Twitterを見てみようだとか、そんな風に心境が変わった人が少しでもいたならば幸いです。

それではここまでお読みいただきありがとうございました。

よい推し活ライフをお送りください。


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