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THE IDOLM@STER SHINY COLORS LIVE FUN!! -Beyond the Blue sky-に行ってきましたよ

ストレイライトってすごいんですよ。
本当に。

圧倒的な歌唱、ダンス、パフォーマンス。
練り上げられた技術とそれを支える実力、そして完全体に引き上げるのはユニットの中の結束……そこに私たちファンの声援が加わると、迷光は完全体に成る。

この二日間、いろんなシーン、思い出がありましたが一番沸かせていたのは間違いなくストレイライトです。

公演を締めくくる大トリとして見せてくれたネオンライトの輝きと乱舞、それに引き合わされた私たちの灯すペンライト。
シャニマスはアイドルたちの輝きを星の輝きに例えることがしばしばありますが、私はあの時に感じた熱とエネルギーを持って、彼女たちはあの瞬間においては『太陽』だったのだろうなと感じています。

それが出来るだけの存在として、このライブテーマを委ねられたことを、一ファンとしても喜ばしく思っています。

ありがとうございました。
この二日間ほど、ストレイライトという存在を応援してきてよかったと思うことはありません。

本当に良かった……!


この記事は私が両日現地で参加していて感じたことを楽曲の感想中心にとりとめもなく書き連ねたものになります。あくまで当時の観測時のままの記録なので、抜け漏れ・誤りなどが含まれる可能性があります。予めご了承ください。

1.公演テーマについて

今回のライブはかねてからの283プロダクションのアイドルたちのファンである女の子が、意中の相手(と思われる)男の子を誘って二人でライブに行くという初々しさあるファンの目線からの公演でした。二人が会場に着いて、283プロダクション全16人、4ユニットのライブを見ている最中……どこからか2枚の羽が舞い降りて、それを掴んだ途端、未来の283プロダクションの姿を目撃することになる──という筋書き。私たちがシャニマスというコンテンツにめぐりあい、今この日までに積み重ねてきたものを一気に回収していくような追体験。各ユニットごとの特色が最近のライブの中では最も出ていたものと思います。

セットリストでもその筋書きを辿るために、くっきりとフェイズ分けがされていました。

①≪現在≫初期4ユニットによる表題曲の披露

時間の超越

②≪未来≫追加組4ユニットによる表題曲の披露
(ストレイは後述の演出のためにスキップ)

③≪未来≫各ユニットごとにパート分けされ二曲ずつ披露

④≪未来≫283プロ全員、8ユニット28人としての全体曲披露

時間の超越

⑤≪現在≫283プロ全員、4ユニット16人としての全体曲披露

⑥≪現在≫新規ユニット、ストレイライトの楽曲披露

ライブとして展開も分かりやすく、初心者でも手軽に馴染んでいけるものになっていたように思います。アニメから入ってきた人でもすぐに分かる楽曲、そこから先にアイドルをより深く知っていける楽曲が続くことで手厚くフォローするような構え。もしこの先シャニマスに初めて触れる人にライブを見せるのなら、今回のライブが最適解になるのではないでしょうか。(ライブがただの楽曲披露にとどまらないというシャニマスの本懐も見せられますし……)

2.楽曲について

ここからは披露された楽曲ひとつひとつについて、簡潔にではありますが感想を述べさせていただこうと思います。披露順はバラバラですが、各ユニットごとにまとめています。

☆イルミネーションスターズ

ヒカリのdestination(day1)
虹になれ(day2)
Twinkle way(day1、2)
Happy Funny Lucky(day1)
PRISISM(day2)

シャニマスの看板役ユニットである彼女たちは、常にこの6年余りの歩みを最前線でリードしてきた立場です。今回のライブにおいて展開された朗読劇でも、多くの人を楽しく惹きつける魅力(FUN!)の象徴であり続けました。

「ヒカリのdestination」と「虹になれ」はシャニアニのPVをバックにして、オリジナル衣装であるバースオブウイングを身に纏っての披露。体調不良による活動休止によりシャニマス含めたステージに立つ機会を減らしていた近藤さんも、アニメで披露された楽曲において参加。温かく、厚みある低音で支えてくれました。イルミネはいつだってお互いのことを思い合っていて、たとえ離れてもそこに陰りなどない。だけど、そばにいることが出来るのなら、それ以上の素晴らしいことってないよね! そんなアイドルたちの喜びの声が聞こえてきそうな笑顔溌剌のパフォーマンスに思わず胸打たれます。

3rdでの披露が印象的な「Twinkle way」「Happy Funny Lucky」に、リスアニ!ライブなどの披露もあって楽曲の中でも存在感を伸ばしてきている「PRISISM」も披露された、これぞイルミネ満足セットといった面構え。真乃役の関根さんが髪色をまた鮮やかに染め直してくださっていたこともあって、本当にイルミネを目の前に見ている感覚がありました。

今回のライブにおいて、day2イルミネのパフォーマンス中に起きたアクシデントを印象的な場面として挙げる人も多いでしょう。何が起きたかは詳細に残している方もいらっしゃるのでそちらを参照していただきたいのですが、「Twinkle way」のパフォーマンス中に起きた音声トラブルをお二人がファンに不安を抱かせることなく繋いで乗り切ったと言う顛末がありました。予期せぬ事態に顔を見合わせ、その場で裏のスタッフさん方とのやり取り。楽曲が流れずとも、アカペラで歌を続けるという決断が下りました。
あの場に私も居合わせていましたが、私の見る限りではそこでステージへの意識を途絶えさせてスマホに手をつけるような人もいませんでした。それどころかペンライトの光が灯り直し、歌声が広がっていく。『イルミネが頑張ってくれているのならそれに応えなくちゃ』という共同意識を肌でビシバシと感じて、気がつけば私もそこに加わっていました。
楽曲を一通り歌い終えてもトラブルの復旧は止まず。お二人がMCパートで場を繋ぎました。中にはステージの両端を行き来するシーンがあり、衣装も相待ってMUGEN BEATのMCを思い出したりしました(無論意図的ではなかったでしょうが)。
絶対にあってはならない出来事ですし、今後もあっては欲しくないものですが、会場にいた人たち全員の心が一つとなっていたあの瞬間は深く胸に刻まれました。

☆アンティーカ

バベルシティ・グレイス(day1)
幻惑SILHOUETTE(day2)
Black Reverie(day1)
NEO THEORY FANTASY(day1、2)
浮動性イノセンス(day2)

day1の公演の口火を切ったのはアンティーカ、「バベルシティ・グレイス」の一発目とは思えない白熱のパフォーマンスにファンたちも割れんばかりのコールで応えます。バックにはシャニアニで5人が撮り下ろした城を舞台にした特別なMVも流れて、また違った表情を見せてくれます。バースオブウイングを身に纏っての「幻惑SILHOUETTE」はまた違った表情。5人の輪郭が揃ったことで、その見え方はまた大きく変わったものとなりました。

「Black Reverie」の衣装である「ブライクマクス」を希水さんが身に纏ってフルで歌うのは今回が初めて。(8/2追記 衣装自体はバンナムフェス2ndのメドレー内での着用済みだったようです)インナーカラーの青の加わった髪を、荒々しく振るってくれました。この曲はまた咲耶/八巻さんが力強くていい! というか最近の八巻さんが一段とギアを上げている気がします。歌っている時にピクリと眉を動かして見せたり、力のこもった指が作り出す造形であったり、見せ方を常に考えてくださってくれているんだなあと感服するばかり。

「NEO THEORY FANTASY」はアンティーカの中での鉄板枠に収まった気がします。曲冒頭の掛け合いも希水さんはすっかり慣れたもの。MCパートではまさかのファンと一緒になって掛け合いを完成させる一幕も。day2では楽曲のイントロ部から恋鐘/礒部さんの煽りが加わって、ボルテージがずっと上がりっぱなしでした。

「浮動性イノセンス」は今回の会場で非常に見応えがありました。全体を通してレーザーライトが印象的だった今回のライブですが、ユニットカラーの紫がサビ入りと同時にピタッと止まる演出に思わず息を呑みます。静と動を巧みに歌いこなす、楽曲の世界観にマッチした演出でした。今回もパピロニアフェリークを身に纏っての披露でしたが、先んじてのシャニアニ楽曲披露の都合もあってか摩美々/菅沼さんはわたあめスタイルのままでの着用。本来なら髪を下ろしている衣装なので、少しレアなお姿だったりします。

☆アルストロメリア

アルストロメリア(day1)
ハピリリ(day2)
Give me some more…(day1、2)
Love Addiction(day1)
Anniversary(day2)

ユニットも増えてきた中で、キュートの柱を単身ずっと担い続けてくれているアルストロメリアは見かけ以上に逞しいユニットです。今回も堂々たる披露で私たちをその愛らしく、心地よい世界に酔いしれさせてくれました。

ユニットの中ではバースオブウイングの意匠が特に馴染んでいる印象があります。楽曲「アルストロメリア」のステップの中で跳ねる燕尾部が美しい。仲のいいオタクがアリーナステージ横を取れていたので、話に聞いたのですが、今回も御三方は自身が歌っていない時でもマイクに拾われないぐらいの声量の歌唱ないし口パク合わせをされていたそうですね。アルストも3人の距離感を大切にしてくれていることが伝わってきて、心が温かくなります。

アルストの中で、イントロでここまで観客を一気に昂らせる楽曲は「Give me some more…」を置いて他にありません。いつもと違って大人な雰囲気ある耽美な世界観には誰しもが惹きつけられます。day1ではウェイトレスパスカラ衣装での披露というレアなパターン。ダンスソロのシーンもその映え方が違っており、要確認でしょう。「Love Addiction」も同衣装で披露したのは、5thでやった特殊演出に対する1年半越しのアンサーのようにも感じますね。

そしてまさかの「Anniversary」披露。6th横浜でシーズがカバーしたことで話題を集めましたが、オリジナルユニットでの披露はやはり格別。今回は舞台上の階段に腰掛けて、それぞれの視線を別にして歌う一幕もあり、彼女たちのこれまでのシナリオでの歩みを彷彿とさせました。スモークが炊かれることが多い楽曲ですが、今回はレーザーの見せ方に特化していたイメージ。未来に向けて一歩を踏み出していくそれぞれの決意と覚悟、甜花/前川さんが指差した瞬間まっすぐな光が切り開く光景は圧巻でした。

☆放課後クライマックスガールズ

夢咲Afterschool(day1)
太陽キッス(day2)
一閃は君が導く(day1、2)
拝啓タイムカプセル(day1)
クライマックスアイランド(day2)

シャニアニ放送時にも、とにかく評判が高かったのは放クラ回! アニメの中でも彼女たちのエネルギーは見劣りすることなく、日本中にそのエネルギーをぶつけてくれました。今回のライブでもその実力を遺憾なく発揮。アニメからの新規勢もチラホラと散見された会場でしたが、夢咲Afterschoolのコールのタイミングも声量もばっちりでした! やっぱり夢咲はラスト二回目の樹里/永井さんの「もっと!」の煽りがいい……

「一閃は君が導く」が両日披露の枠になったのは少し意外だったかもしれません。いわゆる”知らないとできないコール”が多めの楽曲ですが、ファンたちは見事に適応できていました。智代子/白石さんの「今日は晴れてるねぇ」の後の歓声もいつも以上に大きかったように思います。

「拝啓タイムカプセル」がパラコレ果穂実装からそう経たないうちに披露されて、感慨深かった人も多かったのではないでしょうか。恒例ラスサビハイトーンの枠も彼女に一任され、思わず果穂の成長の歩みが頭を巡ります。

「クライマックスアイランド」をフルメンバー、セーフクエキストリーム衣装でやったのは初めての事だったとか。5人そろって完成する掛け合いこーれすもあるこの楽曲。完全体の観覧車も生で見ることが出来て感無量です。放クラはどこに至って曇った顔を見逃さない、ずっとずっとエネルギーをくれるのだと確信させてくれました!

☆ストレイライト

Another Rampage

も~~~~嬉しかったですね。一番ストレイの中でも大好きな楽曲なんですが、それを抜きにしてもここまでの出番なしの不安もモヤモヤも全部一気に消し飛ばす「YEAH」ユニゾンでの登場は痛快の一言。久しぶりのデッドチャンネル衣装もマージで似合ってんの。
あさひ/田中さんは両手それぞれに一本だけ冬優子・愛依カラーのネイルを仕込んでましたね。そのネイルで引っ掻く仕草をするサビの振り付けがいいんだよな、これがな。
この曲を語るうえで忘れちゃいけないのが二番のラップパート。三人それぞれの色が良く出てるんですが、愛依/北原さんの感情の乗り方が毎回凄まじい。少し上擦るぐらいにボルテージを引き上げてくれることがままあるのですが、今回はストレイの殿としてどっしりと構えて抜群の歌唱と共に私たちのことを受け止めてくれました。
楽曲の終わりでは三人向かい合っての揃いの振り。披露を重ねるごとに視線を通わせる時間も伸びてきていましたが、今回はそこに信頼の色が乗っている気がしました。互いを見合う時間以上に、厚みが在るものだったように思います。

Hide & Attack

両日の披露があったこの楽曲。ストレイライトの曲の中でも特に人気が高く、なにかと披露機会も多いので別格の扱いなのだろうなと感じています。……だし、実際day2は凄まじいものを見せてくれました。隠匿シンギュラリティを身に纏っての披露はシャニマスのステージとしては3rd以来。以降シャニマスに触れた人の待望の声はかねてから私も聞いていたところです。仮面を放り投げる仕草に、二番に入った瞬間にフードを捲るあさひ/田中さん。サビ前のギターサウンドに合わせ順番に掲げる拳。後ろを向いて、マントに添わせながら指を折りたたむシーン……どこを切り取っても息をのむ映像しか出てこない化け物パフォーマンスがそこにありました。
ストレイの衣装の中でも隠匿はメンバーカラーを残したまま和装に落とし込むのが巧みで見惚れます。ゲームから三次元への再現度も高い。

Overdrive Emotion

まさかの隠匿衣装での披露となったこの曲。隊列を組んでの移動に風に靡く布地がよく映えます。伝統と新時代の衝突を指してシンギュラリティとはよく言ったものですよ。
Hide & Attackの時は互いをライバルとして意識してぶつかり合うことが主軸だったストレイがその衣装のまま向かい合って拳を突き上げる振りをしている様は感慨深くもあります。
そしてこの楽曲で1番あさひ/田中さんのオタクが1番沸くのはなんといっても落ちサビ長音からの膝を落としての顔伏せ。今回は隠匿衣装の特徴でもあるフードが後頭部に少しかかっているシーンがめちゃくちゃにいい。一見するとキュートなんですが、そこからの立ち上がりが最高にクール。隠匿衣装のね、編み込みありのボブヘアースタイルがたまらんのですよ。耳にかからないウェーブかかったチョロ毛に見惚れてしまうんですよね……

Wandering Dream Chaser

このライブにおいて両日共に大トリとなった楽曲。283プロダクションが次のステージに進む上での象徴的な存在として役割を十二分に発揮してくれました。暗転時から衣装の蓄光ネオンライトは既に光出しており、シャニアニ二期1stシーズンでの楽曲披露と完全にリンク。文字通り乱反射するレーザーライトの中で、堂々たるパフォーマンスを見せつけました。会場のボルテージも一段と高かったように思います。

MC

あとごめんなさい、これだけはメモ書きとして書いておきたいんですがday2のMCの自己紹介の時に田中さんが3rdの「Destined Rival」のソロダンス振りやってくれたのが嬉しすぎて落涙しました。隠匿衣装でのダンスソロバトル、またやってくれませんか……?
(幸村さんはHide & Attack振りだったのは分かったんですが、北原さんのがパッとわからなかった……情報求)

※身内オタクが教えてくれたーーー! 北原さんのもHide & Attackだった!!! 言われればそうじゃん!!!

☆ノクチル

いつだって僕らは(day1)
あの花のように(day2)
今しかない瞬間を(day1)
Catch the Breeze(day1、2)
Reflection(day2)

ストレイライトに続く追加組ユニットとして、二期での登場も確定しているノクチルは、これからのアニメ・コンテンツ展開の期待を高めてくれるパフォーマンスを堂々披露。いつ僕音合わせの靴カメラなんかもアニメで再現してくれるんでしょうか。

「いつだって僕らは」は今回はセンターステージ内に迫り出した一区画内だったので、恒例のダッシュはなし。代わりに観客たちに手を振ったり笑顔を見せてくれたり、感情を分かち合えるアピールがありました。かつて無観客から走り出した彼女たちがここまでやってきたのだなと思うと感慨深くもあります。

バックモニターにたくさんの花火を映しながらの「あの花のように」。花火なんかに目ではない、四人の空気感を活かした振りが印象的な楽曲です。楽曲の終わりにはセンターステージ中央に移動して、観客たちに手を振り、ペンライトも大きな波を巻き起こしました。今回特に雛菜/岡咲さんは長い間、ずっと振り続けてくれていた印象があります。MCパートのコーレスもそうでしたが、1番「FUN」に力を注いでくれていたのは彼女だったかもしれません。

ノクチルはユニットパートの表情が両日で結構違っていたなと感じています。「今しかない瞬間を」と「Catch the Breeze」の並びは前者はクラップ、後者は振りコピが演者さんサイドから示されたこともある楽曲であり、ライブを一緒に楽しもう!というメッセージを感じました。ファンと一体になって、作り上げるノクチルのステージは6thの「アスファルト鳴らして」も思い出しますね。一方でday2は「Catch the Breeze」と「Reflection」。楽曲こそ前者は同じですが、どちらかと言うと前進すること、変わっていくことに対するメッセージに重きを置いているように思います。ノクチルもまた、283プロが変わり行き、進化を遂げていく上での潮目となった存在。近日に公開を控えた二期2章への予兆といった味付けのように私は感じました。

☆シーズ

OH MY GOD(day1)
Fly and Fly(day2)
Bouncy Girl(day1、day2)
Fashionable(day1)
Forbidden Paradise(day2)

圧倒的な強者の風格を携えて切り込んできたシーズ。シルキージェムシリカ衣装も少し久しぶりですが、耀きはより一層磨かれて映ります。体全体を使った振りが多く、緩急も激しいものと思いますが、アリーナ後方遠くで見てもハッキリとその練度が分かるのは流石の一言。今回も膝を一気にガクッとおるシーンに思わず手を打ちました。

個人的に「Bouncy Girl」は待望の披露。シーズの中でも珍しいハイテンポでリズミカル、観客のノリ方も少し違っていてとても楽しい! 美琴/山根さんのペンシルターンは今回も冴え渡っていました。どうしてこんなに毎回真正面でぴたりと止まって、すぐに次の振りに進められるのか……今回は二日間で振りを変えるのが難しい都合もあってか、股下くぐりはお預けでしたね。その分ステージ移動から観客に手を振ってくれた! シーズというユニットとして成ってから、その視野が相方だけでなく私たちの方にまで伸びてきているようでそれもまた嬉しかったです。

「Fashionable」はシャニマスのライブにおいてはもう切っても切り離せない存在! 放クラ曲に並んでライブを盛り上げるための鉄板ソングになりました。既に歌う前の向き合う姿から歓声が上がるまでになるなんて……! 

day1、day2の傾向からしてCANVAS以降は温存する形なのかと思いきや、お構いなしの「Forbidden Paradise」! スタンド間際の区画ステージでの披露ということで、アレを間近に見れたファンがいるということなんですよね……恐ろしい。この曲は照明の使い方がとにかくおしゃれ! サビの理済みに合わせて交互に振られる紫と緑のレーザーライト。落ちサビでぴたりと静寂が訪れるに伴って白光が一点に収束する演出。いずれも白と黒が混ざり合うフォービドゥンシンシアリにピッタリ! 

☆コメティック

無自覚アプリオリ(day1,day2)
平行線の美学(day1)
くだらないや(day1、day2)
ハナムケのハナタバ(day2)

283プロに加入しているユニットの中では最も新しいがその実力は折り紙付き。現状CDリリースされている楽曲の持ち札すべてを惜しげもなく披露してくれました。今回のライブテーマとしては最も『未来』にいる存在、最初のユニット披露目のMCパートが一任されていたのはそのフックとしての意味合いもあったのではないかと思います。

シャニマス外のライブ出演もあって、CANVASシリーズの三曲の披露回数も増えて(なんならアニエラもすぐ後にある)、実力もどんどん増しています。ルカ/川口さんはがなりもさることながら、吐息混じりの歌い方が巧みですし、羽那/三川さんはパフォーマンスを楽しんでいる様子がどんどん色濃くなってきています。はるき/小澤さんの技術面の向上もめざましく、「くだらないや」の最後のロングトーンに度肝を抜かれた人も多かったはず。

他ユニットに比べるとまだ楽曲が少ないことがあってですが、「ハナムケのハナタバ」はサプライズ的披露。歌いだしからブレずに三川さんがリードしてくれました。6thのときにも一度披露がありましたが、今回はセンターステージの三点に分かれての始まりだったので、それぞれの振りの違いがひと眼に見えるのが良かったです。

☆全体曲

ツバサグラビティ(day1、2)
Ambitious Eve(day1)
シャイノグラフィ(day2)
Shiny Stories(day1、2)
Multicolored Sky(day1、2)

全体曲の選曲も、かなりライブコンセプトに寄せたものになっていたように思います。1~3年目の全体曲が多めになっており、シャニマスというコンテンツにおける原点の空気感、そして現在に続くターニングポイントとなった楽曲につなげたセトリとなっていました。
「ツバサグラビティ」は「Spread the Wings!!」に代わるだけの存在になったんですね。アニメのストーリーの中で歌い方や振り入れまでを丁寧に描写していて、一つの楽曲が出来るまでを視聴者に追体験させてくれたので、シーンの一つ一つが思い出深いものとなります。個人的にはコールなんかももっと積極的にやっていい楽曲な気がするんですが、今回のライブでは割と控えめでしたね。
「Ambitious Eve」と「シャイノグラフィ」は二期のアニメで登場するストレイとノクチルが加入した年の全体曲!(なのに打ち上げガチャのイラストは何故かday1とday2で逆)今回は共通衣装ではなく各ユニットの衣装のままでの披露となったのが新鮮でしたね。それぞれユニットごとに登場年もバラバラな衣装だったので、見ごたえがありました。「シャイノグラフィ」の人気はすさまじいものがありますね……去年の”我儘なまま”以降、一艘ファンからの熱が高まっているのを感じます。イントロ前からポーズだけでファンが沸く楽曲はシャニマスの中でも稀有な存在です。
「Shiny Stories」はこれまでの周年曲を辿っていき、新たな一ページを描き出す歌。6年半の歩みを追体験する今回のライブでは欠かすことのできない楽曲だったと思います。283プロ全体での披露は今回が初めて。各ユニットごとの歌割も、咀嚼のやりごたえがありますね。今回センターステージの披露だったこともあり、ファンと一緒手で大きくウェーブを作る様は迫力がありました。
シャニマスのライブを締めくくる楽曲と言えば「Multicolored Sky」! 今回はアンコール明け、初期ユニット組のトリ楽曲として披露されました。ステージいっぱいに広がる青空から出てくるアイドルたちの姿は、とても力強く、アイドルに出会った当初の期待と興奮を思い出すようでした。この楽曲はとにかく自由にステージの上をキャストさん達が動き回り、カメラにも残しきれないやり取りをそこかしこで行うのが恒例。今回はday2のステージ最上に登ってとにかく会場を見渡していた果穂/河野さんが印象的でした。笑顔でぶんぶんと手を振り回して、左右をなんども行き来して。更には下にいたキャストさんを呼んだりして、とても楽しそうな姿に心奪われました。(双眼鏡もなくかなり後方の席だったので実際河野さんだったのか、あんまり自信はないんですが……)

3.まとめ

今回はそのタイトル通りに、誰もが一緒になって楽しめることに重きが置かれていました。私たちとおなじファンの目線で展開していくストーリーもそうですが、披露される楽曲もファンのコールがしやすい物が多かったです。MCパートでもコーレスのやり取りが多かったです! 紫月さんと一緒ににちかのお誕生日をお祝いするのは勿論のこと、芝崎さんの毎度恒例の予想外なMCで自我を確認したり、岡咲さんのMCでもはや語彙を喪失したり……楽曲外であんなに声を出したライブは私は初めてでした。
ライブというものはステージに立つ人間と、それを見守り、一緒になって盛り上げる存在があって初めて完成する。そのことを強く実感できたライブだったと思います。

そして、今回のライブは久しぶりにシャッフルやカバーのないライブともなりました。最近は越境のシナリオコミュの実装や外部企業とのコラボでもユニットの垣根を越えての起用が多い中で、また各ユニットの色を強く見れたことはそれはそれで嬉しくもあります。自分の応援しているユニットの魅力を再確認したり、他のユニットの実力をダイレクトに浴びて評価を見直したり、それぞれ手ごたえがあったのではないでしょうか。セットリストを考えてくださるうえでも、各アイドル・ユニットの持ち味や個性を尊重してくださっていることが分かるのはファンの心情としても有難い所ですね。

さて、私たちはこの二日間を通してシャニマスの原点に立ち返って、はじめの頃の心情を思い出し、踏破してきたステージを振り返ることが出来ました。アイドルたちが今立つ場所はどこで、これから先に降り立とうとしている場所はどこなのか。また先の未来とそれに繋がる現在に、つい思いを馳せてしまいます。3か月後には6.5thライブ『Chapter283』が、更に3月にはシャニアニ2nd Seasonライブが。それ以外の外部ライブへのゲスト出演も決まっています。283プロのアイドルたちがどこまでも羽搏いてくれるお蔭で私たちは楽しく、ファンでい続けることが出来るのです。

どうかいつまでもこの空が青く、広いものでありますように。

それではここまでお読みいただきありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。




余談・少しモヤついた要素(day1のストレイライトが登場するまでのセトリについて)

これより先はストレイPというより、ストレイキャストお三方のファンとして公演演出に対して少し思うところがあったので少し書かせてもらいます。
不服・不満点も含まれるのでので嫌な方は読み飛ばしてください。

演出全体としてストレイライトというユニット、及び同ユニットがシャニマスにもたらした革新的な衝撃にフォーカスをしてもらえたことは本当に嬉しかったです。シャニアニ2期を彷彿とさせるライブ演出、作中世界のファンの視点から電撃加入の驚きを味わらせてくれたこと。未来(現在)へと進んでいく、現在(過去)からの第一歩(ややこしい)を踏み出す象徴を大トリとして用いてくれたこと。それに見合うどころか飛び越えていく、過去一番の『Wandering Dream Chaser』を見せてくれたこと。そのことには感謝の言葉で収まらないくらいのものを抱いています。

ただ、そうだとしてもライブ中に内心穏やかでない時間がずっと長かったんです。これはおそらく、私がシャニマスというコンテンツを追い続けている熱量以上に、ストレイライトのキャスト御三方──特に芹沢あさひ役・田中有紀さんを応援している気持ちが強かったがためだとは思うのですが、ライブ途中までずっと姿を見せないセトリはかなり心臓に悪かったです。
すでに多くのストレイライトPの方がTwitterでも言及していましたが、昨年度開催されましたシャニマスのライブ『我儘なまま』にて公演中に田中さんは体調不良となってday1の出演を急遽見送ると言うことがありました。予期せぬアクシデントだったがために、公演中(終了時すぐも)には情報も出ず、ストレイライトP(特にあさひP)はかなり心配と不安を感じることとなったのですが、今回の演出はその傷跡を抉るような感覚がありました。

特に今回はセトリ、ライブコンセプト上各ユニットのターンが明確に分けられていましたし、違和感に気づいてしまうのも早く、辛いものがありました。追加組の楽曲アレンジを用いたOvertureの後にノクチル、シーズ、コメティックの三ユニットの楽曲が終わってからそのまま音沙汰なし。キャストさん方にわざわざ言及してもらうのは違うとは思いますが、それでも……やっぱりこの“分からない”は不安でした。(「追加組の楽曲を聞いてもらったんですけど……」と区切られていたこともあり、ストレイはカットされた?の印象が結構尾を引いてしまった)『我儘なまま』ではソロパフォーマンスライブで各アイドルの出番がいつくるか分からない点があったので、終盤まで違和感は感じていなかったのですが……

実際、応援している気持ちが強いと出番がない理由を公演中に考察なんかできなかったです。前例があった去年以上の猛暑で、会場にきている自らもその過酷さを身に染みて感じている。ストレイが『Another Rampage』を披露するまでの各ユニットパートの時も“ただペンライトを振るだけ”で集中できていない部分がありました。今回のライブは味わい尽くせていないな、という心残りがかなりあります。キャストの皆様方には失礼な態度となってしまったことを反省しています。

シャニマスのライブは没入体験を追い求めているのかな、と素人目に感じているのですが、ファンの心情と天秤にかけるとその塩梅が難しいことは想像に難くありません。どうしても描きたいものを追い求めると切り捨てなくてはならない部分は出てきますよね。私自身、5thのときのような演出は好きですし、シャニマスの色んな表現を模索する姿勢はずっと支持したいと思っています。だから、コンテンツも応援する立場の人間としては、自分を言いなだめるしかないよなと諦めてはいます。

じゃあこの部分の記述はなんだったの、と言う感じなんですが……それは当時不安に感じていたもの同士傷を舐め合いたいなというだけなんですよね。
会場のストレイP、配信で見守ってたストレイP、そして何より田中さんを応援しているファンの人たち、当時の不安はみんな一緒でしたよ。

長々とお目汚し済みませんでした。


☆おまけ☆
西日本オタク横浜に降り立つ
偶像大師~閃耀色彩~
謝謝、加油!!

Day1

以前までは夜行バスでライブ会場に向かうようにしていたのですが、去年学園祭イベントの時に弾丸日帰りバスツアーを決行したところで臀部が爆散。
シャニのライブにおいても新幹線を基本とすることを心に決めているので、朝5時ごろから支度して横浜へと向かいます。

どうやら私が寝ている間に中学からの同級生グループでは“ホンモノ”呼ばわりされていたようですが、そんなことは気になりません!

だって今日は楽しい楽しいシャニマスのライブだから♪

○10:30 横浜到着

なんだかんだ岡山からだと新幹線でも3時間半ぐらいはかかります。行きの新幹線で後ろに座ってる人に座席倒す許可を求めたらガン無視を決め込まれたので垂直なまま耐え忍びました。俺は弱い生き物……

この二日間は日産スタジアムでTWICEさんのライブもあったので新横浜全体が人混みでごった返してましたね。どこを見てもライブグッズであろうビブズを身につけた方々ばかり! 海外のお客さんも多いようで、アーティストトップ層のコンテンツ力のデカさをまざまざと見せつけられます。

新横浜に着いたらそのままブルーラインでセンター南駅へ。
10分ほど離れた駅に今回の宿はあります。
前回の6th大阪の時にも同泊したオタクと今回も一緒に泊まる予定。合流はまだ先なので、荷物だけ食べたら昼飯を食べに行きます。

○11:00 昼食

“猛虎”若槻武士

翌週にラブライブ!の関係で横浜遠征にいく友人から事前調査を頼まれていたハングリータイガーに行きました。横浜近辺でチェーン展開しているハンバーグ&ステーキレストランですね。価格帯は2000〜4000前後で少々お高めな部分もあり、お客さんも割と落ち着いた年齢層の方が多かったです。

味はもう抜群によかった。今回は期間限定のハンバーグ・牛タンステーキセットを頼んだんですが、牛タンがすごかった。歯を通すと簡単に切れるのに、確かな肉の厚みとジューシーさがあり、塩の味付けだけでも耐えられる旨みがダイレクトに伝わってくる。宮城で食べた専門店にも全く引けを取らないどころか上回ってすらいたのでは?といった感じ。
ハンバーグもレギュラーメニューだそうですが、弾ける肉汁に特製ソースが絡み合って食べやすかったです。少し丸みを帯びた俵型のハンバーグを半分に切ってから食べるんですが、思っていた以上にボリューミーでした!

昼食の後は予定がフリー。いつも遊んでもらってるオタクの多くは東京住みで、アンティーカのコラボカフェに行ってから来るらしい。ずるいよ

しょうがないのでなんとか遠征勢を捕まえて暇つぶしに付き合ってもらうことに。ちょうど昼ごはんを食べていないとのことだったのでラーメン博物館にお誘いをかけます。
さっきの今で満腹ではあったんですが、展示物を見たり、凝った内装を見たりしているだけでも十分楽しめそう!
せっかく遠征しているのですから多少なりとも観光はしたいですからね。

○12:30 ラーメン博物館

実際すごかった! 屋内なのに昭和の街並みをそのまま再現しており、見て歩いているだけでも楽しかったです。ラーメンを食べる以外にも純喫茶があったり、銭湯があったりと他にも楽しめる要素がいっぱい! カップラーメン作り体験ができるブースなんかもあるみたいですね。

まあそれはそれとして食ったんですが。

傷とは気構えに負うものだよニーニョ

限界なんて本当はそこにない 
(胃袋を)覆せ、(血圧スコアを)塗り替えて

○14:00 新横浜

ラー博で遊んだ後はオタクと別れて現地あたりをぶらつき……に出ようかと思ったんですが、殺人級の暑さを前にして流石に日和ってしまった。新横浜の地下のドトールコーヒーでTWICEの陽キャオタクに挟まれて居心地悪く時間を潰してました。(嘘だよ! ライブ楽しんできてね!)

○15:30ごろ 現地到着

アッツイ。馬鹿くそアッツイの。
駅から徒歩で十数分ほどの距離ですが、その時点で汗だくになる勢い。
会場の横浜アリーナは完全な街中にあって避暑地も特になく、日陰も少ないため割と地獄絵図でした。
入り口近辺にはミストもありましたが、これだけ人がいれば機能するはずもなく……
会場に何時間も前から来て交流とかしてる人はマジでどうやってるんでしょうね。
正気の沙汰と思えない気温でした

私は現地で自分から積極的に他のプロデューサーさんたちと交流に行くタイプではないのですが、毎回グッズをカバンにつけていくのは結構好きなので今回もあさひの痛バッグ(もどき)を作って持っていきました。

同じバッジをたくさん付けるのもいいですが、私は色んな時期のバッジを集めるのが好き。今回一番古いものは鏡音リンコラボの時のバッジになるかと思います。
これに6thの法被とMUGEN BEATのフルグラTを来てday1は挑みましたね。

今朝ホンモノ呼ばわりされたので追撃写真を投下。
さらなるホンモノ認定を受けて研ぎ澄まされた終身名誉ホンモノとなることができました。

ん、齢24、艶聞無縁でシャニ専念すること早四、五年、心安らかなり

○20:00ごろ ライブ終演

正直途中までどうなることかとハラハラしたライブだったんですが、アナランの披露があってからはいつも通り楽しめました。大トリのワンドリではドカ沸き。ストレイPとしての最高峰の幸福感を得られて感無量です。

○21:00 打ち上げ

ライブ終わりといえばやっぱり打ち上げがセット!
今回私たちが行った店は8割TWICE、2割シャニぐらいの客層でした。
店内BGMずっとTWICEでした。
うちのオタク誰も曲知らなくて草

うちのグループは少しストレイPが多めなので、途中までの不安と最後の爆発の感動を共有しながら酒も進みました。
ほ〜んまにこの感想会しながら飲む酒がいっちゃんうまいねんな。

あと今回の打ち上げはなぜか女性声優のオフショ予想コンテストが開催されていたので飲みの途中に徐に自撮りするオタクたちが随所に見られたのがウケる。なんの前触れもなく急に酒を置いてキメ顔するオタクたち。

概念コーデをしてきているオタク、オフショの研究を欠かさないオタクの猛者が集いました。付き合いも長くなってきて互いの顔を晒すことに躊躇もないので、コンテストは大白熱。普段見えないオタクの表情見れるのでこ〜れおすすめです。

優勝はバケハを指でつまんでアンニュイな顔をしたオタクでした。(ちゃんりおが自らの髪の先をつまんでいる写真と画角が完全一致したため)

○24:00ごろ ホテル着

同室オタクと二人で帰路に。
今回泊まったホテルはコインランドリー併設だったので助かった〜
今回も2泊3日の長旅なので、初日の服をノータッチは避けたかった……
疲労で重たい瞼をなんとか保ちながら洗濯が終わるまでは起きてました。
大体眠りについたのは二時くらいだったでしょうか……

Day2

朝7時ごろに起床。
既にDay1ストレイによって体が筋肉痛になってはいましたが、今日も朝から行動します。

物販当選してる!と思ってホテルを飛び出したんですが、完全にCD整理券とそれを勘違い。物販行ってもしょうがないことに気づいたのは新横浜に着いてからでした。

○10:15 カラオケ

そこで、前日からお声がけしていただいた集まりに私も加わらせていただくことにしました。

女性声優オタクの集まり……ではあるんですが、
女性声優オタクであることは前提として、それで終わる理由にはならない(声優オタクの葛城リーリヤ)

いつかのSSF06にてじゃれ本合同に参加してくださったメンバーを中心としたじゃれ本会です。なんでライブの当日にまでじゃれ本をやってるのか、そのジャンキー加減にはほとほと呆れますが、そこに加わる私もまた好きものってことネ……

カラオケの一室を借りてのじゃれ本会だったので、早く書けた人から歌って待機する時間がしばしば。私も『Another Rampage』を歌ってやりましたとも。ざまみろ。

なんか小説を書くことを放棄してお絵描きしてたり、文芸作品を強引に淫夢に舵切りしたり、色んな作品が生まれてました。同人誌を作った時はオンライン版で文字数制限などの縛りがあった分、揺り戻しがデカい。

そんなじゃれ本会もできれば最後までいたかったんですが、私は身内のオタクと昼食は店を予約しているので途中離脱。新横浜で合流してから、中華街へと急ぎます。

○12:30 横浜中華街

中華街で今回は食べ放題! 
猛暑の中さすがに食べ歩きをするのは蛮行というものよ。
身内のオタクの多くも6thの時にすでに一度やっていたというのもあります。

──ライブまでの時間、俺らが店の全部を食い尽くしてやる

中華テーブルに推しアクスタを載せると楽しいという発見
(料理を取ろうと卓を回すと自然と別の誰かの推しが目の前に来る)

舐めてた。食べたい商品を自分でオーダーするタイプの食べ放題だったんですが、普通に一品あたり4、5人前ぐらいのボリューム感で出てきやがる。調子に乗って初手にチャーハン二種やったら割とそれだけで終わりかけた。俺らは意地で小籠包まで食べてやった。

まあ実際……??? まだまだ食えるんだけど、まあライブ中にお腹痛くなってもいけないし……??? 今日はこの辺で勘弁してやるゲフよ

○15:30 横浜アリーナ

昼食を食べたら即横アリへ。Day1の反省から、早めに会場入りした方が吉と見ました。今回は展示もフラスタも全部中でしたし、なにより日も射してこないし空調がありますからね。

ただ、ここで同泊のオタクとはお別れ。彼はDay2のチケットを握れていなかったんですよね。配信を見るにしても、カラオケは部屋が埋まっているし、ホテルまで戻って一人でいるのは寂しい……というわけで彼はMy GO!!!!!のライブの当日券を買ってそちらに向かいました。横浜から府中への弾丸ツアー。

バンドリのライブも生演奏は圧巻ですし、ノリやすい楽曲でとても良いものです。リスアニ!での影色舞を一度生で浴びた身としてはその期待値も高い! 配信を見るよりは、と切り替えてそちらを取るのも選択肢としては十分ありでしょう!

ただ一つ、彼がイルミネのオタクだったことを除けば……

○ 20:00 終演

(写真撮るの忘れた)

いや〜よかった。day1でストレイが全てひっくり返してくれたのを見ていたおかげでday2は心から楽しむことができました。その場限りの貴重な体験もできたし、現地参加をできた自分の幸運を有難く思います。

泣いて笑って楽しんで、やっぱりライブという体験は代えが効かないものですね。

ライブ中も正直こいつなんでマジで配信観てすらねえんだとずっと思ってた。どんまい。

○21:00 ライブ終演後打ち上げ

横アリ前のイタリアンバルで打ち上げ。ワインを飲みながらしっぽりと感想を語り合いました。東京メンツは日帰り。明日もお仕事らしいので、遠征組だけでの飲みとなりました。
ライブの感想を語りつつ、女性声優のオフショットが出るたびスマホに齧り付く。そうそう、これが日本の夏なんだよな。

○26:00 就寝

My GO!!!!!のライブに行っていたガチ鬱イルミネオタクをホテルで待ち受ける。Twinkle wayの顛末を伝えると頭を抱えてました。まあ……予想できるはずもないし、しょうがないよ……

最速アーカイブもなかったので、YouTubeの冒頭二十分動画を見て心の穴を埋める様子はなんとも痛ましい光景でした。

それはそれとしてMy GO!!!!のライブも楽しんできたようでよかったですけどね。1月のトゲナシトゲアリとの対バンは行きたいなだと思ってます。キャパキッツイだろうけど。

Day3 

さあ、この日がやってきた。
西日本の僻地に住む遠征オタクはこのライブ翌日の三日目こそ楽しみにしているところがあります。ライブの時間に追われることなく、思う存分観光したり、アクティビティに挑んだり、やりたい放題やれちゃんます!

今回はせっかく神奈川までやってきたということで、江ノ島観光を私から提案しました! 鎌倉には一度行ったことがあったんですが、江ノ島はまだノータッチだったんですよね。よくテレビでも見る場所ですし、最近ぼざろでも登場していて馴染み深い場所でした。夏もシーズン真っ盛りということで、オタクたちは海へと繰り出します。
※オタクは海水に浸かると溶けてしまうので泳ぐことはできないとされている

ゆーてオタクたちみんなライブ翌日で疲れているので集合は昼前なんですけどね、初見さん。

○11:30 江ノ島到着

小田急に乗って1時間弱の旅を終えれば辿り着くのは特徴的な駅舎! 少し中華の雰囲気の混ざった外装の建物がところどころに垣間見えるのが江ノ島といった感じですね。

この駅舎自体もぼざろで出てきていたので既にテンション上がりますねぇ!(ハンジュンギ)
遠征直前に江ノ島回を見返しといてよかったぜ。

江ノ島エリアでランチならばやっぱり生しらす丼! 釜揚げとは違ったチュルチュルとした喉越しが楽しいです。魚らしい風味もしっかりあって、こんな小さい体のどこにそんなポテンシャルが……となりますね。

ご飯を食べたら歩いて海を渡りますよ〜

日を遮るもの、何も無しw
海風が強くて日傘、刺せないw
もっとこう手心とか……

夏場に江ノ島に行くやつが悪い?
それはそう……

江ノ島で今回目指すのはシーキャンドルからの景観!
江島神社の境内を通過し、山を登って、島の頂点を目指します。
島に上陸するやいなや待ち受けているのが江島神社の参道。行ったのが月曜日だったからか、人の数は“人気の観光地”ぐらいでした。多分土日とかだともっとすごいんだろうな……

登る途中であさひ本店のたこ煎餅を食べました。
二トンの圧力でそのままタコを潰してお煎餅にするのよ!
すごいわね後藤さん! 明らかに実写作画のお煎餅よ後藤さん!
ちなみに参道にあるお店は激混みなので、別店舗で行ったほうがいいです。
あさひ本店は割とそこらじゅうにあるので(なんなら片瀬江ノ島の駅裏にもある)

山を登っていくならエスカーを使いましょう。
日差しを避けて、安全に登っていけてたったの700円!(シーキャンドル入場料込み)
夏に行く場合は命を守る意味合いでもベースを差し出してでも使ったほうがいいですね。

エスカーを乗り継いでいけば待っているのはシーキャンドル! 
エレベーターで頂上に登れば、待っているのは……!?

その前にキターンのモノマネをしっかり挟みつつ……!!

周囲を取り囲む海の大パノラマ!
屋外フロアもあって、そこでは心地よい潮風を全身に感じられます。

気温は35度を降らなかったですが、風が心地よくてなんなら涼しいぐらい。オタクたちでしばらく座って休憩しちゃいました。

海の向こうにビルの群れが見えるのが都会って感じですね!
ほら、地元だと似た展望台の景色も全部緑だから……
ここまで汗かきべそかき登ってきただけの甲斐はある景色でした!
来てよかった〜〜〜〜〜!!

○15:00 江ノ島駅

シーキャンドルに登ったら江ノ島の目的自体はほぼほぼ達成。また行きと同様、酷暑の中海を渡り今度は江ノ電の江ノ島駅を目指します。鎌倉まで巡る余裕は流石にないのですが、もう一つだけ行って見たいスポットがあります。

鎌倉高校前駅!
スラムダンクの聖地として広く知られ、踏切での写真を収めようとたくさんの人が押し寄せ……多っ、ちょっ、マジ、多い……多いて……!?

なに……!? 日本人どこ……!?

ここ、チャイニーズタウン……!?

……あまりにも中国からの観光客が多過ぎて、風情もなにもあったものではなかったです。
行くとしたら早朝じゃないとやってられないですね、ここ。

シャニマス的にはノクチルのSETSUNA BEATのキービジュアル聖地でもあったんですが、写真の厳選する余裕は全くなく敗北……

○17:00 新横浜駅

鎌倉高校前の人混みにやられてHPゲージが底をついたのでオタクたちは揃って敗走。まあ無理して熱中症なるのが1番ダメですからね。楽しみたいことと優先すべきことを天秤にかけるだけの理性を持っているのが大人ってワケ! 随分遠くまで来ちまったようだな……

指定の新幹線に揺られ爆睡しながら帰路へ。
大獄暑の横浜遠征の三日間もこれで幕を下ろしました。

私は6th横浜の現地参戦を見送ったので、シャニのライブでは久しぶりの関東方面への遠征でした。やっぱりライブそのものも楽しいんですが、気の知れたオタク仲間と過ごす“それ以外の時間“もまた醍醐味だなと感じる次第です。

シャニマス以外の現場に誘い誘われすることもある間柄、これからも太く長く続けていきたいなと思います。

本当に、楽しかった……
楽しくて楽しくて

なぜか全てが終わった四日目に声が終わりになりました
ちゃんとライブの後は自分の喉も労わりましょうね

※これは完全に余談ですが、私がライブ中に1番叫んだのは「MEMちょーーーーーーーー!!!」でした

(完)




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