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最高のライブを創り出せ!妄想Overture座談会!

多くのライブにおいて、アーティストの披露する歌唱に先んじて会場内に流される楽曲、それが「Overture」。

歌声もない、パフォーマーもいない、いわばBGMのようなものですが、聞いているうちに私たちは自然とこれから始まろうとしているライブについてのイメージを膨らませていき、期待と興奮も高まっていきます。後の数時間の体験がどれほど優れたものになるのかを決定づけているのが、「Overture」だといっても過言ではありません!

これまでにシャニマスのライブでもいくつもの「Overture」が披露されてきました。記憶に新しい物で言えば、5thライブのものが印象的でしょう。Day1で示された終焉とDay2で示された未来、それらをモニター上では黒い羽根と白い羽根で示唆し、ピアノの演奏はゆっくりとした調子から徐々にテンポを上げていき、一つの臨界点でその開けた大空を映し出しました。私たちの胸に、彼女たちアイドルの持つ可能性を確かに抱かせてくれたのです。まさに緊張と緩和を効果的に取り入れた演奏だったと言えるでしょう。

こちらは当時流れた「Overture」を再現し、ピアノ演奏なさっている映像なのですが、この演奏を聴いているだけでも、当時の記憶が鮮明に蘇って来るようです。怒涛の勢いで披露されたPANOR@MA WING楽曲に、大胆な演出がいくつも加えられた既存楽曲。果てには斑鳩ルカの283加入なんてビッグサプライズもありました。あの時の熱がそのままに、体を震わせてくれます。

そう、Overtureは聴いているだけでも記憶と感動を呼び覚ますのです。

それすなわち……

Overtureだと思って楽曲を聞けば、ライブを想像・創造して味わうことだって出来るということなのです。

さあ戦いの火蓋は切って落とされました。
参加者それぞれが自分の思い描くライブを持ち寄り、妄想を語る時です。
あなたの考える理想のライブでは、どんな「Overture」が流れますか?

前回のシャニマスアイドルの戦闘BGM座談会にご参加いただいたメンバーに、新たにスペシャルゲストの1名を加えた全7名で企画を行いました。

どいつもこいつも好戦的で燃えて来たぜ!!!!!!!!

~今回の参加者~

生乾き三十郎(記事内では「生乾き」)
@Heyabosi_Sigati/@Heyabosi_suki

今回の企画の主催及び記事の執筆者。初参加ライブの4thの時に身内のオタクに貸してもらったペンライトをそういやずっと返してないなと最近思った。

さちいろ
@choco_color

三峰結華を推している園田智代子担当。推しのトワコレとマイコレが実装されて瀕死。
きっとこのままシャニマスのために命を燃やすのだろう。

ミナセ
@minase_scrawl

一日に3時間にちかのことを考えている。最近言動がにちかに似てきて困っている。
岡咲美保の1stワンマンライブが決定した事実で寿命が20年増えたらしい。

岡山ディビジョン(記事内では「岡ディ」)
@OkayamaDivision

担当アイドルは小糸、雛菜。
マイコレを全て所持していることだけがアイデンティティ。

特ッカ
@t_yama_acca

担当アイドル:透、結華
やるぞ、という気持ちがある

サムライニトウリュウ(記事内では「サムライ」)
@samurainit99200

樹里P
中学時代にオタ芸を習得したが、シャニマスのライブはそういうのでは無かった。

☆特別ゲスト☆

ふくふく
@fukupiano1203

担当は甘奈。
主にシャニマスのピアノを弾いている。

※先述の5thOvertureのピアノ演奏をなさった方を特別にお呼びしました

~レギュレーション~

・ライブで一曲目の楽曲披露の前に会場内に流れるOvertureを一人につき3案考える。Overtureから繋がる楽曲はユニット、個人、全体曲いずれにも限定することなく、ライブにおけるコンセプトやテーマを考えてもよい。
・楽曲の出典はアニメ、ゲーム、ドラマ……なんでも可。自由な発想で楽曲を持ち寄る。

~企画進行~

①事前に各自考えてきた3案のうち1つを一巡ごとに発表していく。6人発表し終わったら2巡目、またその次……と3回繰り返す
②巡ごとの順番はその場できめる。曲同士のつながりや、アイドル同士のつながりなどから決める。
③参加者は各自手元のサブスクなどを活用し、聞きながら感想を語り合う。
④勝ち負けなどは何もなし、ただ「良い……」と言い合おう!

※特別ゲスト枠のふくふくさんは最終順のラストで発表

収録日:2023年9月28日(金) 21:00~








\パチパチパチパチ……/

\ザワザワザワザワ/
\生乾きさんこれわざわざ用意したんですか/

\283プロダクション!!/

\パチパチパチパチ……/

\フレッシュスーツ!!/


\アプリコット!!/

\STEALTH!!/

\GOOD LAUGH!!/

\フードデリバリーサービス大手資本!!/

岡ディ:フーデリだ!w

サムライ:そんな会社名ある???

さちいろ:コールするには長すぎる

はづき?:プロデューサーさん、お疲れ様ですー 283プロダクション事務員の七草はづきですー

\ワー! ワー!/

はづき?:理想のライブを創りだせ!Overture座談会にご参加いただき、誠にありがとうございますー
早速ですが、本座談会の注意事項を説明させていただきますねー

\パチパチパチ……/

はづき?:一つ目、ルールは基本前回のBGM座談会と一緒で、持ち寄った楽曲とその選考理由を合わせて発表し、その場の流れで発表順を決定いたしますー

はづき?:自分以外の参加者さんの発表にもしっかり耳を傾けて、ライトの光や拍手、声援で発表を盛り上げてくださいねー

\ライトの光……?/

はづき?:二つ目、本日の集まりでは主催が会話のやりとりを録音、後日noteにて書き起こし記事を投稿させていただきますことを予めご了承ください。その際に、画像の提供や記事の事前確認などご協力いただくことがいくつかございます。
プロデューサーさんと私たちで、最高の座談会を作り上げましょうねー

\ワー! ワー!/

はづき?:三つ目、本座談会では、途中休憩を設けておりません。

\ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ/
\パチパチパチパチパチパチパチパチ/

はづき?:プロデューサーのみなさんは適宜水分補給やアルコール分補給を行い、体調に気を付けるようにしてくださいねー

\アルコール……?/
\ワー! ワー!/

はづき?:そして、多分前回みたいに感極まって進行が不可能になり、勝手に休憩が挟まる場面があると思いますー
なので、今の途中休憩のくだりはカットでお願いしますねー

\ヒューヒュー!/
\ワー! ワー!/

はづき?:注意事項は以上になります! プロデューサーさんたちとともにここまで歩み続けてきたOverture案の晴れ舞台!

はづき?:しっかりとその目に、その耳に、そしてその脳に、イメージを刻み付けてあげてくださいねー

\ワアアアアアアアアアアアアアアアアア/

はづき?:それでは!

はづき?:283プロダクションUNIT LIVE TOUR01 Asymptotic Futures開演です!

特ッカ:なんて????

一同:ワアアアアアアアアアアアアアアアアア

☆1巡目 1番手 生乾き

生乾き:というわけで俺のアイデアはこれだ!!!!!!!!!!!!

・未解決な想い(オリジナル・カラオケ)
アーティスト・音源の出典:プリンセスコネクト!Re:Dive


Overtureから繋ぎたい一曲目:Forward March!!!
衣装イメージ:ワンツーマーチングパレード
ライブのテーマイメージ:イルミネ・アルスト・ノクチルの共同ライブ

特ッカ:はじまりましたね!

ミナセ:始まりが急すぎる! 主催だからって自由にやり過ぎでしょ!w

生乾き:ここまでの一連の流れがやりたかった

サムライ:ライブの臨場感がありました、ありがとうございますw

生乾き:みんな理解が早くて助かった

生乾き:私は今回の企画、Overtureを考えるのにあたって、シンデレラガールズの方で開催が予定されているユニットライブツアーをシャイニーカラーズでも見たい!というので3つとも案を考えてきました。それで、一つ目の案ではイルミネ・アルスト・ノクチルの3ユニットのライブにしました! それぞれの持ち味・長所を活かした『調和』をテーマにしたイメージですね。

特ッカ:お~

岡ディ:そうか、ユニットライブツアー……そういうのもあるのか

生乾き:私がセツナビートとムゲンビートがすごい好きなライブ形式だったんですよね。ユニットの色も出やすくて、お祭り感もあって。

サムライ:わかります!

岡ディ:私もムゲンビートの『Timeless Shooting Star』で____

生乾き:……ァァッッカ!!(限界)

一同:(笑)

岡ディ:……w 私がその時シャニマス初めて2か月ぐらいだったんですけどムゲンビートの『Timeless Shooting Star』を見てからライブのBlu-rayを全部買いましたね

生乾き:カメラワークも演出も挑戦的で、周年以外のライブでも盛り上がる要素を入れてくれるのがいいですよね~!

ミナセ:あれ見たらライブ気になっちゃうよな~w めちゃくちゃいいタイミングでしたね、ムゲンビート

岡ディ:おかげでセツナビートが見たくてしょうがないんですけど……全編の映像化がないっていうのが残念ですね……

さちいろ:ね~、ほんとに

5thライブのBlu-rayアソビストア特装盤の特典映像でセツナビートのシャッフルパートは収録が発表されたが、そのほかのパートに関しては映像化の発表は現状なし。

ミナセ:あ~、プリコネか~! いいよな~、盲点だったかも。この曲は本家プリコネで流れるときのエンディング映像もいいんだよな

ミナセ:ちなみに俺この曲で昔シーズのMAD動画作ろうとしてました

生乾き:もともと2人楽曲ですもんね、これ

ミナセ:ただ作ろうかと思った当時はまだシーズが今ほど距離が近いユニットではなく……

生乾き:Oh……

さちいろ:ボーカル曲のインスト版を持ってくるっていう手もあったんだよな、あんまり考えなかった

岡ディ:自分は全く考えてなかったですね!

生乾き:私は今回3案ともそのパターンで考えてます!

さちいろ:おお……Overtureとして聞くと照明が目に浮かぶわ

サムライ:会場が黄色いな~~~

岡ディ:ですね、めっちゃいい

さちいろ:2番間奏の爽やかギターソロとか、ノクチル感あってすごくいい

岡ディ:曲の進行に合わせて会場の照明の色も遷移するんでしょうね、このギターの所では青に変わったり……

生乾き:黄色と桃色と青色が切り替わったり入り混じったりしてほしいですね~!

さちいろ:最後は3色!

生乾き:いっそAR映像流してほしいな、最後は。3rdライブツアーの謎の球体とかほしい

さちいろ:あれマジでなんだったんだろ……w

サムライ:すごいライブの気分になってきた……!

ライブの一曲目:Forward March!!!

生乾き:このOvertureから繋ぐのなら”楽しい”曲がいいかな~というので、最新のCANVASシリーズから随一の明るさを誇る『Forward March!!!』でライブが幕を開けます

岡ディ:あ~、この流れがめっちゃいいですね

生乾き:それで……この流れから……

生乾き:ライブのセトリとりあえず組んできたので見てもらってもいいですか

さちいろ:おい!

ミナセ:なんでだよ

さちいろ:うわっ! しかも23曲しっかりフルで考えてきてる!

ミナセ:こういうことされると発表しにくくなるんだって!

岡ディ:もう殴り合いは始まってるんですね???

さちいろ:結局この人が毎回飛び道具使ってんだよな

岡ディ:『虹になれ』の位置良いな~

生乾き:このセトリはライブイメージ全体を通してのテーマの”調和”を踏襲してるので、歌詞とか題材とかの親和性をちょっと考えて並べてますね

特ッカ:このライブのBlu-rayいつ発売でしたっけ

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アイマスのライブの『お決まり』でスタートを切った座談会! 一つ目の案らしく、ユニットの色をそのまま活かした正統派のアイデアを提出しました! ユニットの色を強調するライブも増えている中、解像度の高いアイデアに会場のボルテージも上がりました!
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☆1巡目 2番手 ミナセ

岡ディ:いや~、いいライブの幕開けでしたね

特ッカ:いいライブだった……

さちいろ:なんかもう終わってる人いるけど

ミナセ:いいライブが終わったらまた新しいライブが始まるんだよな……

「Will」
アーティスト・音源の出典:BUMP OF CHICKEN

Overtureから繋ぎたい一曲目:Spread the Wings!!
衣装イメージ:ユナイトバースプラネタリ
ライブのテーマイメージ:イルミネソロor+シーズ
備考欄(任意):光や未来へと向かう曲

生乾き:うお~、BUMP OF CHICKENか!

ミナセ:バンプのアルバムって結構Overtureから始まることが多くて、そこから持ってきました。

さちいろ:うわ~! この段々と出力が上がって行く感じがライブの高揚感にめっちゃ合う! この感じね!

岡ディ:いいですね……すごいワクワクする

ミナセ:この曲が収録されているアルバム自体が未来や希望に向かって進んでいくみたいな意味がつよい楽曲が多くて、空の向こうへと羽ばたいていくシャニマスとの親和性はかなりいいのかなって思っています。

ミナセ:1:50~あたり、必聴です

特ッカ:あ~~~~、最高!

さちいろ:始まったな~~~~!

ミナセ:ここから一気に光が溢れてくるイメージですね

生乾き:天井からのライトの量が明らかに増えてるわ! ここ!

サムライ:ここは増えてますね、ステージライトの照らし方も一気に変わる!

さちいろ:真っ白になったね!

ライブの一曲目:Spread the Wings!!

一同:うわ~~~~~~~~~!

生乾き:やばい、曲同士のつながりがなめらかすぎる! 聴いててすごい気持ちが良かった……!

さちいろ:ほんとね、めちゃめちゃに気持ちよかった。マジで最高!

生乾き:ハマり方すごすぎる

サムライ:ライブの解像度が高いですね……!

ミナセ:今回は繋ぐ『Spread the Wings!!』はイルミネ単体か、シーズを交えて披露するのがいいのかな~という感じです。

ミナセ:Overtureに選んでいる楽曲のタイトルの『Will』はまさに未来で、その未来に向かっていくのならやっぱりライブの始まりは最初のこの曲からスタートするのがよさそうだなって。

特ッカ:本当に……すごい、ちゃんとライブとして実体を得てます

ミナセ:最初に『Spread the Wings!!』を披露するの好きなんですよね、最近だと終盤に回りがちな楽曲ではあるんですけど。ライブが始まったぞ!って感じがするので気分が盛り上がるんですよね。

さちいろ:いや、5.5thライブのDay2は『Spread the Wings!!』から開演はちょっとあり得るぞ。

ミナセ:いや~、そうなんすよね! 可能性結構あるんだよな~!

さちいろ:禁断の『Spread the Wings!!』ライブ中二度打ちとかしてくれてもいいんだけどな~

ミナセ:コメティックにも歌ってほしいな……

生乾き:ライブ行きてぇ~~~~……

サムライ:あと三週間先ですよ!!!

さちいろ:ダメだ!! 聞いてると落ちサビでUO折りたい欲が出てくる!!

ミナセ:この曲は特にライブに行きたくなっちまうよな~~~

生乾き:やっぱり全体曲って披露するタイミング、歌唱メンバー、歌割が違うとそれだけで無限の文脈を獲得するのが強いですよね

さちいろ:ホントにそう!

生乾き:6周年へと向かう、5.5周年の過渡期である今聞く『Spread the Wings!!』の深みがまたすげ~な……

ミナセ:本当にめちゃくちゃいい曲ですよね

生乾き:さっきのOvertureを前提として聞いてるから、楽曲の持つ「未来」への志向性、それに「意志」の強さをより感じますね

ミナセ:そうですね、英語の「Will」って意志の中でもかなり強いやり遂げるっていう思いの単語なんですよね。決意とかに近い。

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シャニマスのこれからを追い続ける、そしてこれから先を見つめる私たちだからこそ刺さる素晴らしいアイデアでした! コンテンツと共通するメッセージ性で原初に立ち返る……合わないはずがありません! よく知る楽曲なのに、イントロが流れた瞬間に目頭が熱くなるようでした。
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☆1巡目 3番手 さちいろ

さちいろ:一巡目はノクチルのライブで考えたOvertureから出させてもらいます!

「night-blooming cereus」
アーティスト・音源の出典:ぺのれり

Overtureから繋ぎたい一曲目:Catch the Breeze
衣装イメージ:セイルテイルブリーズ
ライブのテーマイメージ:「いつものnoctchillのライブ」

特ッカ:おお、かっこいい~!

岡ディ:会場のライトが曲が進むにつれて増えていく……!

ミナセ:今青くなりましたね!

さちいろ:いや~、かっこいい曲でしょ!

生乾き:ですね、クールな感じがまさにこの衣装の思い出アピール演出に合う

さちいろ:そう! そうなのよ! ちょっとシティポップさがありつつ、持ち前の透明感も残っている。この衣装だからこそって感じがするよね。

生乾き:ノクチルというとマリンとかのイメージを引っ張りがちな中、こっちの方向に舵を取ったのが上手いですね

さちいろ:ちょっとね、この前読んだアイグラの記事にこんなのが書いてあったんで、せっかくなので引用させていただきますね。

生乾き:はぁ……?

サムライ:続けてください

【お決まり!? 283プロダクション、「noctchill」のOvertureとは】

noctchillのライブ用Overtureとして制作された楽曲、「night-blooming cereus」
初出はCatch the Breezeリリース時であり、当時から続く透明感がよく表されている楽曲。
もはや「お決まり」となっている本楽曲は、ライブ中のMCでもよくいじられたりしている。
「この曲がないとライブが始まった感じがしない」と樋口円香氏は言う。
ファン側も、この曲を聞くだけでライブの思い出を語りだす人々が多数見受けられる。
余談だが、作曲者のぺのれり氏は、illmination STARSのスマイルシンフォニアなどで有名な三好啓太である。

さちいろ:こういう記事がありまして

一同:(笑)

さちいろ:この曲はね、元々ノクチルのOvertureとして制作された楽曲なんですが、『Catch the Breeze』以降のライブでも度々流される機会があって、ファンの間ではお決まりになっているみたいなんですよね

サムライ:は~、そういう定番なんですね

さちいろ:メンバーの樋口円香さんは「この曲がないとライブが始まった感じがしない」、と

ミナセ:自分で言うんだw

さちいろ:余談ですが、作曲者のぺのれり氏は、illmination STARSのスマイルシンフォニアなどで有名な三好啓太さんとのことで。

生乾き:はえ~、別名義なんですね

ミナセ:三好さん本当にこの名前で活動されてるんですね、リサーチが素晴らしい

さちいろ:オタク同士の通話だと「アイグラ読んできたんですけど……」で全部全部通じるのいいな……

岡ディ:今回のさちいろさんのアイデアは先の二人の物と違って、どちらかといえばシャニマス世界の中のライブのOvertureって感じがしますね

さちいろ:そうですね!

岡ディ:そこの解釈の違いもあるんだ……面白いな

さちいろ:僕の案は今日は全部こっち側。シャニマス世界のライブの話ですね。

特ッカ:素晴らしい、ありがとう。本当に。僕をシャニマスの世界に連れてきてくれてありがとう

一同:(笑)

生乾き:衣装は違うけど、今回のOvertureを踏まえてみると「ワールプールフールガールズ」のカードめっちゃいいな……

さちいろ:ノクチルのライブっていう存在があのイベントで一気に厚みを増したよね、本当に良いカード

さちいろ:このOvertureの曲名の『night-blooming cereus』っていうのは本当にそういう名前のサボテンがあるらしいです。

ミナセ:はえ~、夜の花っていうしな

生乾き:まあ……円香はサボテン育てとるしな……

さちいろ:あの部屋にサボテン飾ってあってもおかしくないでしょ

異常なまでのドライフラワーの量でも話題になった樋口円香の部屋

生乾き:大学生になって一人暮らしをしていると、浅倉が育てもしない癖にサボテンを円香の部屋に置いたままにしていくんすよね。それを捨てられないからしぶしぶ育てている円香は”居る”。

一同:(笑)

さちいろ:ありそ~! どっか旅行行って、適当に買って帰ったサボテンを樋口の部屋に置き去りにしそうだもんな

サムライ:どっか行くたびに要らないもんが増えていくんすよね

さちいろ:はい、これお土産

生乾き:要らんし

ライブの一曲目:Catch the Breeze

生乾き:普通にノクチルの曲が良いな……

さちいろ:それはそう なんかノクチルって心の柔らかい部分をいい具合に刺激してくれるというかさ

ミナセ:なんだろうな、めちゃめちゃ泣きたい曲ってわけではないんだけど自然と泣けてくるんだよな

サムライ:存在しない青春を揺さぶってくるというか

ミナセ:俺にもこんな時期があったな……って

サムライ:ねーんだけど!

ミナセ:放クラの切なさとはまた違うんだよな。ずっと一緒にいるからこその切なさみたいな

特ッカ:ムゲンビートのオーコメかなんかで高山さんも「執着のない青春」をノクチルに当てはめてましたけど、そういう部分がありますよね

ミナセ:過ぎてから気づくよさがあるというか

生乾き:ノクチルの持つ純粋さってなんか特別ですよね

ミナセ:放クラと似てはいるんだけど、違う青春なんですよね

生乾き:それを考えるとライブのテーマイメージに置いてる「いつものnoctchill」ってワードすげえいいですね

ミナセ:この飾らない感じがすごい”理解ってる”

さちいろ:どうやら俺”理解ってる”らしい

サムライ:酒がうめぇな

ミナセ:もうほろよい一缶は開けちゃった

生乾き:私も次檸檬堂行きます

サムライ:日本酒いただいちゃってます

特ッカ:ボトルでラッパ飲みでワインキメるか……

生乾き:青春からあまりにも程遠い会話をしている……

一同:(笑)

ミナセ:次はDamascus cocktailかな

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ライブと言っても何も私たちの参加している現実世界のライブだけではない! シャニマスというコンテンツがアイドルを生きた姿で描写しているが故、私たちもその世界のライブを思い描くことができるのです!□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

☆1巡目 4番手 岡山ディビジョン

岡ディ:今回持ってきている中では一番穏当なやつを出しますね。

生乾き:まるで今後穏やかじゃないみたいな……

『Restore』
アーティスト・音源の出典:Audiomachine

Overtureから繋ぎたい一曲目:『Twinkle way』
衣装イメージ:エクスプロアセラータシリーズ

岡ディ:海外で映画やドラマに楽曲提供をしているアーティストらしいです。今回の座談会に当たってインスト曲にあまり造詣がなかったので、世間で共有されてるプレイリストとかを色々聞いて準備をしてきました。

ミナセ:宇宙……だなぁ、探査機とか旅してるイメージかも

特ッカ:会場内に星がきらめいて行く感じを想像しますね。昔のシャニマスのシーンがスライドショーみたいによぎってしまう……

さちいろ:うわー、思い出ボムミュージックだ!!

生乾き:この壮大さは確かにライブのOvertureとしてぴったりですし、イルミネの衣装はこの衣装だわ。すごく合ってる。

ミナセ:劇場版アイドルマスターシャイニーカラーズだ……

岡ディ:今回ちょっと画像ファイルを用意してきたので上手く送れるかどうか……

生乾き:画像ファイルを!?

ミナセ:みんななんか用意してるじゃん!! レギュは!? 

ライブのテーマイメージ:9.5th MEMORIAL LIVE“星間通信”。これまでのことを振り返って懐かしむような、6周年までに発表された楽曲を中心としたイベント。

生乾き:うわっ!? なんか来た!!

さちいろ:wwwwww よく見ると9.5thって書いてある!!

ミナセ:この人4年後を見据えてるよ……

生乾き:いや~、続きましたねシャニマスも

岡ディ:振り返ってみると早い物ですね

ミナセ:9.5thにも来ると星と星を繋ぐところまで来ちゃうんですよね

生乾き:コメティックもすっかり事務所に馴染んじゃって~

さちいろ:まさかルカがこんなに丸くなるなんてあの時は思ってもみなかったですけどね~

岡ディ:5.5thの時には想像もしてませんでしたね~

生乾き:もうソロ曲も3周目でしたっけ???

特ッカ:結構2周目から3周目のスパンが早くて個人的にはかなり嬉しかったですね!!

さちいろ:9.5thといえば我儘ぶりのオリメンVOY@GER最高でしたね~

一同:(笑)

生乾き:オタク、この手の未来視好きすぎ

岡ディ:これから送ります二枚目以降にライブの概要を書いてるんですけど……

特ッカ:概要????

生乾き:ちょっと待てちょっと待て!!!!!!

ミナセ:まだハコ大きくしてねえのかよ!!!!!!!!!!!!!!

生乾き:これ概要ってか企画書じゃねえか!!!!!!!

岡ディ:9年、10年と続くとどうしても曲によって披露回数にばらつきが出てしまうのって仕方がない部分もあるじゃないですか。そういう曲を振り返ろうねという意味合いで。星から届く光って現在の光じゃなくて、過去からの光ですし、その意味合いで星からの通信というタイトルをつけています。

一同:うわ~~~~~~~!!

生乾き:すごい素敵なテーマだ、タイトルの付け方もいい!

特ッカ:すごい、これもう運営側のオーディオコメンタリーだ

岡ディ:ライブのオープニング映像を予算自由に好きな風に作っていいなら、という妄想でアニメ風のオープニングムービーを想像して書きました。絵は描けないので、字コンテで

一同:(笑)

特ッカ:最高過ぎる、あまりにも最高

生乾き:自由すぎるだろ

ミナセ:コメティック始まりの映像なんだ、すごくいいな

岡ディ:夜それぞれに一人でいるコメティックの視点から始まり、夜が明けてからはコメティック以前のユニットたちが仕事をしている様を描いて、最後真乃が一人公園で歌っているところで締めるんです。

一同:うわ~~~~~~~!!

さちいろ:これ、ちょっと待ってよ10thの前にやっちゃうの!?

サムライ:やばいやばい、10thでは何をやっちゃうんだ

特ッカ:すごかったです。いや……これが10thのあのシーンと演出に効いてくるんですよ

ミナセ:いやまさかアメリカでやるとはね……

生乾き:なんかボイスドラマであったなそれw

※CANVAS01スペシャルオーディオドラマ「束ねて、紡ぎ」参照

ライブの一曲目:Twinkle way

ミナセ:9.5thまで行って『Twikle way』を大事にしてくれる運営、信頼できる

生乾き:確かにこの衣装でやってほしいな~、すげえ合うわ

生乾き:個人的にやっぱり『Twinkle way』は3rdライブツアーが印象的な曲で、はじめ登場の時はそれぞれ別のボックスから登場してから、曲が進むにつれて振り付けの中でなんども向かい合うじゃないですか。その振付を加味するとこのライブタイトルがすごい合うんですよね!

サムライ:星間通信、すごくいいですね

岡ディ:すごいいい曲ですよね~ 私はシャニマスには前に進んでほしいという気持ちがあると同時に、これまでに歩んできた過去も懐かしんでほしいと思う気持ちもあるんですよね。その意味でこの曲を9.5thでやる意味は大きくて、9.5th~10thで懐かしむフェイズから未来に進む新しい第一歩のフェイズに遷移してほしいんです。

ミナセ:うわ~、なるほどな~

生乾き:「ここから始まる」だもんな~! 

サムライ:10周年は振り返る場ではなく、次のステージへの第一歩なんですね!

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シャニマスというコンテンツは7色の星が揃った中に、黒き彗星が飛来し、シャニソンという新規ゲームの展開も待ち受けているまさに過渡期にあります。そんな過渡期にいる私たちが数年後の未来を思い描く、格別な感慨を抱きます。遠く未来の私たちは、今のシャニマスのことを果たしてどう思い出すのでしょうか?
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☆1巡目 5番手 サムライニトウリュウ

サムライ:先に謝っておきたいんですけど、今回ちょっと考えてきたのが皆さんと毛色がだいぶ違いまして……

ミナセ:いやいや、アイデアがバラバラなのがこの会の面白いところですよ!

岡ディ:まあまあ、とりあえず見せてみてくださいよ

サムライ:はい、まず先に伝えておきたいのが今回考えてきたライブテーマはこんな感じなんです。

【「我儘なまま」に影響を受けちゃって、勢いで作っちゃったストーリー3部構成Overture】
Overture:前半ストーリー
アイドル楽曲:後半ストーリー
で物語を綴っていく。3巡を終えて、一つの物語が完成する。

サムライ:「我儘なまま」が合間合間にストーリーを挟みつつ展開していったライブじゃないですか。それがありならストーリー三部構成でライブやっちゃってもいいんじゃねーの、というのが発端で三部構成のOvertureを考えてきてしまいました。

生乾き:ほ~~~!

ミナセ:なるほどね、面白いじゃないですか

岡ディ:これはまた新しい……

サムライ:早い話がSS作って来ちゃいましたってことなんです

さちいろ:wwwwww いや、素晴らしい!

特ッカ:そういうのそういうの! ありがとうございます!

「LED Spirals」
アーティスト・音源の出典:ジョン・ウィックサウンドトラック

Overtureから繋ぎたい一曲目:Tracing Defender
衣装イメージ:トレーシングミュート

とある街、煌びやかな装飾に彩られた店先が立ち並ぶ、夜の繁華街。歩く人々も艶やかな宝飾品を身につけており、一目で上流階級の人間であると分かる。ここは『陽翼街(ようよくがい)』、富と繁栄の大都市である。
一方、陽翼街から数キロ離れた場所、湾岸に位置する倉庫エリアで3つの影が電灯に引き伸ばされていた。陽翼街の華々しい街とは表の面であり、少し離れれば違法取引などが横行する危険地帯。そんな危険地帯に似つかわしくない3人の少女たちは作戦会議を行っていた。
「いい? ふゆがまずコンテナを撃って陽動する。それを合図にあさひが突入。愛依はそれをサポート。」
「えー、それじゃ時間かかるっすよ! 正面突破で余裕っす!」
「それはちょい危なくね!? あさひちゃんが怪我したらうち、悲しいからさ!」
「むー」
まるでこれがゲームであるかのように緊張感のない作戦会議をする3人。彼女たちは『ストレイライト』。芹沢あさひ、黛冬優子、和泉愛依の3人は陽翼街の裏世界では名の知れたヒットマン。そして、請け負った仕事は100%遂行する。それが不可能に近いミッションでも。

生乾き:ガッツリじゃん!!www

岡ディ:(笑)

生乾き:いや~、いいですね。ストレイの衣装ってどれもこういうストーリーがバックボーンにありそうなのに、それを語るシナリオってゲーム中に一切ないからすごい助かります。

ミナセ:ホントだよなwww

サムライ:やっちゃった

生乾き:我儘とはまた系統の違う劇中劇で面白い、こういうのもやってほしいですね

十数分後、違法取引をマフィアごと潰したガレキの山で芹沢あさひが鼻歌を歌っていた。
「はぁ〜、結局合図と同時に突入してたら陽動なんて意味ないじゃないのよ! ちょっとあさひ! 危ないから降りなさい!」
「まあまあ冬優子ちゃん! お陰でパニックになったんだし結果オーライじゃん? ……っとメール? これって、新しい依頼……?」
「え……? 何よこの依頼……!! こんな事をしたら、どうなるか分かったもんじゃないわよ……」

【件名:シーズを、消してください】

「なんか、面白そうなことが起きる気がするっす!!」

【from: 七草にちか】

To Be Continued……

生乾き:ダメだよそんなことやっちゃ~~~~~

特ッカ:おい!!!! おい!!!!! おいおいおいおい!!!!!!

ミナセ:なにがあったんだよ~~~なあ~~~~~

さちいろ:な、何が起きるんだ……これから……

岡ディ:これオープニングなんですよね……?

特ッカ:まさか……三部構成ということはこの続きが……?

サムライ:続きがあります!

生乾き:やった~

ミナセ:次はシーズが来るぞ!!!!!!

サムライ:さっきまでの案効いてて方向性が自分だけ違う!!ってなってたとこなので受け入れていただけて嬉しいです

生乾き:めちゃくちゃいいじゃないですか!! 良すぎるって……引きとしてSSの終わり方も抜群!

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アイマスという括りで見ても類を見ない『我儘なまま』の公演にあてられた、劇中劇解釈を詰めていった渾身のアイデア。これは三つあるOvertureの中の文字通りの『序章』のようです。シーズを標的にしたストレイライトの行く末は……? 目が離せません!
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☆1巡目 6番手 特ッカ

特ッカ:ちょっとすみません、Overtureの他に流したい音源があるんですけど……

生乾き:ええ……?

特ッカ:サブスクとかにない、『雑踏.mp3』っていうフリー音源を流したいんです

生乾き:は、はぁ……

満員電車や東京の雑踏で、人混みには慣れている。
だが、この薄暗い会場で、人々が等間隔に敷き詰められている光景は自分にとって異様だった。
そして予想通りというべきか、会場の人々は自分よりも二回り程下の若者ばかりだ。
やはり場違いだ。来るべきではなかった。

昔から音楽ライブのような派手な催しとは無縁だった。ましてやアイドルの単独ライブに来るなど。
きっかけは、あの番組だ。
ある日の深夜、点けっぱなしになっていたテレビで彼女が発した、何気ない一言を忘れられなかった。
部下との会話で、彼女はあるアイドルユニットの一員だと知った。
まさか彼と、アイドルをきっかけに打ち解けられるとは思わなかった。

そして彼が「こんな特等席、誰かが座ってなきゃ席に失礼なんですよ!」と言い強引に譲ってきたチケットを持って、自分はここにいる。※¹
休日出勤からの帰り、周りから明らかに浮いたスーツ姿のまま、指定された席に着く。
今になって思えば、ずいぶん有頂天になっていたものだ。まだ始まってもいないのに、思い浮かべるのは帰路に着く自分のうなだれた背中。
いい気味だ、と自嘲する。
※¹ 偶然ここには転売の概念がないので、チケットの譲渡が可能。

ホワイトノイズのようなざわめきの向こうから、曇った音楽が聞こえてくる。
リハーサルの音が漏れてしまっているのだろうか。
開演時間はとっくに過ぎている。何かトラブルがあったのだろうか。
場違いな自分は、このライブを楽しめるのだろうか。
もう一度トイレに行っておこうか、と考えた矢先、灯りが消える。
目を覚ましたかのように、会場が歓声を上げた。

曲名『万有引力の発見』
アーティスト・音源の出典:田中公平
アルバム名:「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」 オリジナルサウンドトラック

Overtureから繋ぎたい一曲目:VERY BERRY LOVE
衣装イメージ:マジーク・アルーア

生乾き:『シャニマス』すぎるだろ

サムライ:シャニマス×純文学みたいな質感

さちいろ:やってんな……w

特ッカ:画面上には桜の花びらが舞い散るような映像が流れて、さながら楽園のような、思わず目を奪われてしまう光景が広がっているわけです

さちいろ:本当に設定から曲選までが『シャニマス』の文脈過ぎるって

生乾き:モブの視点からアイドルを描くってのはシャニマス仕草過ぎるって……

特ッカ:皆さんにはあちらの世界のモブになっていただきたくて

さちいろ:もうこの通話で一本合同誌だせるんじゃねえの……

生乾き:うわ~~~~~~~~~!! いやこれもう『ユアマイ』だよ

さちいろ:わかる! 思った思った!

サムライ:食らう~~~~~~~~~~~!

イベント『YOUR/MY Love letter』はシャニマスの中でも異色のシナリオであり、
アイドルと同じ世界で生きている”名もなき人々”に焦点があてられた

特ッカ:最初はこの中年男性を『ピアスの女性』にしようかと思ってたんで、発想のもとは仰る通りユアマイですね。

生乾き:Overture曲のラストの少し変調子な感じ、中年男性の喰らっていることとべリラのマジーク・アルーワとの親和性がすごい

特ッカ:いやね、モブになってライブを見るのって最高なんですよ。アルストロメリアというアイドルも良く知らない、ライブを楽しめるのかも心配! そんな中で聞く一曲目がこれ!

ミナセ:序盤から強い曲ですもんね~

生乾き:いやほんとこれアイドルと言う者を全然知らなかった人が、初めてのライブで文字通りの魔法にかかる追体験ですよね!

サムライ:右も左も分からない不安な状態から楽曲を浴びる体験……まさかまたこの気持ちを知れるとは

特ッカ:気持ちェ~~~~

さちいろ:よすぎる……

岡ディ:ゲーム画面を幻視しましたよね。テキストボックスとともに話が進んで、曲のイントロが流れたところでイベントコミュのロゴがポップアップしてるシャニマスの予告動画が目に浮かびました。

生乾き:テキストボックスの名前欄に『上司』とか『部下』とか書いてある~~~~

特ッカ:帰りアルストのCD全部買って帰ります、この中年男性

ミナセ:これ初ライブだったらそりゃハマっちまうよな~

さちいろ:初ライブがこれならCDは全部買って帰るしBlu-rayも調べて買える分は買っちゃう

生乾き:週明けこの男性が例の部下との外回り中に徐に営業車の中でアルストのCDを流し始めるんでしょ

さちいろ:終わった後には「ちょっと奢るから飲み付き合ってくれないか」って声かけるんでしょ?

ミナセ:『シャニマスだ』……

特ッカ:3個ともこんな感じなんで

ミナセ:嘘だろ……

生乾き:備考欄は任意だったはずなんだけどなんでシナリオ書いてるんですか

特ッカ:何って、補足の文章を付け足しただけだが?

サムライ:備考欄が主戦場じゃないんですか!!

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『YOUR/MY LOVE LETTER』というイベントシナリオが私たちに与えた衝撃は凄まじいものがありました。アイドルを応援している名もなきわたしたちにも、きっとぞれぞれの物語があって、それぞれの文脈の上から見るライブはまた違った景色になるのです。等身大で詳細な設定の物語を通じて見たことで、アルストロメリアの姿がこれまでと違った輝きを放って見えました。
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☆2巡目 1番手 ミナセ

ミナセ:2巡目1番手、行かせてもらいます! 今回はシーズにかなりフィーチャーした案です。

「prime #4507」~5:57(birth - 5 years old)
アーティスト・音源の出典:無限回廊 光と影の箱

Overtureから繋ぎたい一曲目:Fashionable
衣装イメージ:シルキージェムシリカ
ライブのテーマイメージ:雰囲気は3rdライブに似た感じ。ライブ途中にソロ曲もあるイメージで。

ミナセ:これは曲をフルで聞いてると一時間以上あるので、~5:57あたりで切ってください。ギネスにも登録されてる、世界で最長のゲームミュージックなんですよね。

特ッカ:無限回廊か、聞いたことある……

ミナセ:この「prime #4507」って曲は生まれてから死ぬまでのすべてを曲の中に落とし込もうっていうテーマで作られた曲で、今回持ってきた案の部分は大体生まれてから5歳までを準えた部分になります。

ミナセ:生まれてから自分の意志をちゃんと持つようになるまで、っていうのがテーマとしてあるので希望に満ちた感じのメロディーなんですよね。

サムライ:曲の中で展開が結構ありますね。

ミナセ:ですね、文字通り人生をかたどった曲なので、一分一秒の中に人としての成長とか歩みが入ってます。

生乾き:シャニマスのこれまでの話にも似た要素を感じますね……

岡ディ:これはシーズのライブのOvertureって感じよりも?

ミナセ:全体のライブではありますね。その中でも『誕生』を象徴するユニットはシーズなのかなって思ってます。

サムライ:わかる!

特ッカ:シーズは特に変わり続けてきた感じがあるからな……

ライブの一曲目:Fashionable

ミナセ:そして、この曲を経て『Fashionable』です

さちいろ:やっぱりイントロからこの曲強いな……

特ッカ:あ~、『Fashionable』の歌詞を人生っていう標識で解釈すると結構見え方変わりますね~ ”序章”か~

ミナセ:シーズの二人って生まれてから今に至るまでの歩みが結構重要視されてると思うんですよ。にちかで言えば七草家の中のアイドルだったころとか、美琴で言えばアイドルの練習生としての下積み時代とか。その蓄積の果てに今の彼女たちがあるんですよね

イベントシナリオ「セヴン#ス」より
緋田美琴W.I.N.G編シナリオより

生乾き:イベントコミュのセヴン#スでシーズはシーズとして誕生したんですよね。あのビールケースの上で。

岡ディ:なるほどね~……

ミナセ:美琴のwingにもありましたけど、「今」だったんですよ。彼女たちにとっては。

サムライ:シーズの始まりをOvertureで表現したわけなんですね……これは”始まってる”わ……

さちいろ:シーズに~~~~~~?

一同:かんぱ~い!!!!!!!

サムライ:いや~、酒が進みますね、ホント今日は

生乾き:ムゲンビートの日の打ち上げとか参加してたオタク全員この曲歌ってたでしょ

さちいろ:wow wow wow……でジョッキ交わすやつね! なんならキャストさん側もMCでやってたからな~

岡ディ:Day2のMCでやってましたね~

一同:wow wow wow……

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シーズというユニットは長く時間をかけて、丁寧に彼女たちがユニットとなるまで、そしてその意味を描いてきたユニットです。彼女たちのすれ違いや葛藤を見つめ続けてきた私たちには、その紆余曲折がまさに人生を投影した物にも映りました。Overtureとして採用したのは一部分でしたが、シーズを背景に据えて全体を聞き直すと、何か新しい発見もあるやもしれません。
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☆2巡目 2番手 岡山ディビジョン

岡ディ:場の雰囲気をがらりと変える二案目を提出させていただいても良いですか?

岡ディ:これも文章を全部読んでいただく必要はないんですが……

生乾き:もうその前置きがさ……www

特ッカ:ありがとうございます、ありがとうございます

サムライ:準備してますねえ!

岡ディ:『ライブ』っていう題材を一つとっても私たちのいる現実世界のライブとシャニマス世界のライブと解釈が分かれるのが面白いなと思っていて、こっちは後者の方ですね。

『Chill Out Lost』
アーティスト・音源の出典:PIANO SHIFT

Overtureから繋ぎたい一曲目:『Reflection』
衣装イメージ:オイサラバエル
ライブのテーマイメージ:樋口円香ソロライブ“瀝青観測”

さちいろ:noteのリンクが貼ってあるんですけど!?

特ッカ:おっと……おい! おい!

サムライ:樋口円香単独ソロライブ……!?

生乾き:何やってんのマジで……!!wwwww

さちいろ:あ~~~~~~~~~、はい!!!!!!!!

特ッカ:右横のスクロールバーがなんかちっさいんですけど、どんだけ文量書いてるんですか!?

生乾き:やりすぎやりすぎ

岡ディ:ご存じの通り円香はLanding Pointのストーリー内でソロライブをやったっていう描写がありまして、そこから発想を膨らまして書きました。そのソロライブ以前なのか、以後なのかは定かではないですけど……

樋口円香のLanding Pointは円香がソロライブに挑むことを起点としている

生乾き:だからって”ない”ライブのオタクレポート記事はやばすぎる

ミナセ:マジでなにやってんすか???????

岡ディ:ライブレポート記事があったら面白いかなって

ミナセ:面白いけど!!!!!!!

生乾き:あ、このnote記事ってちょっと前に岡山ディビジョンさんがTwitter上でカバー曲募集してたやつだ……!! 私が出したのもあるwwww

岡ディ:そうですそうです! ソロライブならカバー曲もありだなと思って、募集をかけてみたら色んな人からアイデアをいただいて、それを集めているだけでも結構な曲数になったんですよね。

特ッカ:283のアイドルはこがたんと咲耶様しか知らないミリしらの友人……w なんだこの解像度

生乾き:途中引用してる文献とかも架空じゃねーかwww マジでなにやってんだwww

こういうことを無限にやってるやばいnote

岡ディ:個人的に『夢見鳥』の広告で『ないインタビュー記事』を作ってる部分があってそれが結構お気に入りですね。円香のセリフ自体はマイコレからの引用です。

サムライ:現実と妄想の区別がつかないよ……助けて

岡ディ:noteの最後にはお気持ち表明までしてます

あまりにも「いる」オタクのお気持ち表明

生乾き:う~わ、いるわこういうオタク……!! なんでここまで解像度高くしてんだ……www

ミナセ:や~ばいなホント

サムライ:流石にこれ病気

一同:(笑)

ミナセ:Overture自体もすごくいいなぁ、だんだんと調子が上がっていく感じが期待感が高まる

生乾き:うんうん、さっきのピアノの旋律とか円香の内に秘めてる激情を象徴するかのようだ

岡ディ:そうなんです、楽曲名に「Chill Out」が入ってるのも繋がりを感じますよね

ライブの一曲目:Reflection(樋口円香ソロver.)

サムライ:この曲すごい好きなのよ……もう泣いちゃいそう

さちいろ:このライブでは樋口円香ソロverか……早くソロコレを出してくれ!!

岡ディ:この曲本当にいい曲ですよね……

特ッカ:聞いてると「光だぁ……」ってなる、最後の音の跳ね上がりとか聞いててすごい気持ちがいいんですよね……

ミナセ:ソロライブ自体はありえなくはない話なんですかね? アイドルとしては難しいかもしれないけど、声優さんがソロアーティストになることはありますし……

生乾き:れいれい(近藤玲奈さん/灯織役)がファンミーティングでDye the sky.を歌ってる前例はあるのでシャニ曲をソロ活動の場でやる可能性はなくはないかも?

ミナセ:そうなんですね! あ~、普通にこのソロライブ行きたくなっちゃった

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シャニマス世界のライブを描きだすにしてもこんな手法があったのかと思わず膝を打ってしまいました。ないライブの、ないオタクの感想レポート。徹底的にこだわり準備を尽くしたアイデアからは、アイドルへの愛と情熱の厚みを感じます。この質感こそがシャニマスだよな、と思わされてしまいました。
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・ここで特別ゲスト枠のふくふくさんが参戦。
今回の座談会の大トリの発表を務めていただき、それまではほかの参加者と同様に楽曲の感想を語り合っていただきました。


☆2巡目 3番手 さちいろ

さちいろ:シャニマス世界におけるライブが出たから、私もそれに続きます。向こうのライブを具現化してやる!

「闇を穿つ月影」
アーティスト・音源の出典:Noah

Overtureから繋ぎたい一曲目:Black Reverie
衣装イメージ:ブライクシリーズ L'Antica
ライブのテーマイメージ:L'Antica Live Tour "Black Reverie"

さちいろ:ボスボスしいものにボスボスしいものをぶつけたら最強ができる、というストレートなアイデアです

岡ディ:めっちゃいい……

サムライ:それでこそアンティーカよ!!

生乾き:あれ……? 八巻が旗を持って出てきてない……?

一同:(笑)

さちいろ:正直かなりその5thの時のイメージで考えてはきた!w

岡ディ:曲名がほんとアンティーカのライブそのものですね

特ッカ:本当に、曲名良すぎ。アンティーカのためにある曲だ……

岡ディ:ベタな演出かもしれないですけど、Overtureの時にはその曲名通りに、バックに煌々と光る月を映してアンティーカのメンバーがシルエットだけで登場してほしいですね

さちいろ:あ~、最高! すごいね、それ備考欄で書こうと思ってたやつです

生乾き:解釈の一致だ

備考欄(任意): 照明が落ちる。 薄暗い会場。そこに唯一、L'Anticaのシルエットが映る。

さちいろ:ライブ配信ではカメラがうまくいかなくて、恋鐘のシルエットしか見れなかったみたいですね

岡ディ:まあツアーなんでね、2公演目、3公演目と演出が上達していってほしいですね。

生乾き:”ないライブ”の”ないアンケートフォーム”

ライブの一曲目:Black Reverie

生乾き:あ~、Overtureの終わり方がいいな~! これは『Black Reverie』にそのまま繋がるわ!

さちいろ:ライブのテーマ、ライブ名自体が『Black Reverie』なのでこの瞬間のためにすべてを注ぎ込んでいます

岡ディ:最高……行きたいすぎる

サムライ:武道館でやってくれ

生乾き:『Black Reverie』は数あるアンティーカの曲の中でもやっぱり際立って強い楽曲ですよね~

岡ディ:アイドルそれぞれのカラーがよく出てますよね

さちいろ:曲そのものの強さもそうなんだけど、衣装のブライクシリーズという存在が特別すぎるんだよな

生乾き:ラスサビ前間奏の花開く振付世界で一番好き

さちいろ:い~や俺はそのあとのほうが好きだね

ふくふく:ラスサビ入りのとこ弾くの指難しいんだよな

サムライ:演奏者目線のご意見だ

さちいろ:『Black Reverie』は聞いてるとどの楽器で演奏したとしても左手が攣りそうという感想になる……

ミナセ:ドコドコドコドコ……

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ユニット楽曲の中でも特に強い曲、印象深い曲というものが存在していると思います。Black Reverieはその代表格とも言えるでしょう。披露を重ねるたびに、そのパフォーマンスの迫力は増していき、伝説を積み上げていきました。何度となく魅せられてきた楽曲を、Overtureの中でさらなる高みに持ち上げる愛ある挑戦でした。
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☆2巡目 4番手 生乾き

生乾き:じゃあ行っていいですかね? 私は今回3曲を通しでユニットライブツアーにするという目的にしているので、1巡目でイルミネ・アルスト・ノクチルと出した次は……

「ROUND UP feat. MIYAVI(instrumental)」
アーティスト・音源の出典:「ROUND UP」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

Overtureから繋ぎたい一曲目:Imitation Ghost
衣装イメージ:スケルトンオーヴァードライブ
ライブのテーマイメージ:ストレイ・放クラ・コメティックの三つ巴の対バン形式のライブのイメージ

生乾き:ストレイ・放クラ・コメティックの3ユニットでのライブになります!

岡ディ:うおおおおお!?

特ッカ:最高! めっちゃ熱い~~!

岡ディ:うわ~! 対バン感すごい強い!!

サムライ:かっこいい~~~! 生演奏聞いてみたい~~~!

生乾き:そうですね、一つ目のものは『調和』をテーマにして、それぞれの世界観を保持したままにその共存を図ったんですけどこっちはその逆。お互いを食い合うために真っ向からぶつかり合います。

ふくふく:MIYAVIのサウンドがやっぱり良いなぁ

生乾き:このギターが本当にかっこいいんですよね。ギターに合わせて会場内をライトがあちこちを照らして、ステージモニターには紅蘭偉魔空珠学園とかトレーシングミュートの背景に三つの彗星が降り注ぐ映像が流れてます。

ミナセ:あ~~~~~

さちいろ:うわっ、すげえいい

生乾き:なんなら普通にこのOvertureをBGMに踊ってほしいぐらい

岡ディ:それはあるかもですねw

さちいろ:こういうメタルステップってやっぱり最高だな……あの、メタルステップって本当によくって~……

サムライ:はいw

ライブの一曲目:Imitation Ghost

さちいろ:うわ~~~、強ぇ~~~~!

ミナセ:いい! いい! めちゃくちゃにいい!

特ッカ:最高のライブが始まった

特ッカ:わぁ……うれしい……うれしい……!

サムライ:この曲の愛依ちゃんの歌声すごい好きなんだよな

ふくふく:このそんなに高く上がらないファルセットが結構今までにないテイストなんですよね。そこは曲中でも愛依ちゃんしか使ってないっていう

特ッカ:なるほど……

岡ディ:今すげえ【左選んで~!】のカードが読みたくなってきてます

さちいろ:わかる、あれっていつのカードだっけ

生乾き:実はもう結構前

2022年3月10日登場

生乾き:セトリは今回もあるんで一応貼っときますね

特ッカ:言ってることおかしいんだよな

特ッカ・さちいろ:放クラ×コメティックの『Killer×Mission』!?

ミナセ:や~ば

岡ディ:これ見たすぎる……

さちいろ:おい!!!!おい!!!! 19番おい!!!!!!

生乾き:(笑) やっぱり『我儘なまま』のユニットのしがらみにとらわれないシャッフル編成での楽曲カバーがすごく良くて……メンバーを今回はかなり自由に組みました

サムライ:禁じ手ですよ、これは……

特ッカ:ストレイ×コメティックの『相合学舎』おい!!!!!

生乾き:個人的なこだわりがあって、髪を切って休み時間のたびに見せに来るのが鈴木で、それを鬱陶しがるのがルカなんですよね……

ミナセ:ああ~~~、いい~~~

ふくふく:ちゃっかり最後に『なんどでも笑おう』入れてる

さちいろ:ちゃっかり和解してんだよな

ミナセ:そのあとに『Daybreak Age』があるから戦いは続くんだよな

岡ディ:和解が彼女たちにおける夜明けなのかもしれないですね

生乾き:めっちゃ”癖”で入れてるのは『Shiny Stories』ですね。各ユニットセンターなのもあるんですが……へへ……声優さんたちがね、仲がよろしい方々なのでね……(ニチャア

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ユニットライブツアーというテーマは共通しつつも、公演コンセプトを一新することでまた違ったOvertureの描き方が為されました。ライブの中で繰り広げられる激闘を予期させてくれるような激しいサウンドミュージックに、参加者たちのボルテージも急上昇。用意されたセットリストにも賞賛の声が挙がりました。
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☆2巡目 5番手 サムライニトウリュウ

サムライ:そろそろいかせていただいてもよろしいでしょうか!

さちいろ:続きが!? 続きが読める!?

生乾き:楽しみにしてましたよ

「soooooooo_mania」
アーティスト・音源の出典:SOUL'd OUT

Overtureから繋ぎたい一曲目:OH MY GOD
衣装イメージ:フォービドゥンシンシアリ

ミナセ:ええっ!? SOUL'd OUT!?

生乾き:シャイニーPR第三弾!?

一同:(笑)

特ッカ:そう言われてるけどもw

みんな芹沢あさひに投票してクレメンス

岡ディ:あぁ~~~確かに……聞いてみると納得ですね

特ッカ:あ、すごい……これは発見だ

岡ディ:パフォーマンスの後ろで流れててもおかしくないですね。

ミナセ:曲としてすごい主張が激しいわけではないですもんね、ボーカル付きでもOvertureとしてとらえれば全然アリだ

ふくふく:元から何言ってるかわからないしな……

一同:(笑)

陽翼街で最も高い建物である「WING TOWER」。その最上階に居を構える会員制クラブ「Bouncy」は世にも珍しい【アイドルライブ】限定のクラブハウスであった。そこのトップパフォーマーとして君臨する2人組ユニット「SHHis」を陽翼街で知らぬものはいない。
SHHisにはアイドル離れした歌唱力とパフォーマンスにより、陽翼街の財政界からも多くのスポンサーがついていた。そのため、彼女らのパフォーマンスや言動で兆単位の金が動き、計り知れない影響力を持つ。
今宵も見るものを魅了し、聴くものを虜にする至高のライブが始まろうとしていた……

特ッカ:うおおお、楽しみになってきたぜ! 私たちは陽翼街の成金連中ってことですね!?

サムライ:そうですねw そう思っていただければ

生乾き:確かにこれはクラブミュージックだもんな……シャニのクラブの背景すげ~あうぞ

さちいろ:いやめっちゃ合うね! 脳内イメージ完全それだった

ミナセ:シーズに~~~~? かんぱ~い!!!!

さちいろ:もう今日二回目なんだよwww

ライブの一曲目:OH MY GOD

生乾き:うわ~~~! やっぱこの曲治安悪ぃ~~~!

さちいろ:よく知ってるぜ、この治安の悪さ

ふくふく:この治安の悪さが癖になるんだよな

岡ディ:男性バックダンサーたちを従えてないですか?

ミナセ:5thのあの人たちだ!! あれかっこよかったからまたやってほしいな~

生乾き:なんかさっきのOvertureを踏まえて聞いてるからアイドルライブじゃなくて、クラブハウスのライブなんだよな。ペンライトを振ってないのよ、このライブは手なんだよな

さちいろ:そうそう、ハンドサインでやってるよ!

ミナセ:こういうコンセプトライブの形もあるよな~

生乾き:サムライさんは新境地に切り込みましたね……

サムライ:新境地、そう、それなんですよ

SHHisにおいて、超絶的なパフォーマンスを持つ緋田美琴。彼女には、より多くの人にパフォーマンスを届けたいという夢があった。
SHHisのもう片翼、パフォーマンスは美琴に劣るものの、アイドルに対する情熱が人一倍の七草にちか。彼女の夢もまた、同じである。
「美琴さん、お疲れ様です」
「うん、にちかちゃん。お疲れ様。今日も多くの人に見て貰えた」
「ホント、みんな美琴さんに夢中って感じでしたよー!」
「ありがとう」
「それで、この間の話なんですけど……」
しかし、両者で違っていたものは”思想”である。
「ごめんね、にちかちゃん。私はこの場所を去ることはできない」
美琴はこのクラブで努力し続けることでしかパフォーマンスを届けられないとそう、妄信していた。
「……っ! ここは、確かに陽翼街最高のステージですけど……」
『Bouncy』は限定的なクラブ故に、収容人数は100人程度であるそのため、にちかはここを出て、もっと大きなハコでライブをするように美琴に提案していた。
(まるで……昔の美琴さんになっちゃったみたいだな)
しかし、美琴はまるで聞き入れようとはしなかった。シーズは確かに過去のすれ違いを乗り越えて固い絆で結ばれていたはずだったのに。

そんなある日、にちかは『Bouncy』のオーナーの部屋の前を通りかかる。部屋からは、オーナーと従業員との会話が漏れ出していた。
「いやーオーナーも人が悪いっスよねぇ!」
「緋田クンを【洗脳】するなんて!」
「妙な言い方をするな。私には彼女が必要だ。だから離れないように【説得】したまでだ。」
にちかは戦慄した。美琴はオーナーに『思考』を誘導されていたのだ。
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「事情は分かったけど……それでなんでうちら、ストレイライトに『SHHisを消せ』、なんて頼んだん? 『オーナーを消せ』じゃダメだったん?」
ストレイライトに仕事を依頼したのはにちかだったが、この場所をセッティングしたのは冬優子だ。ストレイライトの面々はにちかからの依頼を訝しんでおり、警戒と共ににちかのことを迎え入れた。
「出来なくはないけど……愛依、あんた……陽翼街で1番のクラブのオーナーを消すなんて依頼がいくらになると思う? とても個人で払い切れる額じゃないのよ」
にちかもそのことは承知のうえで、ストレイライトに頼んだのだ。新たに別の場所で再出発するために、このクラブの「SHHis」という存在を消してくれ、と。SHHis本人が協力するならば、難易度は高いものの殺しの依頼ではないため、依頼料は安くなる。
「美琴さんを救うには、これしか無いんです!」
「なるほどね。でも、本当にいいのね? ふゆ達は依頼を必ず完遂する。その結果、SHHisは『謎の失踪』を遂げて……この街には絶対に戻れなくなる」
「美琴さんを裏切ることにもなると思います……でも、私は確信してるんです。美琴さんなら、ここ以外の場所でも絶対に輝けるって」
にちかは覚悟を決めて笑った。例え美琴に恨まれようとも、美琴をここから救い出すにはこうするしかないとそう信じていた。
「………………」
その時、芹沢あさひが沈黙を破った。
「うーん、そんな事する必要あるっすかね?」
今までの会話も、にちかの覚悟も、シリアスな雰囲気など何処吹く風に言い放った。
「要は美琴さんにここ以上のステージがあるってことを見せてあげればいいっすよね? それならいい考えがあるっすよ!」
そう言ってあさひは徐に電話をかけ始める。
「……もしもし、果穂ちゃん?」

To Be Continued……

生乾き:うわ~~~~、なるほどな。確かに楽曲を聞いて俺たちが想像してた会場っていわゆるクラブハウスで、普段俺たちが行くような大きいハコではなかったもんな

ミナセ:え、話づくりが普通にうまい

さちいろ:うまいわ、話のつながりもOvertureとよくリンクしてる

生乾き:え、これって2024年のエイプリルフールコミュだったりします?w

岡ディ:世界観がほんと練られてますねw

サムライ:ちゃんと物語は終わりも用意してるので、最終巡をご期待ください!

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劇中劇を受け継いで、シーズのパフォーマンスを物語の中に落とし込む役割を存分に果たすOvertureでした。私たちの見慣れた披露とはその表情を大きく変え、ライブの規模感までも操作してしまう巧みさに舌を巻きます。他の案とは違ってボーカル入りというのも目を引く秀逸なチョイスでした!
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☆2巡目 6番手 特ッカ

特ッカ:では最後、行かせてもらいますね。少しセッティングのために準備をします

さちいろ:セッティング……?!

生乾き:身構えすぎw

さちいろ:しょうがないだろ、今まで楽曲外のところでいろんなセッティングがあったんだから!!!!!!

特ッカ:今回は本当に楽曲の発表だけですよw

『Spider Woman』
アーティスト・音源の出典:Keiichiro Shibuya
アルバム名:ATAK025 xxxHOLiC

Overtureから繋ぎたい一曲目:「純白トロイメライ 」アンティーカ
衣装イメージ:ラ・ロッソグリム

我ながら良いパフォーマンスだった、と思う。
一番注目が集まるトリの、その一つ前、そこに私達がぶつけられた。
これは「実力で食ってやれ」というマネージャーからのメッセージ。
確かに、知名度は彼女らのほうが圧倒的に上だ。
アイドルをテーマにした今回の放送では、それだけでもかなりの票を稼ぐだろう。
でもこの番組はアイドルのための番組じゃない。
評価されるのはパフォーマンスだ。
視聴者も、それを求めて投票するんだ。
彗星のごとく現れたアイドルグループと銘打って売り出された私達の実態は、元ダンサーや歌手志望の、いわば専門家たちだ。
正直、パフォーマンスで負ける理由が見つからない。
狙い通り、会場は次に控えたメインのステージよりも、突如として業界に現れた私達の存在に高揚している。
トリの彼女らのことは正直よく知らないけど、バラエティに出ていた「仲良しグループ」な姿を見る限り、パフォーマンスで負ける心配は、まあないだろう。
元々アイドルに興味があるわけではなかった。だがこれも私が上り詰めるステップの一つだ。
彼女らに恨みはないけど、私の名を上げるためにひとつ、踏み台になってもらう。
MCが高揚を隠せないままにカメラに向かって煽り立てる。

番組の最後を飾る、彼女らのステージが始まった。

さちいろ:そういう使い方をしてきたか~~~~~~!!!

生乾き:Overtureがもうこれは心象風景なんだよ!!!!

特ッカ:あなたたちにはまたモブになっていただきます

さちいろ:うわ、ここのメロディーライン……!!

サムライ:ゆっくりこっちに歩いてくる……!!

さちいろ:足音のSEまで聞こえてくる気がするんだけど……

生乾き:今から私たち負けるんですね……

ふくふく:これすごいですね、NEO THEORY FANTASYの時と同じキー進行の楽曲だ。それをより短調にして、おどろおどろらしさを強調されていますね。

サムライ:特ッカさんそれも織り込み済みですか?

特ッカ:はい(即答)

一同:(笑)

さちいろ:いい返事!

岡ディ:迷いがなかったですね

さちいろ:(ちょっと……なに、これ……)

特ッカ:(空気が、変わった……?)

生乾き:(『所詮アイドルだ』と、侮っていた……)

さちいろ:俺純白トロイメライの最初だけ11拍子なのがすげ~好きなんだよね。確か最初だけ6拍子と5拍子の組み合わせで。

ふくふく:そうですね。曲の始まりだけ6拍子と5拍子で11拍子になっています。サビは4拍子に戻るんですけど。

特ッカ:シャニマスって現状アイドルに対してモブがボコボコにのされることってまだそんなにないので……『ボコボコにされて~』と思って今回の設定を作りました

生乾き:どちらかというと今はまだ283のアイドルたちのほうが負ける展開、苦難に立たされる展開のほうが多い印象ですね。『The StrayLight』とか顕著でしたけど

イベントシナリオ『The StrayLight』より

特ッカ:そうですね、ザストの立場逆転というかね

生乾き:でもこのモブが敗北を確信して、ステージが終わった後恋鐘は満面の笑みで無邪気に『お疲れ様~~~!』って駆け寄ってくるんですよね。それで『ああ、適わないな』ってしみじみと思う

さちいろ:うわ~~~~~~!

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アイドルには必ず、同じ舞台に立つ相手がいる。意識をせざるを得ないライバルがいる。そんなライバルの心情からアイドルの実力を厚みを携えて描き出したOvertureでした。繋ぐ楽曲との親和性も非常に高く、アンティーカというユニットに対し私たちの持つ畏敬をより強調してくれたような感覚があります。
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☆3巡目 1番手 岡山ディビジョン

岡ディ:最終順1番手、いかせていただきますね

『Now You Believe in You』
アーティスト・音源の出典:Sky Mubs

Overtureから繋ぎたい一曲目:『Fashionable』
衣装イメージ:(にちか)シャンドゥ・ヴォーギン
       (美琴)overlap
ライブのテーマイメージ:シーズ単独ライブ第二弾

岡ディ:謝罪じゃないですけど……発想って被るんだな、と

さちいろ:おや……?

岡ディ:僕もコミュを作ってきまして。

一同:(笑)

特ッカ:『作ってきまして』じゃないが

さちいろ:マジでこの座談会だけで合同誌だせるって!!

生乾き:そういえばちょっと前に岡山ディビジョンさんがシーズのSS書いてるって言ってたのツイッターで見たな……これだったのか

ふくふく:いやぁ……素晴らしい、これでコミケ出ましょうよ

生乾き:Overtureとの組み合わせもですが、周りの練られた設定からも岡山ディビジョンさんのシーズへの愛を感じますよね

サムライ:これまでのコミュのいろんな要素を拾ってるお話ですからね、愛がなくちゃ書けない!

さちいろ:これは原稿へのモチベが高まるなぁ!

岡ディ:コミュタイトルも結構こだわってます。1章にあたるタイトルの【あいかtA】なんですが、【283プロのヒナ】七草にちかの一コミュ目のタイトルは「あいかt」どまりなんですよね。

岡ディ:当時は相方と呼びきれなかった美琴ですが、今は呼ぶことができる。その最後のピースたる【A】は緋田美琴のサポートSSRカードからとってきて組み合わせています。

生乾き:なるほどねぇ……

岡ディ:こういう小ネタをちょくちょく仕込んでいるので、ぜひ探してみてください。

生乾き:うわぁ~~~シーズに対する理解の深さ、それに解像度の高さ。さてはこれ明日実装のイベントコミュですね????

一同:(笑)

※ちょうど収録日は「not enough」の実装前日

岡ディ:このOvertureは美琴と演奏隊がステージ上で奏でていて、にちかが奈落からそこに上っていくという場面設定があります

サムライ:うわぁ~! 設定にすごく合ってるなぁ……!

ミナセ:シーズはやっぱりピアノ曲ってのがいいですよね

サムライ:見える……にちかの汗の一粒一粒さえも見える……

生乾き:にちかの表情がすごくいいな……壮観な表情というか……

岡ディ:以上、私の三案は今自分たちのいる世界におけるシャニマスのライブと、シャニマス世界のファンから見たアイドルのライブ、そしてシャニマスのゲームにおけるライブのそれぞれ別の角度の案を持ってこさせていただきました。

ミナセ:すごい、ちゃんと全部違うことに意味がある

サムライ:ちゃんと違う角度で感情を揺さぶりに来てるんですよね……

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どこまでも真摯にシーズに向き合い続けたが故に生み出せたアイデアに思わず背筋が伸びてしまいます。彼女たちは長い時間をかけて、ユニットとして醸成し、練達してきました。シャニマス原作と陸続きに感じられる、完成度の高い物語はまるで『知っていた』かのようですらあります。
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☆3巡目 2番手 特ッカ

特ッカ:最終順、私もいかせてもらいます

『Junior Kickstart』
アーティスト・音源の出典:The Go! Team
アルバム名:Thunder, Lightning, Strike


朝の時点で38度って、どうなってるんだ、今年の夏は。
数年ぶりに完全な形での開催を迎えた、この伝統ある野外フェスには例年を遥かに超える人数が集まり、観客たちも久しぶりのお祭り騒ぎに色めきだっている。

だが、その裏側は、はっきり言って地獄だ。

「今年のフェスは小規模になるから、クソ楽なバイトになるらしい」と言っていたアイツは、当日になってバックレた。
アイツだけじゃない、同じ派遣会社に登録しているアイツも、今年で5年目だと息巻いていたアイツの姿も今日は見ていない。

観客とステージの間に立ち、整理をするだけの簡単な業務とはいえ、バイトとして参戦するのが3回目の自分がリーダー業務を任されている時点で、既に体制は破綻していると言っても過言じゃない。

事務所内は、暑さで倒れた観客やダウンしたバイトへの対応で阿鼻叫喚の騒ぎだ。

「会場整理の人数が足りていない」
オープニングアクトを直後に控えた今になって、無線が届いた。
……
会場は、異様な熱気に包まれていた。明らかに進行が遅れている。
アイドル効果か、この時間帯ではありえない人数の客が入っていて、入場が遅れているのだ。

やばいやばいやばい。
こんな状況で、まともにライブなんかできるわけない。

しかもアイドルだろ!?パンクバンドならまだしも!
たしか、聞いた話じゃリーダーが小学生って。

終わりだ
ごめん、本当にごめんな、今から君たちが歌うこの会場はめちゃくちゃなんだ。
小さい女の子に、この状況が収められる訳ない。

無線越しに、叫び声が聞こえる
「準備お願いします!放課後クライマックスガールズさん、入られます!!」

Overtureから繋ぎたい一曲目:「夢咲きAfter school」放課後クライマックスガールズ
衣装イメージ:ブレイブヒーロージャージ

特ッカ:放クラが来てくれた~~~~~~!

生乾き:そうだよなぁ、ピンチの時に駆け付けてくれるのがヒーローだもんなぁ!

ミナセ:Overtureもいいなぁ、かっこいい

生乾き:このモブ視点で不安と焦りが入り混じる中で、ヒーローがやってくるっていう予感をかすかに感じる感じ、序曲としてばっちりだ

さちいろ:マジで管理体制がやばいことになってる音楽フェスに行った経験があるから今回の案の臨場感が違うぜ

一同:(笑)

さちいろ:こういう場所の放クラってマジでどう考えたって最強だもんな。野外放クラか~~~~!

ミナセ:安心感がすごいな~

生乾き:気が付いたら会場一帯が一つになってますね

サムライ:ダウンしてたはずの観客たちも元気なって、一緒のライブに参加してますね~~~

さちいろ:特ッカさんしっかりと全部モブ視点で組んできましたね

生乾き:これぞ”シャニマスのオタク”だな、って感じです

特ッカ:モブになるのが一番”良い”ので

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私たちは日々彼女たちアイドルの姿に力や希望をもらっています。彼女たちの溌剌とした姿に託す想いは願いや祈りにも似ていて、その光を目にした時には『報われた』という思いすら感じてしまうものです。今回のOvertureではその輝きを極限まで高めて、聞いている私たちに確かな滾るものを抱かせました。
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☆3巡目 3番手 さちいろ

さちいろ:じゃあ私の最後も……好きにさせてもらいます

私は、旅をしている。
自分を見つけるために。自分を見つけてもらうために。
隠し事の多い生き方をしていた。
仕方ない。だって、そういう性格だから。
迷って、迷って――でも、突き進んで。
立ち止まってなんかいられない、そんな思いを持っているから。
そんな、ありふれた、"女の子"の話。

生乾き:おおっと……?

特ッカ:これは……?

「驟雨の狭間」
アーティスト・音源の出典:Silentroom

Overtureから繋ぎたい一曲目:abyss of conflict
衣装イメージ:フィールズ・プラスチック
ライブのテーマイメージ:"三峰結華" ワンマンライブ「感光」

ミナセ:さちいろさんといえばですね……! やっぱり来たか~!

ふくふく:さちいろさんといえば三峰。三峰といえばさちいろさん。

岡ディ:ワンマンライブタイトルいいなぁ~!

生乾き:『感光』か~~~~!

ゆっくりと煌めきながら雨が降る
夕暮れの太陽が照らす中 旅人は小道を歩いて行った
暗い心とともに 旅人は見た 
大きな雨粒が光るのを
金色の陽光を過ぎ落ちる中に 旅人は感じた 
彼女の額に冷たい雨粒が降るのを そしてこう語った 
震えるほどに甘い苦悩とともに
「今、私にはわかる。虹が私の頭上、遥か高くに架かっていることを」
「私が辿った小道の上に、虹があることを」
「見えるよりずっと遠くからあることを」
「だが――ここで私の最も近くに立つ者も、私のことをよく知っていると思っている者も」
「それを見ることは、できないのだ」
「だからきっと、別の日々がやって来て」
「今日というこの日を、晴れ渡る気持ちと振り返るとき」
「私の、遠く色褪せた名前の上に」
「栄光の虹が架かるんだろう」

サムライ:特ッカさんとは違う意味で『シャニマス』だなぁ~……

一同:(笑)

ミナセ:かっこいい曲……! ドラムの激しさが雨みたい

サムライ:雨のように音と感情が押し寄せてきますね……!

ふくふく:音数がすごい、よくまとまってるな……

さちいろ:ですね、Silentroomさんは本当にすごい

ミナセ:Music Videoもいいですね。すごくかっこいい。

さちいろ:散りばめられているメッセージとかも込みで考えましたね。

「ねえ、見えてる?」  
少女は問うた。
「……見えてないかなぁ」  
自分自身に。  自問自答を、繰り返している。
質問の対象も、相手も定まっていない、虚ろな独り言。  
自分のためでも、誰に対してのためでもない、そんな言葉を紡いでいる。 「でも」  
このまま、先へ先へと進んでいけば。
「いつか、見つかるよね」

1.abyss of conflict(三峰結華 ver.)
2.アスファルトを鳴らして
~MC~
3.プラスチック・アンブレラ
4.Sweet Memories
5.スローモーション
6.Look up to the sky
~MC (特別ゲスト:アンティーカ)~
7.虹の行方 (L'Antica ver.)
~アンコール~
8.有彩色ユリイカ
9.バベルシティ・グレイス (三峰結華 ver.)

特ッカ:うわ~~~! すごくいい! 『アスファルトを鳴らして』!?

ミナセ:今までの三峰の要素全部詰め合わせた総集編か!?

生乾き:中盤のソロ曲ゾーンやばい

さちいろ:ちょっと我儘に脳を焼かれたゾーンはあるんですけど

一同:(笑)

さちいろ:あの並びは曲のストーリーができすぎてたから、それ以上が考えられなかった。当時の並びをここはそのままに持ってきました。

サムライ:わかる~、ライブの時ここは感情でぐちゃぐちゃになってました

ミナセ:でも今度はこれを三峰が歌うんだよな……ズル。今回は『Look up to the sky』も入れてるし

さちいろ:この後にMCでアンティーカにも出てきてもらいます

特ッカ:やりたいこと全部やってるよ……

さちいろ:『虹の行方』のアンティーカver.って「Ah 違う旅を選んだ私も」のところを三峰が歌ってるんですよ、そこもよくて。

さちいろ:このセトリは俺が三峰結華に脳を焼かれている要素をこれでもかと全部詰め込んだセトリです

生乾き:いやほんとさちいろさんの三峰への愛あってこその案ですね……

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アイドルのパーソナリティを音楽を用いて表現するのは簡単なようで難しい、奥深い試みです。私たちがゲームを通じてみている人格は、その実断片的なものに過ぎず、その全容を知ることは叶わない願いなのかもしれません。それでもこの案は明確に、それでいて着実に、三峰結華という一人の“女の子”ににじり寄っている感覚がありました。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


☆3巡目 4番手 ミナセ

ミナセ:最終巡ということでいうことで、参加者の皆さんをかき乱しにかかります

「諦念的カスケット」
アーティスト・音源の出典:BLUEREFLECTION帝

Overtureから繋ぎたい一曲目:Reflection
衣装イメージ:オーバーキャストモノクローム
ライブのテーマイメージ:5thDAY2(ノクチルソロ)

5th当時、イベント『ワールプールフールガールズ』内にてノクチルの解散が仄めかされていた。
幼馴染のままでいることで波打たない静寂。そこに満足してしまっている現状に波打つような「Reflect」(反撃)からライブが幕を開ける。
特に諦念感をもつ円香の「答えなんて探したって 在るはずもなくて」に対してノクチルメンバーが波を立てるそんな曲。
ちなみにカスケットは宝石箱、棺の意。輝くものを持ちながら棺に入れるしかない諦め。

ミナセ:ライブの雰囲気としては5thDay1の後のような雰囲気をイメージしてます。あの物々しい、この先どうなるかもわからない状況を思い出してもらえれば。

生乾き:懐かしい……あれはあれで特別な体験だった

サムライ:うわ~~~、あの頃の記憶がよみがえる

ミナセ:当時のイベントコミュの中でノクチルが解散に触れる部分があったんですよね。その時の心情を写し取ったみたいなアイデアです。

イベントシナリオ『ワールプールフールガールズ』より

さちいろ:ちょっと不穏な感じがあるなぁ……確かに雰囲気わかる

ミナセ:この曲はもともとBLUE REFLECTIONというゲームの曲なんですが、この曲をテーマにしている子が普段は明るく元気で活発なんだけど、実際は自分の死期を悟っていてある種の諦めから元気にふるまっているという部分がありまして……そことノクチルの解散をひっかけて考えました。

サムライ:確かにノクチルはメンバー自身もいずれ今の形が変わってしまうだろうということに気付いているように何度となく描いてきましたもんね……

ミナセ:もともとはゲームタイトルとノクチルの親和性始まりのイメージだったんですけどね。うまくハマってくれました。

サムライ:このライブ、どんな気持ちで挑めば……

ミナセ:これはDay2始まりの私たちも抱いていた不安な面を描いた曲なので。これを受けて一曲目を聞いてみてください。

生乾き:ざわざわ……どうなるんだ……

ミナセ:まさか本当に終わらないよな……

サムライ:怖い……これから何が始まるんだ……

ふくふく:アイマス最高! パンパンパンパン! アイマス最高!

さちいろ:はやいはやいはやい

ライブの一曲目:Reflection

特ッカ:うわ~~~~! ノクチル、ノクチルがいた~~~~!

生乾き:うわ、これイントロの安心感すごいな! さっきまでのテーマへの反発的なメタファーをすごい感じる

ミナセ:『Reflection』の楽曲タイトルとしても波紋とか反撃とか打開とかそういう意味合いがあるので、この世界線のDay2はこのメッセージ性のある曲とともにライブが始まるんですよね

生乾き:たとえ一度終わったとしても何度でも、っていう意思を感じます

岡ディ:暗い雰囲気からライブが始まったとしても、変化を受け入れてさらに進もうとする楽曲が来るのは本当に熱いですね

サムライ:まだ彼女たち自身も葛藤を抱いている、けどそんな中でも前に進もうとしてる気がします

生乾き:ちょうどその心情の過渡期、グラデーションの最中ですね

ふくふく:この曲ってCメロもなければ間奏もなくて、目まぐるしく変化を遂げる曲ですよね。『デビ太郎のうた』とかの例外を除けばシャニマスでは一番短い歌ですし。

ふくふく:ポジティブな解釈をすれば、周りの変化に伴ってそれだけ心情も変化をして、未来に向かって進む意思を新たにしているとも言えますね

ミナセ:歌詞的にも変わることへの受容と変わらないことへの執着が共存してますもんね

岡ディ:いや~、なるほど! ライブの雰囲気自体をOvertureと楽曲で表現したのは巧みでしたね

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ノクチルというユニットの持つ純粋さは、変化と存続の間で揺れ動いているからこその、刹那的で愛おしい危うさがあります。それを導かれる『Reflection』の歌詞にも共通する、ある種の諦めと捉えることで綺麗にまとめ上げました。私たち聴衆の心中の水面にも波紋を打つような、そんな印象的な選曲です。
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☆3巡目 5番手 サムライニトウリュウ

サムライ:ちょっとレギュ違反なんですけど……Overture、ライブの一曲目の後にもう一曲お願いしてもいいですか? ライブのエンディングとして出したいのがあって

さちいろ:セトリ丸ごと組んでるやつもいるし今更ですよ

一同:(笑)

「走れ!」
アーティスト・音源の出典:FINAL FANTASY 9

Overtureから繋ぎたい一曲目:学祭革命夜明け前
衣装イメージ:ギャラクティックシリーズ

「しつっこいわね!もう!」
「大丈夫ですか!?美琴さん!」
逃げるストレイライトとSHHis オーナーもやり手で、SHHisを逃亡させる計画は事前に察知していたらしく、ストレイライトと脱走を図るとすぐさま追手の警備隊を差し向けてきた。美琴には事前に説明をしなかった。思考誘導を受けている美琴にSHHisを存在ごとやり直す計画を伝えても、無意味だと判断したからだ。
(ほんと、ダメだったら呪ってやるぞストレイライト……!!)
にちかは胸の中で独りごちた。

数十分前___
「にちかちゃん、どういうこと?」
「すみません、美琴さん……この前話した通り、美琴さんはこんな所よりももっと輝ける場所があるんです! 今だけは信じてください! 一緒に逃げましょう!」
「そんなステージが本当にあるの? にちかちゃんの言っていること、私には分からない」
「それは……」
美琴の頑なで、取り付く島もない様子ににちかが押し黙る。すると横から小柄な影がひょっこり現れた。
「美琴さんのステージがすごいのはこの前見たっすけど、なんか物足りない気がするっす」
にちかとの会話に突然割って入った、ストレイライトの芹沢あさひ。その登場に驚きつつ、美琴は目を真っ直ぐに据えて宣言した。
「あなたが誰かは知らないけれど、だからこそ私にはこの場所が必要なの。最も人の集まる街の、最も上の舞台。そこ以外に私の目指す道は無い」
それは思考誘導のもと発せられた言葉ではあったが、積み重ねてきた努力が、説得を言い伏せてしまう凄味があった。だからこそ、にちかも今まで手を焼いていたのである。
しかし、
「窮屈そうっす」
芹沢あさひは正面から反論した
「着いてくるっす、美琴さん。もっともっと大きくて、自由で、楽しいステージを見せてあげるっすよ!」

現在___
売り言葉に買い言葉、のような形ではあったが、美琴を連れ出すことに成功した。追手を迎撃しながら逃げる2組だが、ウィングタワーはまるごとオーナーの手の内にあり、下層を封鎖され、じわじわと逃げ場が無くなっていく。彼女らはとうとうウィングタワー屋上に追い詰められてしまった。
「お前達がやろうとしていることなど私にはお見通しだ」
取り囲まれた警備の中からオーナーが姿を現す。その姿は陽翼街のネオンの逆光で黒いシルエットになっていた。
「緋田美琴。私はお前が誰よりも努力していることを知っている。そんなお前に相応しいステージを用意するために私も誰よりも努力した」
「お前を輝かせる為のステージも、衣装も、靴も用意した」
「__後は、お前がこの靴を履くかどうかだ」
オーナーが美琴に語りかける。
そのうちに、美琴がオーナーの方へ歩き始めた。
「美琴さん!行っちゃダメです!」
「七草にちか、お前も『SHHis』の片翼だ。早く来い。私は甘くないぞ」
今にも美琴とにちかが連行されてしまう……そんな状況にあってなお、ストレイライトの3人は動かなかった。
屋上に連れてくること、それこそが彼女達の目的だったからだ。
「美琴さん、さっき言ったこと、今から見れるっすよ!」
あさひがすっと長い指を上に向ける。彼女の指先、タワーの屋上のさらに上。そこにあったのは、巨大な飛行物体。

「「「「「革命だッ!!!」」」」」

銀河系アイドル『放課後クライマックスガールズ』が所有する飛空挺『カトレア』がそこにあったのである。

生乾き:天井……テメェは!

ミナセ:今回もお前なのかよ!!

特ッカ:やっぱりエイプリルフールのコミュだこれ!!!!!!

ライブの一曲目:学祭革命夜明け前

生乾き:勝利確定演出だこれ

特ッカ:うわ~~~摩天楼を下から照らしてる普段は用途が全く分からない光がステージライトみたいになってる演出のそれじゃん

岡ディ:先ほどのSSで美琴が執着してたステージはオーナーたちからもたらされる出来合いのものだったのに対し、この曲は学祭をテーマにしてステージを自分たちで作り上げるっていうメッセージがこもってるのがカウンターが効いててすごくいいですね!

ミナセ:うわ~~~なるほど! それでめちゃくちゃ合点がいった! すごくいいわ!

十数分後、屋上は静まり返っていた。残っているのは何も言えず立ち尽くしている警備隊と黒い影のオーナーのみだった。突然現れた放課後クライマックスガールズに面くらっている間にSHHis、ストレイライトの2組の逃亡も許してしまい、彼らはがっくりと肩を落とす。
「……敵わんな」
オーナー達が動けなかったのは、巨大な飛空挺に驚いたためでは無い。あまりにも自由なステージに【感動】してしまっていたからである。

____カトレア船上にて
「仲間(クルー)が増えましたー!!」
飛空挺甲板からタワー屋上へ向けたライブステージを終えて、小宮果穂、杜野凛世、園田智代子、西城樹里、有栖川夏葉ならなる放課後クライマックスガールズとストレイライトが勝利の宴を開いていた。そんな中、ブー垂れながら七草にちかがハムをつまむ。
「こんなライブ、ちょっとずるすぎませんー? 確かに凄かったですけどー」
「ふふ、そうだね。私もまだまだ足りないものがあるって気づけたな」
「まあ……無事に逃げきれて美琴さんも助けられたし、良かったですけど……」
それでも納得出来ない!とムスッとした顔のにちか。このモヤつきが、放クラのライブへの対抗心であることにはまだ気づいていないようだ。
「そんで、アンタ達はこれからどうするんだ?」
「いや、その、行くあては無いんですけど……でもアイドルを続けます」
「うん。それでいつか、世界中の人間に感動を届けられるようなアイドルになる。あなたたちみたいにね」
にちかに続いて美琴が告げた。美琴も放クラのライブを見たことで思考誘導が解けたようで、その顔はスッキリとしていた。
「あら、それなら次の街のライブをあなた達も一緒にやったらどうかしら?」
「ふふ、その際は……ストレイライトの皆様も、ご一緒に……」
「いい考えだよ! 凛世ちゃん!」
対抗心を燃やす当人の気持ちはつゆ知らず、どこまでも自由なアイドル達の提案。
「いや、ふゆたちは次の依頼があるし」
「そーなのー!マジごめ___」
「おもしろそうっすー!! SHHisのライブ見た時から、ずっとうずうずしてたんすよ! みんなでライブやるっすよ!!」
「決まりですーーーーー!!」
そんなこんなで旅路を往く一行。彼女らの物語がこれからどう織り成していくのかは、まだ誰も知らない。

END

終演時披露楽曲:シャイノグラフィ

生乾き:我儘演出だ~~~~~!!

特ッカ:あ~、すごいスタッフロールが見える気がする!!

ミナセ:金テープが飛んできてる!!!

岡ディ:あ~、このライブ行きて~~~!

サムライ:我儘、させていただきました

一同:(笑)

さちいろ:『シャイノグラフィ』は単純にエンディング適性が高いけど、我儘Day2の演出が良すぎたよな~

生乾き:あ、狂わされた人だ

さちいろ:私は我儘day2で推しのカップリングにこれをぶつけられてますからねぇ!?

特ッカ:ほんとインパクトデカかったですもんね、そのせいで今回の座談会で劇中劇とかの設定が多くなった部分ありますよ

生乾き:このお話のシーズの二人で『シャイノグラフィ』歌ってほしくなっちゃったな~

ミナセ:自由の翼を手に入れた二人で歌ってほしいっすね~

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
一案目から続く劇中劇を締め括ったのは明朗快活なる放課後クライマックスガールズ。彼女たちの提示した型破りで、広壮なる解答をOvertureがより眩いものにしてくれたような感覚です。これから先も何度となくライブは繰り返されるが、その度に私たちに希望を与えてくれる、そんな予感も抱かせてくれました。
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☆3巡目 6番手 生乾き

生乾き:私は3案通しでユニットライブツアーをやるという設定だったので、残すところは2ユニット。中でも、さっきのサムライさんのお話を受けてシーズが自由を手にした先の姿を見せられたらなと思います。

サムライ:予期していなかった続きがみられるとはw

特ッカ:まさかの連作!?

生乾き:それ想定ではないですけどねw

「TOP(instrumental)」
アーティスト・音源の出典:「TOP」Stray Kids

Overtureから繋ぎたい一曲目:Dye the sky.
衣装イメージ:フローウィングベル
ライブのテーマイメージ:アンティーカとシーズ、2ユニットのたどり着いた極致 それぞれの世界を表現するライブ

さちいろ:かっこ良!?!?!?!

ミナセ:めちゃくちゃにかっこいい……

特ッカ:うわ~、すごい。かっこよすぎる……!

生乾き:やっぱりシーズがメインの一角なので、K-POPを出典で考えました。中でもアンティーカの持つ荘厳さと強者感を両立してこちらの曲で。

岡ディ:残っている2ユニットがアンティーカとシーズ、狙ったみたいにいいですね……!

さちいろ:おいおいおいおい!!!

特ッカ:またすごいことしてる!!!!

ふくふく:『Dye the sky.』→『シャイノグラフィ』!

ミナセ:最初にその二つを!?

ふくふく:大谷翔平かよ

一同:(笑)

生乾き:最初にとにかく力強い曲を持ってきたかったので! シャニマスの中でも随一の強さである『Dye the sky.』で頂点からこの世界そのものを塗り替えてほしいですね

サムライ:アンティーカとシーズの『Another Rampage』!?

さちいろ:あぁ……あぁ……あぁぁぁぁぁぁ……

岡ディ:今現在進行形で脳が焼かれている人がいますねw

ミナセ:『VOY@GER』入ってんの熱いな~ 誰が歌います、これ?

さちいろ:あ! ムゲンビートの『Hide&Attack』歌った三人にやってもらおうよ! 美琴、摩美々、咲耶!

岡ディ:うわ~! それいいな! めっちゃ見て~~~!

ミナセ:いいな、ラップとか絶対うまいもんな!

生乾き:ストレイ・放クラ・コメティックのときも対決ではあったんですけど、この案はちょっと戦いの方向が違っていて。それぞれの持つ世界観、持ち味をそのまま正面からぶつけて高めあうみたいなイメージです。

ミナセ:なるほど?

生乾き:だからセトリの面でもCANVASシリーズの並びは崩してないんですよね。それぞれこの3曲はこの並びあってこそのような気がして。

さちいろ:わかる。この並びを崩してないの偉いし、強すぎ

特ッカ:アンティーカの特にめちゃくちゃ綺麗。一つの物語ですもんね。

ライブの一曲目:Dye the sky.

一同:うわ~~~~~!

さちいろ:すごいな、めっちゃくちゃに強い

ミナセ:やっぱりこの曲ってすごいわ

サムライ:ライブってこんな始まり方をしていいんですか!

さちいろ:『Dye the sky.』ってすごいよな。ユニットが増えるたびにいくらでも曲の持つ意味が増えていく

ミナセ:コメティックが増えて歌うとまたすごいことになるよな~

サムライ:この曲当たり判定が大きいんですよね!

さちいろ:俺たちは何回『シャイノグラフィ』と『Dye the sky.』にぶん殴られればいい!?

ミナセ:ホントだよ!w

生乾き:『Dye the sky.』は直近の披露だと5thのルカ加入のときか……

岡ディ:うわ~~~! ほんとすごかったですよね

さちいろ:いや俺5th二階席だったからさ、ステージに奈落の穴が開いてるの見えて。

サムライ:奈落

ミナセ:奈落

さちいろ:誰が出てくるんだと思ったらさ……やばいもん出てくるからさ

岡ディ:ほんとっすよね!w

生乾き:早く円盤出荷してくれ!! あの時の映像見た過ぎる~~~!!

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先の2案で提示されたユニットライブツアーのコンセプトを統合して締めくくるようなアイデアが由来となったOvertureアイデア。アイドルたちの実力を信頼して委ねられるからこその選曲だったかもしれません。荘厳かつ力強いメロディーに導かれるその勇姿が、今にも目に浮かぶようでした。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


☆特別ゲスト枠 ふくふく

生乾き:それではいよいよ満を持して……

さちいろ:ふくふくさん、行きますか

ふくふく:はい、それじゃあまず案のほう出させてもらうと

THE IDOLM@STER SHINY COLORS 10th Live
〜Thanksgiving〜
アーティスト・音源の出典:俺
Overtureから繋ぎたい一曲目:Resonance⁺
衣装イメージ:ユナイトバースプラネタリを基調とした宇宙っぽさのある衣装
ライブのテーマイメージ:10周年を祝したライブ。歴代の全体曲を全部拾うつもりでやる

ふくふく:今から5年後ぐらい、10周年のライブをイメージして楽曲を作りました。今までのライブの要素を拾いつつ、新しい領域に挑むような感じの楽曲です。

ミナセ:ていうか10周年だ! 今日9.5周年ライブも出てるんすよ、ちょうどよすぎる

ふくふく:え、そうなの

岡ディ:私の一つ目の案がそれだったんですwww でもコンセプト的にもちょうどいい重なり方してるのがすごい奇跡ですwww

ふくふく:で、この楽曲は『出典:俺』ということで

生乾き:かっこよすぎる

ミナセ:強すぎる~~~~

さちいろ:さすがすぎるぜ

特ッカ:最高だ……

ふくふく:繋ぎたい楽曲は『Resonance⁺』ということで、衣装もその時のユナイトバースプラネタリを基調にしてアレンジを加えたようなものを想定しています。

ふくふく:これから先にも周年曲や全体曲は出るだろうし、その都度新しい衣装も登場する。そうした要素を公演の中でいくつも拾いつつ進めていく感じのライブにしたいと思っています。

サムライ:いやぁ……めちゃめちゃ楽しみっすね

さちいろ:俺たちがふくふくさん以外で世界で初めてこのOvertureを聞くわけだからね

生乾き:なんか緊張するぞ……

ふくふく:この企画でガチ書下ろしなので、対戦よろしくお願いします

さちいろ:うわぁ~~~~~~!!!

ミナセ:すごい……

サムライ:沁みる……

生乾き:これは、シャニのライブですね……!!

岡ディ:わぁ、これちょっと……泣くかも

特ッカ:すごい、すごすぎる……勝手に思い出が出てくる

ミナセ:言語化できないけど……なんか、演出とかも目に浮かぶようで……すごい、実在性

特ッカ:楽曲の中の展開がまさにOvertureですよね……!

ふくふく:せっかくなのでちょっとだけ今回の楽曲の解説を

演奏開始

さちいろ:お願いします!

ふくふく:調号が「シ」の音から始まる#が5つのロ長調から

ふくふく:どのライブにおいても最初の音は小さい静かな音から始まりますよね? おとなしい感じから始まって、これから盛り上がっていくぞというワクワク感を与えるために意識してます。

19秒~24秒あたり

ふくふく:ちょっと間を取ります、ここは5thっぽいところですね

ミナセ:うんうん、なんだか聞き覚えがありますよね

ふくふく:そういうオマージュ要素を随所に取り入れてます。

40秒~

ふくふく:で、壮大にするために途中で二回転調をします。

特ッカ:表現が。表現がよすぎる

ふくふく:で、最初の調に戻すためにうまいこと段差を利用して……

1分あたり~

ふくふく:後半の盛り上がり部分はResonance+と同じ調で進行するので、そのメロディーを転調したのちに入れ込んでいる形ですね

1分25秒あたり~

ふくふく:そのあとに一回抑えるシーンを作ります。ここは半音ずつ下がるクリシェ進行の部分ですね。虹の行方のCメロと同じです。

1分49秒あたり~

ふくふく:で、転調したいのでここでいい感じにコードを変えて……

ふくふく:今度は右手からクリシェを入れる。で、メロディは同じような感じで

演奏終了

ふくふく:最後はジャーンで終わらせてロゴを出してもらっておしまいです。

ふくふく:4thとか5thとか我儘とか、メロディ進行の似ている部分を意図的に使って今までのライブの集大成感を出しました。

ミナセ:メロディーラインが一緒ってことでやっぱりシャニマスっぽさを強く感じましたね……

ふくふく:ちゃんと時間も本家のOvertureに合わせて2分35秒とかで終わるようにしてるんですよね。5thの時が150秒弱なので。

さちいろ:へ~~~~、細かいところまでしっかりしてるわ。Overtureってワクワク感がすごいからもっと長い楽曲かと思ってた

ふくふく:長くても3分を超えることは少ないですね。今回持ってきた曲もBPMを早めて展開を早める形にしているので、その分詰まってるんですよね。

ふくふく:もう一つ意識したのが、Overtureとして『盛り上げすぎない』こと。あんまり目立ちすぎるとそっちがメインになってしまうので、この後の楽曲の盛り上げに寄与できるように、気持ち抑えているところがありますね。

ライブの一曲目:Resonance⁺

生乾き:今のOvertureからこの曲か~~~~~、こりゃ合うわ

さちいろ:あ~~~~~~~~! は~~~~~~~~~!

岡ディ:これはマジでシャニマスのライブすぎる……10thすぎる……

ふくふく:『Resonance+』はあまりにも曲として完璧なんですよね……7色がそろったシャイニーカラーズを象徴するうえでテーマもメロディーもハマっている

サムライ:ちょっと生乾きさん……プロ連れてきちゃダメじゃない

一同:(笑)

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まさに圧巻。シャニマスのライブを見てきた人ならば、誰しもが納得する、抜群の実在性を発揮した一曲でした。実際の記憶になくとも、体が覚えている。そんな言葉を体現するかのように、本能を刺激する体験でした。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

以上、参加者全7名、総数19個のOvertureアイデアが集まりました。

いかがだったでしょうか。
音楽ライブにおいてメインとなるのはもちろん、演者の方々による楽曲の披露ですが、そのパフォーマンスを100%以上に盛り立ててくれるのがOverture。その効力を改めて噛み締めることができた座談会でした。普段聴き慣れている楽曲でも、今回提出された案のように、別の楽曲との並びを前提として聴いてみるとまた新たな表情・側面の発見がありました。

そして、今回も募集の際には詳細な条件の指定はしていなかったのですが、そのおかげで自由な発想で会を進めることができました。参加者それぞれによってライブ自体のコンセプトも違ったものとなり、それに伴ってシャニマスというコンテンツや登場するアイドルたちにそれぞれが求めているものや願っているものも浮き彫りになったのではないでしょうか。強い思い入れや愛情を、記事の中からでも読み取っていただけると思います。

この記事をここまで読んでくださった方なら、もうその胸に湧き立つものがあるのではないでしょうか。所詮妄想、とそのアイデアを切り捨ててしまわずに、どうか形にしてみてもらえませんか?

あなたの考える、あなただけのライブは、きっと誰かに突き刺さる特別なものを持っていると思います。


さて、最後はこの言葉で記事を締めくくろうと思います。

プロデューサーさん、これからもアイマスですよ~~~~!

アイマス~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


☆おまけ☆

今回の座談会で発表があったOverture楽曲と
ライブの一曲目の楽曲をまとめたプレイリスト
※サブスク未対応楽曲は飛ばしています

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