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EventHubのマーケティングマネージャーに聞いた!【あなたはなぜEventHubへ?#11】

<プロフィール>
マーケティング/PRマネージャー / 鈴木 優一(すずき ゆういち)
2010年上智大学大学院卒業。新卒でITベンチャー企業に就職。その後エン・ジャパンのwebサービス企画部門への転職を経て、カオナビに社員番号5番で1人目のマーケターとしてJoin、BtoBマーケティング組織の立ち上げに携わる。FinTechスタートアップのOLTAを経て、2022年5月にマーケティングマネージャーとしてEventHubに参画。プライベートでは二児の父。高円寺と銭湯とキャンプとインターネットが好き。

みなさん、こんにちは!EventHub採用広報の坂田です😊
弊社の商材であるEventHubは、マーケティング、営業のためのウェビナー・カンファレンスを主軸に、展示会、学会や商談会を含む幅広いニーズで利用されているイベントマーケティングプラットフォームです。どのようなイベントを開催するかにもよりますが、弊社の多くのお客様は、各企業のマーケティング担当の方々である場合が多いです。

今回は弊社マーケティングチームのマネージャーであり、EventHubを利用したマーケティング活動を日々行っている鈴木優一さんに、EventHubへの入社理由やEventHubでマーケティングを担うこと、ウェビナーを開催することの醍醐味についてお話をお伺いしました!
鈴木さんのこちらの記事にはウェビナー運営の成功の秘訣が書かれており、マーケターの方々にも響く内容かと思います。よろしければぜひご一読ください!
筆者個人としては、普段の会話から鈴木さんの”理系っぽさ”を感じていたので、今回のインタビューで、「やはり鈴木さんは理系だったか」と知り、スッキリしました(笑) 
それでは鈴木さんのインタビュー、お楽しみください!

今までなかったものが世の中に知れ渡っていく過程を見ることはすごく面白いースタートアップ企業への転職のワケ

ーご経歴を教えてください

大学院を卒業後、ファーストキャリアとしてITベンチャー企業に就職しました。自分は理系出身だったのですが、文系就職を選びました。ビジネスが面白いと感じていたので、ビジネスの立ち上げに関わり、会社を成長させながら、自分も力をつけて成長していけるような環境を選びたいと考えていたからです。その会社でインターネットビジネスの基礎を学んだ後に、求人情報メディアを運営しているエン・ジャパンのWebサイト企画に携わる部署に転職しました。エン・ジャパンでは転職サイトの運営や、新規事業の検討を行っていました。

マーケティングが面白い、と思うようになったきっかけがあります。
エン・ジャパン時代の研修の一環として、部署内でいくつかのチームを作り、各チームが10万円以内の予算で新規サービスを作る、という企画がありました。10万円は何に使っても良かったのですが、自分のチームはすべてデザインに投資したんですよね (笑) よって、デザイン以外のプログラミングやコーディング、サーバー構築、などの作業は全部自分たちで行いました。そのサイトはほどんど社員しか使ってくれなかったのですが、ごく稀に知らない人が入ってきて会員登録してくれたり、アクセス件数が徐々に増えるのを見たりすることで、自分が作成したWebサイトをお客様に使ってもらうことの喜びを生で体験しました。「サービスを作ることって、めちゃめちゃ面白い」と思ったことをとても鮮明に覚えています。その後、部署移動があり、プロモーションを行う部署に移動し、リスティング広告やSEOに携わり、体型的にマーケティングを学ぶ機会が与えられました。

当時「キャリアハック」というインターネットビジネスの会社やスタートアップ企業の面白い人物を取材しているメディアのチームと、オフィス内のシマが隣同士でした。このチームから、スタートアップ企業についての情報が耳に入るようになり、スタートアップ企業というのは面白いんだな、と感じるようになり、興味を持ち始めました。

スタートアップ企業への転職

当時はまだ20代だった僕は、思い切ってスタートアップに飛び込もうと思い、社員番号5番として、HRTechを提供するカオナビに入社しました。初めてオフィスに行った時、マンションの一室で長机で8人くらいが並んで仕事をしており、これまでの環境との違いにカルチャーショックを受けました(笑) カオナビには5年間在籍しましたが、在籍期間中に人がどんどん増え、1年に1回は引っ越しをするような、そんなスタートアップがぐんと成長するようなフェーズを体験しました。カオナビでは1人目のマーケターでしたので、いろいろなマーケティング施策に挑戦することができました。デジタルマーケティング、SEO、自社カンファレンス、展示会出展などを一通りやらせてもらいました。B2Bマーケティングの面白さと、スタートアップ企業としてまだ世の中にない価値を作り上げていく面白さを感じました。特に上場したタイミングでは、今まで無名であったはずの「カオナビ」についてSNS上でつぶやかれているのを目にしたり、過去存在していなかったサービスが、世の中に知れ渡っていく過程を見ることができるのがすごく面白いと感じました。これから先も同じように、今まで市場になかったものが知れ渡っていくような、そんな経験ができる環境で働き続けたいと感じるようになりました。

そこで新たな環境を求め、OLTAという会社に入りました。金融ビジネスの会社です。入社当時、カオナビと同等、もしくはさらに若い1→10のフェーズで、これから広告宣伝費を大きく投下できるタイミングでした。OLTAで様々なマーケティングチャネルでのマーケティングに挑戦をさせてもらった経験から、マーケティングというのは、あらゆるチャネルに精通することで、より一層プロダクトの価値を伝えることができるのだと感じ、それが面白いと感じるようになっていきました。

自分が苦労したことをテクノロジーで解決できれば世の中の役に立てるーEventHubへの入社を決めた3つの理由

ーEventHubへの入社を決意した決め手はなんでしょうか?

友人にEventHubのメンバーがいたことがEventHubを知ることになったきっかけでした。EventHubに対して魅力的だと感じた要素は3つあります。

一つ目が海外向けにサービスを展開しようとしていることです。これは僕自身が海外旅行をした時に感じた課題が大きかったです。例えば、性能がとても良いはずの日本の電化製品であっても、一歩海外に出ると街中では使われていないことが分かる。日本にはとても良いプロダクトがあるにもかかわらず、海外では浸透していないことはとても残念だなと思っていました。日本のメーカーは、もっとうまく海外向けのマーケティングができないんだろうか… と課題を感じていました。そのような課題感から、もともと理系だったこともあるので、日本のメーカーのマーケティング部長をやりたいなぁと考えたこともあるくらいでした。EventHubが海外展開を本格的に行おうとしていることを知り、日本のプロダクトを海外に進出する機会に携われることに、純粋にワクワクしました。また、僕は自分の子供たちにも海外生活の経験をしてもらいたいと思っており、子供たちのためにも視野が広がると思いました。

二つ目は商材がイベントマーケティングプラットフォームである、ということです。カオナビ時代の経験からイベントの開催はすごく難しい、という思いがありました。カオナビで初めてイベントを企画したときは登壇者の調整や社内の調整・企画、何もかもがうまくいきませんでした。開催直前にこのまま開催して事故になるよりは中止にする、という判断で開催中止になったこともあります。その時の経験から、カンファレンスやイベントの開催はとにかく大変、というイメージがありました。自分が苦労したことをテクノロジーで解決することができれば世の中の役に立てると思い、EventHubのビジョンに共感しました。

三つ目は、EventHubなら自分がプロダクトのユーザーになることができる、ということです。今まで自分が働いてきた会社は自分がメインユーザーになることはない商材を扱ってきたので、お客さまが何をしたら喜ぶのかを解像度高く理解することはできませんでした。自分自身が自社のプロダクトを使用しながらマーケティングできる、というのは楽しそうだなと思いました。

マーケティング領域で新しいカテゴリーをクリエーションするーEventHubでマーケターを担う醍醐味

ー実際に入社してみてどうですか?

代表のりえさんとお話をする中で、自分たちがプロダクトを使いこなすことは必須だと感じ、入社して1~2カ月くらいでウェビナー開催に注力するようになりました。
ウェビナーを開催することは自分の性に合っていると感じています。
もともとインターネットビジネスが好きな理由が、お客様の反応がすぐに分かり、その反応を受けてどう改善していくか考えることが出来る、ということでした。
ウェビナーは自分で企画して、自分で喋って、それに対してすぐにお客様の反応をもらうことができます。マーケターとしては反応が得られるのはすごく嬉しくて、楽しいです。EventHubでマーケティング、イベントマーケティングをやる面白さ、醍醐味はそこかなと思っています。大変さはありますが、その先にお客様の反応を直接感じることができる、というご褒美があります。自分でウェビナーの企画・登壇をすると、お客様から直接質問が飛んできたり「もっとこういった話を聞きたい」などの反応をいただけるので、自分がお客様に新しいインサイトを与えることが出来ている、という実感もあります。それはすごく嬉しいことです。
あとは自分自身がEventHubを使用し、その取り組みの中で気づいたことや改善していったことを自社のカスタマーサクセスやカスタマーサポートのメンバーが記事にしてお客様に届けてくれるのですが、一番お客様と近い人たちが自分のノウハウを必要とし、お客様に届けてくれるのもすごく嬉しいです。
今までの会社ではプロダクトの改善に携わることはほとんどなかったのですが、EventHubでは自分がいちユーザーとしてプロダクトを使用しながら、その体験をプロダクトの改善に活かしていくことができます。ドッグフーディング(自社製品・サービスを社員が日常的に利用し改善に役立てること)することはすごく楽しいことです。

「イベント」について

まず、イベントにはオンラインとオフラインがあり、それと掛け算でウェビナー、カンファレンス、展示会があり、自社出展、他社出展があります。主に僕が行っているのはオフラインの自社ウェビナー、他社出展のイベントへの参加になります。
イベントはお客様と同じ場所、時間を共有できることが面白いと思っています。商談での1対1の関わりも良いと思いますが、イベントは1対nでたくさんの方に情報を届けることができ、さらに反応が瞬時に分かるという特性は、イベントならではだと思います。「いいね」の反応や、コメントがたくさん返ってくると、どの部分でお客様が喜んでくれたのか、反応してくれたのかがすぐに分かるので、多くの反応が返ってきた内容をその場で深掘りしてお話することもできますし、その後のマーケティング施策に活かしていくこともできます。「反応がある」ということはお客様の理解が進んでいるということだと思うので、イベントこそ最もお客様にとって理解が進むマーケティングチャネルだと感じています。イベントには自分たちの商品をしっかりと伝えられるような要素が多いです。同時にウェビナーで時間をいただき反応を受け取ることが出来るので、主催者側の顧客理解も進み、それが今後のマーケティング施策にも繋がっていきます。イベントを開催するという自社のマーケティングをやっていく中で、お客様について、市場について学ぶことができるのもイベントならではだと思っています。

ーEventHubでマーケティングをする面白さ、課題はありますか?

マーケティングという領域の中で、「イベント」という新しいカテゴリーを作ること、再定義していくことが出来る、というのはなかなか得ることが出来ない経験だと感じています。尚且つ、先ほどお話したようにドッグフーディングできること、マーケティングしながらプロダクトも作っていくことが出来るというのは面白いです。僕の感覚で言うと「小学校の図画工作」に似ています。作品を作って、自分たちで並べて展示して、お母さんたちの反応を見る、そんな感覚です。
自分たちが成長してくことがカテゴリーをクリエイトしていくことに直結する、そんな体験は他ではあまりできないのではないかと思っています。だからこそ、責任は大きいと思います。間違ったメッセージを送っていったら、間違った市場が作られてしまう、そういったリスクも孕んでいると思います。例えば、イベントマーケティングというのは、イベントに来てくれた人全員にとにかく架電すれば良い、ということではないと思います。イベントに来て頂き、商材を理解してもらい、営業とお話して温度感を高めてもらう。最後にアポイントの電話するとちゃんと商談になる、というような形が理想かなと思います。イベントマーケティングを通して、どうしたらお客様が良いものに出会い、良い体験をすることができるのか、ということを軸に考え、その軸に基づいたメッセージを発信していきたいです。

イベントマーケティング業界としての課題は、多くの企業ではまだ「とりあえず展示会に出よう」「とりあえずカンファレンスをやっておこう」という温度感であることです。もっとみんなが「マーケティングをやる上で、イベント実施はマストだよね」「サクッとウェビナー開催しましょう!」といったように、イベントマーケティングが当たり前のマーケティング施策になるまで、真にカテゴリークリエーションをした!と言えるところまで市場を発展させたいです。それはEventHubがシェアNo.1イベントプラットフォーム企業であることの責任でもあるとも思っています。

必要なモノを必要な人に届けられるような世の中にしたいー見据えるイベントマーケティング業界の未来とは

ーこれから挑戦したことはありますか?

丁寧に説明して伝えないと伝わらないような商品を、必要としているお客様に届けられるような世の中にしたいと思っています。例えば、日本の掃除機はすごく高性能です。でも認知やブランディングで海外製品に負けています。性能は劣ってないのにすごくもったいないです。海外製品は「この掃除機を使っている自分カッコいい」と思わせるプロモーションができているように感じます。日本の中にはプロモーションはあまりうまくないけれど”ちゃんと知ると良い商品”というものはたくさんあります。
イベントやウェビナーを利用することで、そういった商品がもっと世の中で使われるようになったり、海外でも使われるような商品になっていくような、イベントがそんな一端を担えるようになっていけば良いと思っています。良い商品をPRするときにデジタルマーケティングができないと無理、テレビCMじゃないと無理、というお金をかけないと、伝えること・届けることができない世の中ではなく、イベントやウェビナーで直接社長が熱意を込めて説明したら、必要としているお客様に伝える・届けることができる、そういう世の中にしたいです。そうなったらサービスを届ける側も、それらを必要としているユーザー側も、幸せなのではないでしょうか。
それにはまず、EventHub自体がカッコいいイベントを開催し、EventHubを使ったらこんなカッコいいイベントができるんだ!と思ってもらうことが必要だと思っています。

ーどんな人と一緒に働きたいですか?

粘り強くやれる人、ですかね。スタートアップ企業の事業創造は「こんな世の中にしたい」ということしかインセンティブがないのではないでしょうか(笑) そこに向かって粘り強くやっていける人かな、と思います。
あとはカオスを楽しめる人です。結局きれいごとなんてありません。朝令暮改なんて当たり前です。僕自身は一週間後に間違っていたと言われるよりはすぐ間違えたと言ってもらった方が良いです。なので朝令暮改にも耐えられる人と一緒に働きたいです!(笑)

カメラを向け続けたらチャーミングな一面が見れました♡

鈴木さん、ありがとうございました!

EventHubでは、シリーズAの資金調達を受けて、採用活動を強化しています!
少しでもご興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談からお話しをさせてください!

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