元日ハム村田投手

毎週月曜にnoteを書く、といったのは、週末にいろいろ書いたりして、それを月曜朝に推敲したらいい感じのスケジュールじゃん、と思ったからなのだが、案の定月曜まで何もできなかった。

だから、仕事ばかりしてた(仕事は嫌いではないのだが)先週のおもんない日記でも書こうかと思ったが、「おもんない」で元日ハムの村田透投手のブログのタイトルを思い出した。
https://ameblo.jp/toru-murata/(「村田透のおもんない話」というタイトルのオフィシャルブログ)

ところが、個人的には村田投手の野球キャリアは「おもんない」なんてどころか、ほとんど唯一無二である。

巨人に2008年ドラフト1位で入団するも巨人時代は一軍登板がなく戦力外通告を受ける。
その後トライアウトを受け、そこでの活躍がメジャースカウトの目に止まり、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約をする。マイナーリーグを一つ一つ昇格していき、3A(メジャーリーグの一つ前の段階のリーグ)での活躍からメジャーリーグで登板。メジャーでの登板試合では敗戦投手となってしまったものの、3Aでは最多勝を獲得。
そのまま逆輸入のかたちで日本ハムに入団し、6シーズン先発・中継ぎ様々な場所で活躍。

MLBからNPB(日本のプロ野球)に復帰して一軍初勝利をあげるのは、日本人初のメジャーリーガー村上雅則さん以来51年ぶり。

捲土重来というか、こうした偶然と見えない不屈の努力、人間が予測できないことを人間がやってのけるシーンに、私は野球、ひいてはスポーツの尊さを感じる。
一時期「不要不急」だなんて議論が起きたり、スポーツなんてなんの意味がある?野球やサッカーなんて球遊びじゃないか、なんて言う人もいるが、なんてニヒリズムなんだろう、と思う。人間から遊びをとったら終わりだ。


ところが本人はオフィシャルブログに「おもんない話」なんてタイトルをつけているのが、またさらに魅力的だ。

村田投手は今なお現役である。これからも動向を注目していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?