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4月からライブハウスは禁煙になる!?東京都新条例がもたらす影響

東京オリンピックを控えた2020年、それに向けて日本は様々な取り組みを行なっていることを、日々のニュースで見かけることは多いであろう。


本記事で取り上げる東京における新条例は、実は我々音楽好きにとって他人事ではないのだ。それは2020年4月1日から適用される、受動喫煙による健康への悪影響を未然に防止するため、改正健康増進法&東京都受動喫煙防止条例である。いわゆるタバコに関する条例だ。

タバコの悪影響については長年議論されてきており、筆者の世代では小・中学生の時には学校の授業でタバコの危険性について学ぶ機会があったほどである。そういったタバコの悪影響を可能なかぎり防ぐことを意図した、今回の条例の適用である。


この条例は多数の人が利用する全ての場所において適用されるものであり、飲食店やアミューズメント施設など、そしてもちろんライブハウスにも適用されるのだ。ライブハウスといえばタバコが連想されるほど、音楽好きやバンドマンの喫煙率も高く、ライブハウスで喫煙ができるのは今まで当たり前のことであり、それを疑ったこともないという人がほとんどであろう。


条例適用によるライブハウスへの影響とは?


この条例が適用されることによる、ライブハウスへの影響とはなんであろうか?

まず良い影響について考えるとすれば、現在の喫煙者と非喫煙者の割合からざっくり見ても、非喫煙者の方が圧倒的に多いことから、より多くの人が心地よく快適に過ごせる空間を作れるであろうということだ。イベントによっては子連れの家族客だったり、カップルだったりと、これまでなかったお客さんの層が生まれる可能性がある。非喫煙者の総人口的に見てライブハウスが禁煙になることのメリットはあるであろう。


音楽が好きでライブにも足を運びたいけど、タバコが嫌でライブハウスに行けなかったという人にとって、この条例の適用は朗報であり、これがきっかけとなって結果的にライブハウスに行く人が増えたのであれば音楽業界全体にとっても素晴らしいことであると考える。


今回の条例適用に関しては賛否両論があると思うが、筆者自身はライブハウスがこれからも存在し続けて行くことを考えれば、形を変えつつ適応して行くことも必要なのではないかと、まさに今そのタイミングなのではないかというように考える。


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