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アデレードにもドイツ村?豪州最古の独移民のまちに行ってきた!
こんにちは!アデレードに留学中のIbukiです。
前回の記事でも少しお話ししましたが、
ここ数日のアデレードはクリスマスに関連した
イベントが至る所で行われています。
Victoria SquareではAdelaide's Christmas Festivalが
もうすぐ行われる予定なのでシティのど真ん中に
こんな巨大なツリーが立っていたり、
![](https://assets.st-note.com/img/1703061144103-aCZC3i31NA.png?width=1200)
地元のコーラスグループに入っている友人が
クリスマス・コンサートを行っていたりしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1703061395519-5BqI5tQmtA.png?width=1200)
そして先週末の日曜日は、
こちらのHahndorf Christmas Market
という場所に行ってきました!
![](https://assets.st-note.com/img/1703061531791-KRYMoTnci4.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703061562163-MN3XwE3EbZ.png?width=1200)
マーケットで売られていたのは
Hahndorf地区や近くのAdelaide Hillにて手作りされた
ハチミツやアート作品、美容商品など。
Jurliqueというアデレード発。オーストラリアの中で
最も有名なスキンケア・ブランドの1つが展開する
露店ではこちらの通り、長蛇の列がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1703062435842-rj5D4KcJKO.png?width=1200)
普段であれば125mlで$65ほどするローズハンドクリームが
40mlで$5(約480円)という破格で販売されているなど、
その以上な安さに多くの人が押し掛けたようですね。
日本で買うと3000円は軽くする代物なので、これには
私もびっくり!
![](https://assets.st-note.com/img/1703064516145-dnPsnAjthZ.png?width=1200)
そう。実はこのJurlique、化学肥料を使わないオーガニックな
化粧品として世界的にも有名でオーストラリアの他に
中国やアメリカなど世界13か所にも直営店を構える活躍ぶり。
日本にも首都圏はじめ19店舗を構えているなど
(本国オーストラリアは17店舗)、その人気が伺えます。
大丸・松坂屋によれば、Juliqueの製品の魅力は「自然由来成分を
配合したなめらかなテキスチャー」にあるそうです。ただでさえ
アデレードは乾燥して肌がカサカサなのに、そんなことを知らず
素通りした当時の自分のことを叩いてやりたいです!
そして、Hahndorfに来たからには試しておきたいのが
やっぱりソーセージとビール!
![](https://assets.st-note.com/img/1703061647148-Y7Ekcv5JUI.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703061634739-Z6losIArPb.png?width=1200)
「いや何で?」と思われる方も多いかもしれませんが、
何を隠そうここHahndorfはオーストラリア最古のドイツ人街と
して知られおり、その歴史はなんと180年以上!街の中には
至る所にドイツ系のバーやレストランが存在します。
![](https://assets.st-note.com/img/1703060708460-kxN4kbR15L.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703060737826-ICTMDttOzX.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703061860750-e3INfzKIEi.png?width=1200)
Hahndorfが出来た歴史は遡ること1850年。
National Provincial Bank of England(英国地方銀行)の頭取
George FifeAngasが植民地化の宣伝を行う為にロンドンへ
遠征を行ったことに始まります。
旅の途中、プルシア(現在のドイツ)という王国で迫害を受けていた
プロテスタント最大の教会ルター派と繫がりを持ったことから、
Georgeは安全な場所としてここ南オーストラリア州を彼らに紹介。
8,000ポンド(現代で言うところの1,300,000ポンド。
日本円で約2億4000万円)の資金を通して彼らの移住
を援助しました。
当時のHahndorf(当時の難民を助けたCaptain Hahfとドイツ語で
集落を意味するDorfでHahndorfと呼ばれれるように)は左下の
ようなU字型のデザインをしていたのですが、人口増加に伴い、
Strassendorf(英訳:Street village)という形態を取るように。
![](https://assets.st-note.com/img/1703066404738-VfYp4t1Xyf.png?width=1200)
これ、現在のHahndorfの様相をそのまま表しているので
実際に訪れてみると、とても感動します。
![](https://assets.st-note.com/img/1703066901223-70g7xlLz8r.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1703066955005-TOFJfGzFnR.png?width=1200)
ですが、宗教的な迫害から避けるためにはるばる海を
渡って来たはずなのに、現在のオーストラリアにおける
キリスト教徒の数は減少の一途をたどる限り。
オーストラリア・ルター派教会によるとその数は2006年から
10年で11.8%の減少(63.9%→52.1%)。若者(18歳-31歳)に
至っては14.9%も減少しています(54.2%→39.3%)。
日本のキリスト教徒数は過去30年で増えたなんて記事も
ありますが、東京基督教大学のリサーチをちゃんと見れば、
宗教離れという同じような現象が起きていることは日本でも
同じだと思います。
仕事や婚約、戦争など時代によって移民の理由は様々。
![](https://assets.st-note.com/img/1703067291121-vFyHcM8j0z.png?width=1200)
Hahndorfに行くことを通じてまた1つ、植民地化を受けてから
200年少しという短い歴史ではありますが、オーストラリアの
ことについてより知ること出来たと思います。
皆さんも、アデレードを訪れる際は観光スポットの1つとして
考えてみてはいかがでしょうか。
今週の記事は以上になります。
次回の記事もお楽しみに!
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