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【豪州留学記】住宅危機のメルボルンで迎える旧正月は友人宅で自炊の巻!

皆さん、こんにちは。
豪州墨爾本(Australia, Melbourne)に留学中のイブキです!

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。


旧正月にやったこと

2024年2月10日は旧正月。オーストラリアは華僑の方が多いので、毎年この時期は友人と一緒に何かご飯を食べに行くことが私の留学生活の恒例となっています。

ということで、今年は友人のアパートを借りて一緒に火鍋(Hotpot)やしゃぶしゃぶを楽しみました!

満場一致でこの日の優勝は友人が作ってくれた鯉の蒸し焼き(写真右後ろ)です。味付けもしょっぱ過ぎず適量で、美味しかったです。アジア以外で魚を食べることってあまりなかったので感動で箸が止まりませんでした。

また、ハノイ出身の友達が近くのベトナム料理店で買ってきてくれたもち米おにぎり(写真右下:名前は忘れてしまいました…)と野菜炒め(写真左)も、日本のご飯と似ていてとっても美味しかったです!

残念ながら私は日本からそれらしいものを何も持ってきていなかったので、黙々と餃子の皮を作ったり包んだりして貢献していました笑。形が少しでも違うと友達に激怒されて何度も餃子を作り直させられたのは良い思い出です。

メルボルンの春節の様子

勿論、新正月のお祝いの仕方はお家の中だけには限りません。中国人学生の数が15,000人を誇るメルボルン大学(*全校生徒が54,000人なのでその割合は全体の3割)の近くにある中華街では大変な盛り上がりを占めていました。

人混みが苦手な私は新正月を迎えた翌日、2月11日に中華街を訪れたのですが、一日たってもまだ通りは写真のとおり鮮やかな装飾で彩られており、爆竹(?)のゴミも沢山落ちていることを確認しました。

Instagramのリールを見ると旧正月当日の盛り上がりの様子が一目瞭然かと思います。特にドラゴンダンスと呼ばれる中国獅子舞は新年のメイン行事として多くの人が楽しみにしていたことかと思います。

また、Crownというメルボルンで最大級の規模を誇るカジノでも中国獅子舞のパフォーマンスが行われていたみたいです。動画を見る限り、なかなかアクロバットなダンスが展開されていたようですね笑

メルボルンの住宅危機

ですが、もしかしたら、自分がこうした留学生に溢れるメルボルンを見ることが出来ているのは本当に恵まれていることなのかもしれません。

実は先日お邪魔した、友人宅。ある大学近くの学生寮に住んでいたのですが、この旧正月を祝った日がその子の寮の契約の最終日でした(午前3時まで起きて、そのまま翌日に引っ越しだなんて申し訳ないことしたなと思うのですが笑)。

理由は家賃の上昇。彼女はStudioといってワンルームタイプの1人部屋に住んでいたのですが、その賃料が週$475(月$2103 = 20万円ほど)。これが今学期から$499に跳ね上がる、ということで高い!といって他の寮に移ることにしたそうです。月20万だなんてもしかしたら信じられないと思う読者の方もいらっしゃるかなと思うので、証拠写真も載せておきます笑。

私も最近までは新居探しに追われていまして、お家が見つかるまでは日々パソコンと格闘していました(いつか、それに関する記事も書きたいです)。オーストラリアは現在、都市部を中心とした人口上昇と、立地の良い場所の住宅不足で住宅危機の真っただ中。

オーストラリアでは2023年、リーマンショックを超える150万人が住宅ローンの返済継続を危機と感じており史上最高に達したとのこと。これは30年ぶりのインフレを抑え込むために2022年5月から中央銀行の豪準備銀(RBA)が利上げを行ってきたからで、金利が0.1%から4.1%まで引き上げられ住宅金利ローンもこれに連動して上昇(ちなみに日本の2023年度末の長期金利は限度1%)。

(これは金融も何も分からない素人の予測ですが)金利が上がって不動産を買うことのリスクが高まると、賃貸に乗り出す人が増えるので私たちのように家を借りたい学生と競合することとなり、メルボルンの家賃が上がっているのではないのかなと思います。実際、下の写真を見てもらったら分かるのですが、メルボルンの住宅の大半は買うよりも借りちゃった方が安いです。

https://www.abc.net.au/news/2023-11-28/rental-data-buying-proptrack-house-prices-10-year-analysis/103154602

*とはいえ、オーストラリアは恒常的に不動産の需要が高い&供給が低い状態があるのでインフレ下でも住宅の購買意欲はあまり変わらないという見方もあるようですが笑

昨年12月に発表された豪州政府の新しい移民政策によって学生ビザ取得のための英語スコアが引き上げられ、卒業後ビザの期間も基本2年に短縮されたので、留学生の減少により住宅危機は落ち着くだろうという見方もあります。ですが、今後2.5年はオーストラリアに残る身としてはこれ以上家賃が上がることは本当にやめてほしいです…泣

その他、経過報告

旧正月が終われば大学の授業も本格的に始まります。多くの留学生も明日からはオリエンテーションということで帰ってくる時期かなと思いますし、ついにメルボルンでの生活がまた始まるのかと思うと緊張と興奮で胸がはちきれそうです。

来学期、一番楽しみなのはTrinity Collegeに在籍していた時に仲が良かった同級生(というかいつもエッセイを見てもらっていた友人)と今学期、たまたま同じGeographyの授業を受けることが出来ることでしょうか。

ここ数日のメルボルンはTaylor Swiftのコンサートだったりで人がごった返しているのですが、アデレードとは違った都会の雰囲気も楽しみながら今学期は実りの多い活動的なセミスターにしたいです。

(下の写真はTaylorとは関係なく、散歩していたらたまたま見つけたマーケットの夜間コンサートです。演奏の技術が本当に高くて、メルボルンはやっぱりオーストラリアの文化の中心地だなと再確認した瞬間でした笑)


今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次回の記事もお楽しみに!

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