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ふらっとひとり旅

思い起こせば、特に目的もなく何処かにひとりで旅行に行くのは初めてかもしれない...

なぜだか、
ひとり旅というものが不安でしかなかったのだ。

この旅行には自分なりのミッションがあった。
少しづつ視野が開けていく変化の中で、今の自分が何を選び、どう行動していくのか・・・少しの意識、その瞬間の観察、身体の動き、その先の枝葉の広がり。
そんなことをぼんやりと意識して、つい先日の11月中旬に金沢へふらっと旅行に行ってきました。

ホテルだけは事前に予約し、ただひとつ21世紀美術館には行くという事を決めて。

北陸新幹線のおかげで関東から2時間強でついてしまう金沢。
GO TOキャンペーンの為、観光客だらけの駅。

まずはホテルまでタクシー使って情報収集。
地元の運転手さんとの会話から今の金沢をざっとリサーチ。

ホテルに荷物預け身軽になって、いざ21世紀美術館へ。

そこはクラクラするくらいのたくさんの人・ひと・ヒト!
当日チケットを買い求める人たちの長蛇の列。
そして、小学生から中学生くらいの遠足や修学旅行?の団体がいくつも見られる。

私は無料展示のみを鑑賞。
広い敷地に点在する作品は、今の私にはすこし退屈であった。

唯一、ブループラネットスカイは光と影と人との空間が心地よく、楽しめた場所です。

最近は現実をジーッと見るという行為を繰り返すことで、たくさんの思い込みをしている自分に少し気づくようになった。
恐怖心 逃げているこ 妄想 出来もしないのにできるような気になっていることとか…

出来ることもたくさんあるのに、そこを見ずに出来ない部分を覆い隠す行為に必死で常に自分にジャッジをして落ち込み感情に飲み込まれるのエンドレス。

それも大いに踏まえての今回の旅。
良し悪しではなく、今の状況で選ぶもの。
そしてそこに繋がる今の状況。

とりあえず、すぐ近くの兼六園も行ってみようと入園する。
ちょうど紅葉も綺麗でカメラの機能を試すにはよいタイミングでした。

さて、夕方に差し掛かり
どこでご飯を食べようかな?と考え、知り合いに教えてもらったお店に行ってみたら、ここじゃない場所がいいなと思い、フラフラと歩くこと数分。

お魚が美味しいお店という看板が目に入り、
メニューを眺めていたら目の前の扉が突然開き、準備中のお店の方とご対面。

ここにしようか、違う店にしようか瞬間的に迷っている自分に気づく。
なにが売りなのかなどを聞いて1名分の予約をその場で入れる。
時間になり行ってみると地元の人や観光客で繁盛していた店だった。

刺し盛りがおススメということで頼んでみたが、量がとにかく多い( ̄▽ ̄;)
しかし、それぞれの魚の味が濃くて新鮮で実はビックリした!
このおばちゃんが捌いてるからこの味なんかな…なんて妄想した。



置いてあった日本酒では満足できず、
お店を出てから検索した日本酒バーに向かう。

なんと、歩いて5分くらいの場所にその店はあった。

全国のたくさんの日本酒を取り揃えていた店で
お客さんもそこそこいて繁盛している店であった。

たまたま隣に座った人と話すようになり、
お酒の話から、金沢の話、人生観なども話すようになり気づけば2時間以上話し込んでいた。

名刺交換をし、FBで繋がったw
なんとも面白い流れである。

誰も知らない土地に行き、知らない人たちとコミュニケーションをとっていく。
それは旅行だからできるのかな?とも考えたが
いやしかし、どこにいてもそれは同じことなのではないかと感じる。

旅行だから、知らないから、自分が選択する事柄を注意深く観察しているが日常もまた同じこと。

生きている間すべての時間が生きる為で、
生きるに区別はないのである。

意識していることが目に飛び込んできたり、聞こえてきたり、
そこに気づいていく瞬間に気づいたり。

出会いによって、また新たな自分を確認したり、気づいたり。
大いにひとり旅の面白さを体験した時間でした。

翌日はおススメしてくれたひがし茶屋に行き。
伝統的な家の造りや工芸品などを見て回り、石川の酒屋さんに寄って
地元の日本酒の話を店員さんと話したりして楽しい時間を持ちました。

たかだか一泊でしたが
なんとも面白い体験旅行となった。

たぶんずっとこういう事なのだと思うけど、
それに気づけていないのだと思う。

自分が思っている以上にこの世は面白くて、どうにでもなる世界。
視野の狭さ、疑問の無さ。
気づいていないたくさんの事に触れるには意識に上げ、実際に動くこと。

自分自身を実験台にして
これからもひとり旅続けていこう!

よろしくお願いします♡