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11.リハビリ開始(入院6日目)

これはビモロシューズ。ピラティスにのめり込む前に通っていた初動負荷トレーニングの時に薦められたシューズです。
今回このシューズがとても活躍してくれました。ニューバランスやHOKAも良いですが、こっちの方がぜんぜん楽でした。圧倒的な軽さと薄いソールで足の裏を繊細に感じ取れるところが良かったです、おそらく体力が落ちている分ちょっとした違いにも気付けるのかも知れません。欲を言えばもう少しデザインを・・・贅沢ですね。退院後も履いています。

リハビリは3つ

PT(理学療法士)さんが指導してもらうのは運動機能です。これは歩く、腕をあげるなどの大きな動きなのでわかりやすいですね、内容的にはピラティスのようなものです、逆にわかりづらいですね。

OT(作業療法士)さんが指導してもらうのは主に手先の機能です。箸を使ったり、文字を書いたりする細かいですが重要な作業の訓練です。

ST(言語聴覚士)さんが指導してもらうのは発音、あとは私は対象外でしたが食べる行為の訓練です。

こうしてみるとどれも人間が日常生活を送るために最低限必要なこと3つの要素なんですね。
独立する前に半年間だけ訪問看護事業に携わってたこともありまして、リハビリ職さんということは知っていましたがOTさんとSTさんが実際どんなことを担当しているのか今回改めて知ることができました。

運動機能

いつもピラティスをやっていたので簡単に思ましたが舐めてかかってはいけません。この頃はまだガラガラ棒がないと歩けない身でしたし、テーブルトップ(横になって両膝を90°に持ち上げる)すら腹筋に力が入らずできませんでした。

マットの上でPTさんとゴロゴロしながらピラティス話をしていました。海外のPTさんはたいていピラティスの資格を持ってることを聞いたことがありました。みなさん興味ある分野なんだと思います。私が通っているスタジオのことも当然知っていました。最後はリハビリルームを一周して血圧測定して終了です。

発音練習

運動機能のリハビリに心地よい疲れを感じ午前中から朝寝しまして、昼御飯を食べて復活、午後はSTさんはニコニコで予告通りの鬼プログラムを用意しててくれてました。それがコチラ↓↓↓

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私:これさ、病気になる前もできなかったよ、たぶん。
STさん:難しいでしょ〜(嬉)じゃあ、たたたたたって早口で言える?
私:た・た・た・ 言えぬわ(涙)
STさん:笑 「た」と「か」が言いづらいだよねー(嬉)
私:職業がケンシロウじゃなくて良かったよ(涙)
STさん:でもこれ宿題ね!(嬉)
STさんが終始嬉しそうだったんでこっちも楽しかった。

手作業の訓練

担当はOTさんは目立ちのはっきりした美人さんでした。

私:お姉さんはハーフですかー?とってもキレイ!
OTさん:残念っ!純国産笑

この人言われ慣れてるな。返しがうまかったです。
さて本題の作業ですが、まずは自分の住所と名前を書きます。壊滅的に下手!今まで頭良い人(≒たいてい字が下手)と働いてきましたから、下手な字は見慣れていたが、その誰よりも下手で愕然としました。
固定されているところがなく、二本指で鉛筆の頭を摘んで書いているような字でした。もう字は書けないのかもな。とちょっと気持ちが沈みました。

続いてお椀からお椀にサイコロやあずきなどを箸を使って移す作業です。これは思いのほかすんなりできました。毎食箸を使って食べてるからですかね?
最後は100本くらい?の穴に棒が刺さっていてそれを1本づつ上下反転させて差し戻すという作業のタイムトライアルです。この作業がほんとうまくできずくやしくて投げ出したくなりましたが先生がキレイなので頑張れました。そういうことがあっても良いと思います。キレイは正義!

身体の再起動

この後三日間だけでしたが毎回楽しみな時間となりました。完全に停止してしまった機能に一つづつ再起動がかかり、細部まで力が浸透していく感じでした。

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