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日系企業にしか就職できないスキルセットで敢えて海外に特攻して、それを軌道修正する苦しみと成果


海外就職あるある(日系就職に塩漬けになる)オランダ編

オランダに行ったときは日系devops的な仕事がメインになって、結局あんまコードを書けなかった。ぶっちゃけ履歴書を盛って、devops的な仕事じゃなくてバックエンドを志そうとしたが、普通にそれでは採用しませんと言われて、devopsメインの職になった。ドイツの現地企業はテック試験で落とされた、あれに就職できていたらまた道は違ったかもしれないが、振り返ってもあれが受かった気がしない。

日系企業も忙しいから採用しているのであって、devopsの仕事は結構忙しかった。合間を確保して、バックエンドのコードも見ようとしたが、会社のコードは「オレオレFW」みたいな、ググってもなかなか出てこない系のコードだったので、それも苦戦した。技術レベルの高い企業だった。

ただ、いろいろ闇深い「日系企業あるある」もあった。が、採用してくれ、職をくれたことだけで十分だ。ぶっちゃけ「踏み台にする」気合が大事。英語ができないと大体ロックインされて終わる。

無職で6ヶ月の自己流プログラミングスクール開講(出口戦略)ウクライナ編


さらにそのまま日系企業ダラダラ続ける人も多いが、やっぱ違うなと思って一旦。無職になって6ヶ月程度、自己流で勉強した。生活費を圧縮するため/その後の展開的に、自分で会社を作るという経験もできる、そのためにウクライナにいった。オランダは当時、コロナで夜間外出禁止令とかをだしており、同居人のゲイのルーマニア人無職がうるさすぎて作業ができなかった。

ウクライナに行ったらいきなり解放的な気分になった。自己流プログラミングスクールを開講した。おそらく前途に待ち受ける∞脱出できない無職生活を想定していた。あと婚活(また別途)。

この自己流のプログラミングスクールってかなりドツボにハマることを最初から想定していた。いままでもこれで挫折していた。

出口戦略めちゃくちゃ大事。絶対に見込みよりもズルズル行くことは火を見るより明らか。なので最初に一番やるのがしんどそうな履歴書の表題みたいなのを書いて、そこに向かって足りないスキルをキャッチアップするみたいな形のスケジュールを立てた。

かっこよく言っているがそれでも相当ズルズルいった。多分これ挫折する人が大半の大変な道だったと思う。

ゴールは就職であって、コードを書くスキルを伸ばすのは手段でしかない。別にOSS作りたいわけでも自主事業やりたいわけでもない。

ただ無駄に、難易度高すぎるコードを読む時間多めになってしまりして無駄な時間を使ってしまった。読むのも大事だが書くことが大事

しかも振り返って思うのはあんな難易度高いコードを書くことは無理だし、どうせそのような「エースプログラマが独りで書く」ような業務は自分はそもそも求められていない。

あと、生活費でオランダで蓄えた貯金はすべてなくなった。

無職期間コードを書いていたいが、事務作業に追われる、作業時間が40%しかとれない

無職期間、結構最初は早起きしていたが、あんま堕落したことはなかったが、どうしても精神状態が悪化することもあり徐々に起きるのが遅くなった。

また、オランダ→ウクライナの移動をしたことでの移住の事務作業、ホテル暮らしを転々とすることでの事務処理など、様々な時間経費がかかった。

さらに転職活動ってやっぱり色々時間とお金を取られる。想定してるよりずっと。

またウクライナの技術者とのコネがなかなか作れず、「新興国から先進国の仕事を取る」方法というのも同時にこだわったため難易度があがった。

無職になれば100%コードを書いてられるってことはなくて、ずっと何か事務作業に追われていた。

逆に技術試験を受けながら、コードレビューをしてもらて成長する

これは言うはかんたんだが行うは難しいの最たるものだが、早めから、盛った経歴書を提出して、技術試験を受けていった。

自分の中の良いウクライナ人エンジニアもそれをやっていた。彼は今米国にいる。

こういうと非常にスムーズに行っているかもしれないが、結局先程読んでいた「難しすぎるコードを読んだ」ことは一切役に立っておらず、「かんたんなコードを書く」方が大事。

「無理して高みに行かない」めっちゃ大事だった。

本来あるべきやり方を敢えてショートカットするの大事/順を追うのも大事(バランス)

自分のやり方は、かなり邪道であり、かつ王道である。

振り返ってみれば、日本で一度ウェブ系企業に転職し、そこから海外挑戦したほうが良かったと思う。ただ、自分は結構年を食っていたので、時間がなかった。

また、ウェブ系企業への転職は一度落とされて諦めているのと、日本のウェブ系エンジニアはだいたい海外志向はないだろうから、その空気感に染まってしまい、抜け出せなくなるような気がした。今思えば多分ウェブ系一度はさんでもよかった。

ただ、コロナとかもあったので(実際には誤差だと思うが)早めに海外に無理していったメリットもあったと思う。

すべての選択肢にメリット・デメリットはあるのである。

新興国の闇と人生の縮図(犯罪予備軍・情報商材勢)

ウクライナという国は、他の新興国と同様に、「生活費が安い」ということが諸刃の刃となって、やばい奴が多い。当然無職、さらには犯罪予備軍。(というよりなんだったら普通に犯罪している)

解説ははしょるとして、自分はATフィールドをある程度張っていたが、自分が弱かったせいだと思うが、結局、結構足を引っ張られることがあった。

本当に想定の3倍はやばい。あと日本人だけじゃなくて、あらゆる人種でやばいやつがいる。特に夏に発生する、短期旅行勢がやばい。

これは別に新興国だけでなく、全ての国において発生している人が可視化されただけだと思う。日本人、トルコ人、中国人(一見エリートだが、親のスネカジリ勢)とにかく「自分が今想定している、まともなやつにあったことがない」レベル

また、ちょっと稼いでるドバイ好きな成金勢もやばい。だいたい実態がない。あと、「そんな一生懸命頑張ってないで、サラリーマンなんてやめてこっちの世界にこようよ、仕組み化だよ〜」とかわけわからんこといってる。話の解像度が低い。ただ謎の才能はある。

彼らも悪いことをしたいわけではないと思う。結局上記のようなノウハウがあんまりそろっていないし、そろっていたところでできない人が多い。

それは人類皆の課題だと思う。


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