YMSが応募5年目でやっと当たった話

こんにちは。ベルリン在住3年目、Eurekaと申します。この度、2020年後期9月(満27歳)のYMSに見事当選いたしました。その記録を書いていきたいと思います。

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YMSとはYouth mobility scheme(Tier5)と呼ばれる、イギリスで2年間職種無制限で滞在しながら働くことができるビザです。応募資格は、18歳以上30歳未満であることと、資金証明£1890(2020年9月現在)、今までYMSを使用してUKに滞在したことがないこととです。応募方法は、決められた日にちにメールを送るだけで、1年間に日本国籍をもつ応募者の1000人がランダムにUKVIで抽選で選出されます。

が、イギリスのYMSの応募倍率は、10倍いや20倍といわれています。これも本当かわわかりませんが…1回の応募で当たる人もたくさん見ましたし、何年も応募して最後まで当たらなかった人も知っています。本当に運なのです。

当の私は、本当に、本当に当たりませんでした。ずっと落ち続けました…。

19歳で初めてイギリスに降り立ってから、イギリスに住みたくて住みたくて、日本で新卒で就職した2015年から応募し始めました。

タイムラインをまとめると…

2011年 ロンドンへ家族旅行で年越し。

2012年 友達とイギリス旅行。

2013年 3月一人でロンドン旅行。

2013年 ロンドン芸術大学グラフィックデザイン科短期コースにて留学

2014年 1か月間ロンドンへ観光ビザで滞在。彼に出会う。

2015年 1か月間ロンドンへ観光ビザで滞在 

※YMSへ応募することを決意!※

2015年~2017年 ロンドンでGWと年越し滞在(日本で就職していました。)

2018年 ベルリンへ移住

2019年 ドイツにて労働ビザ更新

2020年9月 YMS後期当選 

イギリスには、21歳の時にロンドンで出会った彼と日本とイギリスの大遠距離を2017年まで続け、2018年にベルリンに移住してからも、山あり谷ありでまだ遠距離続いております。国際遠距離歴6年目!(需要ないと思うので割愛。)

文章にまとめてしまうととてもシンプル?なのですが、YMSに応募し始めてからの5年間はとっても長くて不安で悔しくて…とてもしんどかったです!

特に、ベルリンに移住してきてから、日本人でイギリスに住みたい人ってほんとうにたくさんいるんだと実感しました。1発でYMS当選してしまう人もたくさんいたし、3回目の人もいたし、1回も当たらなかった人もまんべんなく知っております。

特に、何度もYMSに落ちているともう一生当たらないんじゃないか!と不安になって、希望を持つことが馬鹿らしくなって、卑屈レベルマックスで、自暴自棄になっておりました。

私のように彼がイギリスで待っており、パートナービザを目指しているようなものにとっては、YMSがないと本当に命取りなのです…。彼の家族に会うたび、「イギリスにはどうにかしてこれないの?」と言われたり、毎回エアポートで、バイバイ言わなければいけないつらさをしっているだけに、私のほうが…イギリスに行きたいのに!なんで…!!!!!と自分を責めました。本当に本当に5年間、イギリスのビザのことを考えると鬱みたいになって、メンタルがズタズタでした。

それもそのはず。私の周りの友達で、YMS応募した人で私より先にイギリスに行った人、7人は知ってます。7回分、心がズタズタになりました。ちょうど、応募も7回したかな。毎回毎回先を越されて、何回FacebookとかInstagramをミュートや非表示設定にしたことか。(YMS当選した投稿見るたびつらかった…)

ロンドンに物理的に近く、物価も安い、文化的都市ベルリンに引っ越してきてからも、言語的にも文化できにも壁にぶちあたりすぎて、YMSにははずれるしで、なかなか苦労しておりました…。

毎回、友達に〇〇ちゃんYMS当たったらしいけどどうだった?と聞かれて、だめだった…と報告し、その場が悲しい哀れな雰囲気になって、「いいんだ…私なんて…」と何回涙したことか。仕事場の同僚がYMS1回であったときなんて、周りのみんなが私に気を使って(結構むかついた)その子が当たったことを根回しして隠して、そしてその子に直接「ごめんなさい…」と謝られたり…。(笑)まじで屈辱的な思いをさせてくれたYMSの応募です!まじでありがとうな!怒

でも、YMS当選するちょうど前は、2020年3月世界的パンデミックが起こり、人生で一度も経験したことのないロックダウンをドイツで経験し、「本当に何がしたいのか?」「大切な家族も彼もいない国で住み続けたいのか?」と将来のことについて考えました。最悪もう、日本に帰ってもいいかな?とまで思いました。

ちょうど、ドイツでのお仕事もロックダウンがあってから長らくお休みをしており、その期間にイギリスに1か月滞在しておりました。2020年後期のYMS募集要項の発表は、世界的ロックダウンの影響で遅れて9月初旬に発表になりました。

そしてロンドン滞在中に、受け付け開始1日目に応募メールを送信しました。

あ、そうだ。1番書きたかったことが、応募するメールアドレスについて。私、自称スピ系女子で縁起がいいものとか、目がなくて。日本のテレビで見た、シウマ(占い師)の携帯番号占い(番号の下4桁の総画で運気を占う)にインスパイアされて、毎回落ちるのは使ってるメールアドレスがいけないんだ!と思い込んで画数を調べたら、本当に凶運!だったため、

勝負ごとに強い最強画数とされる32画になるようなメールアドレスを新しく作成し応募しました…。あほじゃない?と思われるかもしれませんが、私はいたって真面目に、切実に、これで落ちたらもう何もできることは無いわ!!!!という気合で応募しました。で、当選しました!無料でできるので、願掛けたい人は試してみてください…!笑 でも、責任はとれません。

当選メールを受け取ったのは、なんと応募締め切りの翌日!!!!!(イギリス時間午前7時。日本時間はわかりません…。)が、絶対詐欺だああああああああああああ!と思ったのでメールをひたすら見直しました。後期はUKVIによっての抽選に変わったため、例年よりも早く結果が発表されたようです。今までの応募経験から、応募してから期限の日にちにsuccessfulの場合一斉送信だと思っていたので、びっくりしました…。後期は200人+前期辞退者枠が抽選で選ばれるため、コロナの影響で前期で当たられた方が、たくさん辞退されたのでは!と思います…。

それにしても、本当に当選して良かった…。とても安心しております。なによりも、待っていてくれたイギリスの家族たちが、とっても喜んでくれました。本当の意味での将来の話ができる、もうバイバイっまたね!って言わなくて済むんだ。と思ったらもう、100倍気が楽です

というわけで、これからコロナ禍+ドイツからのYMSビザ申請となります。

需要があるかわかりませんが、私と同じ待遇の方やYMSがどうしても当選してくれなきゃ困る方に少しでも私の体験をシェアできたらいいなと思ってnoteにまとめてみました。

長々と大変失礼いたしました。

今ビザ申請について準備をすすめておりますので、そちらも時間があるときにでも書ければなあと思っています。読んでくださり、ありがとうございました。

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