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2012年に購入したKindle本 3/35を紹介

kindle paperhwiteを2013年より使用しています。一年間でどれくらい本を買ったのだろう?とふと思い立ったので記事を書いてみます。

部屋を本が埋め尽くす、物理的な悩みから開放される一方、何を持っているのかわかりにくい一面も。本の記録をつけてこなかったつけが回ってきます。


さて、2013年に買った本を眺めてみたら、35冊でした。

この中で印象に残っているもの、また読みたいもの、もう読まないもの、それぞれどれくらいあるのだろうか、これは生きているうちに書いておかなければならない。

2022年の今だからできる視点で振り返ってみます。

①スメル男 / 原田宗典


これは今まで何度か読んでいる作品。出会いは二十歳くらいの頃書店にて、ポップアップがついておすすめされていました。

嗅覚を失った主人公の体から強烈な悪臭が発せられて、周りの人は大変な思いをする中、自分自身はわからないという苦しみがコミカルに描かれています。物語前半は丁寧な心理描写がされているので、はじめはおかしな設定だな、と思っていたとしても意外とリアリティがあり引き込まれます。

後半はそれまでの展開から予想できないようなハラハラした展開に。

この設定だから悩みの描き方が面白おかしく見えますが、これは視点を変えると誰にでも当てはまることではないでしょうか。当人にしかわからない苦しみ。周りからは理解されずむしろ嘲笑われる標的になったりする。

三度めに読んだとき、そんな感想をいだきました。


②日本人の知らない日本語


日本語学校での出来事を描いた作品。

印象に残っている場面は、座ったまま答えを述べる生徒に対して先生が「立って言ってください」といったところ、生徒が大声で「た!」といったところ。


余談ですが、今「日本語学校」と聞くと、ラーメンズが真っ先に思い浮かびます。


③イン・ザ・プール / 奥田英朗


精神科医の伊良部一郎、一見ふざけたおかしな医者の彼に、患者は怒ったり呆れたりするものの、最終的には病気が治っているという、映画化もされた作品。

このあと奥田英朗作品をいくつか読んで、幅広い作風に魅了されます。社会派小説の大傑作「オリンピックの身代金」や「家日和」など。天才ですね、奥田先生。今年買った新作、まだ読めていないのです。



続きはまたいつか。どれをピックアップするか悩みますね(というほどたくさん読んではいませんが)。

この年は奥田英朗と貴志祐介のファンになった年です。

参考になる記事を書いてみたいところです。それではお読みくださりありがとうございます。

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