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長男のこと - 6歳5ヶ月

 日々成長する子どもたちを見て、ああ、これ、これ書いておかないとって思っても、なかなか上手く纏まらない。そうだよね、いろんなことが絡み合って長男という人が成り立っているのに、それを個々に切り取って分析して纏めようとしても、わたしごときが書き切れるわけないよね。って、諦めの気持ちが勝り、とりあえず記録しておくことから始めることにする。

・ピアノのこと
 ピアノを習い始めて、一年半。長男は十月に初めて、ピアノを人前で弾いた。弾いた曲は、この三曲。
 Zum Gali Gali.....................................Israeli Folk Song
 Musette in D Major, BWV. Anh. 126.............J. S. Bach
 Écossaise in Eb Major, WoO. 86..........L. v. Beethoven
 一曲目は、その時教本で弾いていたもの。教本の曲は、だいたい一週間に一曲のペースで終えている。バッハは、2ヶ月かけて仕上げ、ベートーヴェンは1ヶ月くらいだったか。
 譜読み中は本当に大変で、バッハとベートーヴェンはちゃんと弾ける日が来るのかと思うこともだいぶあったが、譜読みが終われば弾けるようになるものなのだなあと驚いた。(だからと言って、楽ではない。いつも、戦い)
 最後まで三曲全てをミスタッチなしで弾き切ることはなかったけれど、ちゃんと集中して弾けていた。とても格好良かった。日本語では上手く言えないけれど、まさに、"I am proud of you!"という気持ちでいっぱいだった。

 発表会後も、譜読みは嫌だ嫌だと言いながら、それでも毎日、登校前に30分、帰ってきてからも1時間は練習をしている。集中してなかったり、ダラダラしていたりということも多いが、それでも毎日継続していることは、素直に偉いと思う。音符がもっと読めるようになると楽なんだけどな。

・言語について
 現地校に通い始めた頃は、週末に近づくと日本語が出づらくなることもあったが、最近はその様子は見られず。頭の中が少しは整理されたということか。
 日本語学習は、今のところ毎朝行っている七田式のプリント三枚のみ。Bから始めて、もじとちえはCに入った。かずはあまりにできないので、もう一度やり直したので、まだB。一日三枚と言えど、字はだいぶ上手に書けるようになった。
 先日は、こたつに入っている絵から正しい助詞を選ぶ問題に自分で疑問を持っていた。こたつ「へ」はいる、が答えだったのだが、絵ではもうすでにこたつの中にいるので、方角を示す「へ」ではなく、場所、点を示す「に」が最適なのではないかということで、そこはわたしも同意した。その場にいるのに「へ」ではおかしい。同じく、山を登っている絵なのに山「へ」登るもおかしい。という話になった。なんとなく使う助詞だけれど、こうして「へ」「に」、または「は」「が」の使い分けなどにも、文章を作るときには敏感であって欲しい。
 英語もそれなりには習得しているようで、先生や友達に聞かれていることはわかっているようだ。ただ、自分で文を組み立てて答えるには語彙がまだまだ足りない。学校で使用しているアプリを使っての本読みを家ではしているが、本を読んだ後の質問への正答率はだいぶ上がってきた。
 日本語では、自力で小学校一年生レベルの本は読めるので、英語の簡単な本読みは退屈してしまうよう。早く語彙を上げて、もう少し自分の興味にあった本を読めるようになるとまた違うのかもしれない。

・Star Studentに選ばれた
 冬休み直前に、学校からStudents of the weekに選ばれた、と紙を持って帰ってきた。先生からの推薦理由は、いつも何事にも一生懸命に取り組み、明るく、礼儀正しい。誰にでも優しく、親切に接することができる。だった。すごく勉強ができるとか、絵が上手とかではなく、長男の振る舞いを褒めてもらえて、とても嬉しかったし、やはり"I am proud of you!!"的瞬間であった。

・最後に
 家では、片づけなさい、やることをやってからやりたいことをしなさい、と言われることが多いけれど、家の外ではやることをやっているのだから、偉いね。と認めてあげなければと思うのだった。

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