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私小説『地球学徒の日記』

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✙この作品は、夢小説『スタウロライト 十字石の追憶』の外伝です。登場人物は本篇と同じですが、こちらは現実世界の日本国内(令和時代)を舞台とし、実在の事象を題材にしております。本篇…
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#大田区

天地を繋ぐ道(2024年6月1話)

 6月になりました。今回は、地元(大田区池上)の寺院で開催されたキャンドルナイトや、そこで学んだ「止瞑想と観瞑想」や、ほかに「人間の本質と六つの側面」「日本からも見えるオーロラ」「多摩川と呑川」の話をお届け致します。 6月8日(土曜) 法華経に学ぶ 無量義処三昧 今日は、メグミさん達が池上の寺社にお参りする日です。  まずメグミさんは、寺院会館での講座「法華経に学ぶ」に出席しました。  大乗仏教の重要な経典である『妙法蓮華経』(法華経)は、全28章から成っており、それを

次代の芸と久遠の道(2024年5月2話)

 5月22日(水曜)、身分証明書を更新するための書類を、区役所の分館(福祉庁舎)に提出し、無事に手続き完了しました。筆者は2年に一度、このためだけに証明写真を撮っているらしいです。  さて、それでは5月後半の記事になります。 5月25日(土曜) 第8回 横浜トリエンナーレ 「野草:いま、ここで生きてる」 デジタルアートセンター横浜では、土曜出勤の有無が週によって異なりますが、月末に土曜出勤日がある時は、午後に外出などの企画を実施する事があります。  私達は今日、月末土曜

彼女と観た世界(2024年4月2話)

 花祭の桜が散り、これから更に暖かくなりそうです。 第108回 再興院展  この頃、横浜駅東口の十合美術館(横浜市 西区)では、日本美術院の公募展覧会である「院展」の日本画が展示されていました。  日本美術院は、明治美術界の指導者岡倉天心らによって1898(明治三十一)年に創設されました。ここ横浜で生まれた岡倉天心(1862~1913)は、西洋欧米諸国が強い力を持っていた時代にあって、インドの仏教、中華の儒教・道教、そしてそれらを取り入れた日本美術という東洋の伝統的な精

ヘブライ聖書と花祭 大洪水の記憶(2024年4月1話)

 仲春4月(卯月)になりました…が、気温が夏のように暑くなったりして、体調を崩しそうです。 4月7日(日曜) 列王記 エリシャとバアル 復活祭から一週間が経ち、ヒジリお姉ちゃん達が通っている教会でも、新年度の礼拝が始まりました。午前中は「詩篇」23章や「ルカ福音書」24章などを読みました。  午後の教会カフェでは「列王記 下」6章を拝読しました。この「列王記」は『旧約聖書』(ヘブライ聖書)に収められている歴史書の一つで、ヘブライ人(ユダヤ人)が築いた王国の繁栄と分裂・滅

復活祭 絵本と聖書と法華経(2024年3月3話)

 大森池上の街道で、美味しく健康なネパール料理を作って下さっている「アジアンダイニング ヒマラヤ」が、ネパール本国に食材を仕入れに行くため、ひと月ほど休店する事になりました。ここの常連客であるメグミさん達は、休店前最後の料理を頂きました。  なお、池上町の北隣にある馬込町に、同じ系列のお店があるそうなので、ヒマラヤの味が恋しくなったら、そちらに向かうのも選択肢ですね。 3月24日(日曜) アフリカの絵本と対句表現 日曜なので、ヒジリお姉ちゃん達は教会に向かい、今回も聖歌

2023(令和五)年12月2話「弥勒の世 一者への道」

私小説『地球学徒の日記』 2023(令和五)年12月2話 「弥勒の世 一者への道」 べ…別に作者は某船長の事なんか全然好きじゃないんだからねっ! 12月14日(木曜)大森駅のスープが美味しい件  理髪のため、大森駅に向かった日の帰り道。ヒジリお姉ちゃんの勧めで、駅ビル内のスープ屋さんに寄りました。  メグミさんは「温野菜とチーズのブラウンシチューと北インド風バターチキンカレーのセット」を注文。このお店はスープを中心に、カレーセットなども取り扱っています。また、ヒジリお姉