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立体感ある写真

 フォトヨドバシのノクチルクスの作例を見た時、ズームレンズなんか使っている場合じゃない!と単焦点レンズに行く…それはつまり沼の始まりなわけだけれど、そうして手に入れたシグマの85mm(ARTではない)でなんでも立体感が出るように撮って楽しんでいた。

 そんなわけで、ライカでもその立体感を楽しむべく手に入れたのは75mmf1.25と50mm f0.95である。もちろん純正ではなく。中国製のレンズだが、これがなかなか面白いが、ジャジャ馬でもあって、まともに写るレンズをと探した結果、なぜかヘリアークラシックに行き当たる。これも収差の多いレンズである。これにしたのはレンジファインダーの最短撮影距離を超えたクローズアップができるためだが、そうだ、僕、あまりドアップで撮影しないんだったよ。
 そんなわけで今カリカリ描写のできる標準が欲しくなっていて、カリカリとはいかなくともズミクロンとかズミルックスとか純正もいいなと思いつつ、マップカメラの安売りを待っていたりする、と、アポランターやらズミクロンが安値で出ていて、逡巡しているうちにソルドアウトになる、を繰り返している。

 色々見ているとズミクロンでも自分が欲しい立体感が出るらしい。なんならアポランターでも出るようだが、どこかで見た作例を探しきれない。
 この立体感は明るいレンズで背景と被写体の分離を極端にするだけでなく、開放値がF2のズミクロンでも出せることからも分かるように、描写による輪郭のくっきり具合でも出せるようだ、ということを知る。つまり、アポランターなりアポズミクロンなりだと、おそらく立体感のある写りが楽しめるようだ。

 今あるとても明るいレンズでそれを出すのもいいのだけれど、とにかく重いし、標準レンズで、小型のレンズでそれができたら最高なんだがな、と思いつつ、ネットの海を彷徨っていたりする。
 とりあえずズミクロンでの立体描写は確認した。
 ズミルックスだとどうだろう。買えるのは第二世代だけど、最短が1メートルというのは悩みの種だ。
 アポランターはどうかな。一度使わせてもらったが、神楽での撮影のためよくわからないままだ。

 狙う描写はこんなの。このブログの一枚目。いや、これ中判じゃん。

 でも、中判でなくとも、とびきり明るいレンズでなくともあの立体感が出せるかもしれないという可能性にかけてみたい(沼にズブズブ)。それを確かめるためには一度手にしてみるしかないのだが、はてさて、私はまたとんでもない散財をするのかしら。

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