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世界の仮想通貨事情ニュース

 ビットコインは2月24日のロシアによるウクライナ攻撃を受けて一時的に急落したものの、現在は1BTC 510万円程度で推移しています。

 なんとなく仮想通貨についていろいろ調べていたら、TripleA という世界各国の仮想通貨関連データが掲載されているページを発見しました。

 このページに記載のデータによれば、人口に占める仮想通貨ユーザーの割合が最も高い国はウクライナ、次いでロシアになっています。それぞれ人口の12.73%、11.91%がなんらかの仮想通貨を保有しています。かつては「有事の金買い」と言われ戦争が起こるとゴールドが買われるというのが通例でしたが、現在は資産の逃避先として仮想通貨が立派に選択肢として機能しているようです。
 ビットコインのレートを見ると、24日の戦争開始直後こそ急落しているものの、逃避先として資金が流入した影響を受けて反発、しかしその後対ロシア制裁が始まると、制裁逃れ防止として仮想通貨関連の規制も厳しくなっていったため、それに伴ってビットコインもジリジリと下げる推移となっています。
 ちなみにこのランキングを下に見ていくと、我が日本はなかなか登場しません。かなり下のほうまで見ていくとようやく現れ、人口に占めるユーザーの割合はたったの1.64%しかありません。

世界最大のインドは規制強化

 インドはユーザーの絶対数が1億人おり、これが世界最大だと思われます。
 しかしインドでは当局が規制を強化する方向に動いており、今月には売却益に30%の税金が課せられるようになったほか、7日にはインド中央銀行がサポートする決済システムであるUPI(United Payments Interface)が「暗号通貨による取引を認めていない」と発表し、暗号通貨による支払いが全面的に凍結されることになりました。

マイニング大国カザフスタンも落日を迎える

 カザフスタンは、ビットコインのマイニング量でアメリカに次いで世界2位の位置につけていました。中国でマイニングや仮想通貨規制が厳しくなったため、多くの業者が地理的に近く電気代の安い同国に移動したのが原因ですが、マイニングのために電力が逼迫し、通常の経済活動に支障をきたすほどになったためこちらでも政府が規制を強化しています。

イーロンマスクがツイッター買収?

 仮想通貨界隈では、イーロンマスク氏がTwitterを買収するのではないかという件が話題になっています。Twitterといえば創業者のジャック・ドーシー氏が世界初のツイートをNFTとして販売し、約3億円で落札されたことが話題になっていました。
 マスク氏がツイッターを買収し非公開化することで、たとえば自分のツイートをNFTで販売できるようにしたり、ツイッターを経由した決済機能を充実させたりと、仮想通貨・ブロックチェーンの実験的なサービスを積極的に導入できるだろうということからマスク氏に期待する向きが多いようです。またマスク氏は買収に関するインタビューの中で言論の自由に言及するなど、最近厳しくなっているTwitter上の規制に辟易するユーザーからも支持を集めています。
 しかし実際には現経営陣がポイズンピルを発動してマスク氏に対立しています。マスク氏は既にツイッター株式を9%保有していますが、100%株主にして思い通りのSNSを作ることは実現しなさそうです。

セイロンマスク

 インドのツイッターではこの件に関して、債務危機に陥っているスリランカの債務残高が450億ドル、マスク氏のツイッター買収提案額が430億ドルであることから、「イーロンマスクはツイッターを買うのをやめてスリランカを救済してセイロンマスクになれ」という話がトレンド入りしていました。

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