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eumo Academy基礎コース体験レポート(12期)「問いの質が上がることで出会えること」

【受講生 紹介】※写真の右下
たけい ゆうとさん

●参加した経緯:

私自身は元々、高校の時にアメリカに留学して、世界一豊かと言われる国に多くの貧困が存在すること(毎週日曜日に炊き出し支援のボランティアをしていました)に気づいた経験や、受験期に能力主義の欺瞞に罪悪感を抱いた経験、更に環境問題に関心を持っていたことなどから『資本主義社会の課題とそれをどう乗り越えた社会の構築』というテーマを大学で学ぶ軸としていました。そこについて自分なりに深めていく中で、システム的なとこへの関心からやがて人の価値観や思想により関心を持つようになり、贈与や共助に着目するようになりました。そこで出会ったのがeumoでした。eumoの目指す世界や、「共感資本社会」のビジョンにめちゃくちゃ共感し、academyにも絶対に参加しようと決めました。

eumoAcademyへ入る前の期待:
私の場合はeumoが好きですし、講師陣も本を読んだことがある方や興味を持っていた方が多かったため、そこで学べる内容は、間違いなく自分の好奇心を刺激してくれるものになるだろうと期待をしていました。
また他には滅多にないこんな学ぶためのコミュニティにどんな人が集まっているのか興味があり、そこに集う人と対話できることに大きな魅力を感じていました。

1.講座で印象的だったこと、感じたことや学んだことはなんですか?
元々、eumoの取り組みや、近年多くのローカルな領域で起こっている「ポスト資本主義」的な動きに、非常に共感する一方で、そういった取り組みには、関心のある一部の人しか集わず、社会の転換にはなかなか繋がらなそうと感じていました。
しかしeumo academyを通してそうした草の根の活動の意義をすごく感じ、そこにこそ新しい社会に繋がるヒントが溢れていることを強く感じることができました。
またこうしたことに関心を持つ人には、自分の大学でほぼ出会ったことがなかった中で、このAcademyでは、多くの人が関心を持って集い、真剣に学んでいる姿を見れたことはとても驚きました。
また、未来への希望を感じることもできました。

2.Academyのおすすめポイント
Academyの最終講座で、岩波さんが仰ってくれた「問いの質が上がったよね」という言葉にすごく共感したので、それをおすすめポイントとしたいと思います。
eumo Academyは、多くの人が当たり前だと思っていることに疑問を抱ける環境です。しかもよく言われる社会課題のレベルではなく、それが発生する根本的な原因にまで遡ることができる場でもあります。
例えば、環境問題一つとっても温室効果ガスを減らすことはもちろん大事ですが、そう言った問題が発生してきた根本的な原因は、人と自然の関係性にあるのではないでしょうか?
そう言ったことに関して、真剣に考えられる場は、世の中にはあまりないと思います。ただ、その根本的な原因はなにか?という疑問に目を向けてこそ、私たちはどんどんと次の問いへと出会うことができます。
その高次元の問いとの出会いは人生に役立つとも思うし、何よりワクワクします。それを心から体験できるのは圧倒的なおすすめポイントです!
また、「4.Academy同期生との思い出~」でも書く通り、Academyで出会える、多くの人との出会いも大きなポイントです。

3.今後に活かしていきたいことはありますか?
まだ私自身は大学2年生であり、長い目でこれから何をして行くかは、明確に定まってはいません。
ただ、このAcademyを通して、これからの社会変革のためには表面上の課題解決に留まらず、きちんと思想や哲学を持って事業に取り組むことの大切さを学びました。そして目の前の人や地域との関わりから少しずつ始めていくことの重要性も感じました。
とはいえ、それを体感した「eumoの世界」もまだまだ小さいです。しかし、同時にこれから無限に広がるポテンシャルがあるのも事実だと感じます。
そんな場に出会い、学んだ上で、自分がこれから目指していきたいのは、学問と実際の事業や、いわゆる体制側とローカルな取り組みを繋ぐ立場になることだと感じています。その時にこのAcademyで学び考えてきたことや、できた人との繋がりは間違いなく活かしていけると思います。
また、まずは自分自身から、小さくても新たな視点や問いを人々に届けられたら良いなと考えています。
例えば自分の所属する団体では、贈与を体感できるポップアップカフェや、新たな社会のヒントとなる思想や哲学を届けるイベントなどを開催しています。これから、その活動に全力で取り組んでいきたいと思います。

4.Academy同期生との思い出、印象深かった体験は何ですか?
毎回の講義後の振り返りの時間や、バディの仕組みを通して多くの同期生と話せたことがすごく楽しかったです。
正直、今の世の中でeumo的な世界に共感する人や、こう言ったことを真剣に勉強したいと考えている大人が、これほどいるとは思っていませんでした。それにとても驚いたし、悩みながらも人や社会のための活動を全力でやっていらっしゃる方が多く、人生の先輩として参考にしたいなと感じています。自分のバディとは、お互いの悩みをお互いの視点から相談することができ、今度是非京都(バディに住む場所)に行った際に、会いましょうという約束もできました。

※バディとは、バディとして組まれた2人一組で、定期的に対話を行う、成人発達理論の講座の課題です。

これまでも、多くのことを思考して、学んできていたのだと感じる竹居さんが、このAcademyを通して、更に新しい視点、仲間を得たことで、どんな活動に繋がっていくのか?楽しみになるレポートでした。
ご自身の所属する団体で、「贈与を体感できるポップアップカフェ」や、「新たな社会のヒントとなる思想や哲学を届けるイベント」などを開催も予定されているとのことなので、これからの活躍も期待です!
これからもぜひ、他の期のAcademy生とも関わり、活動を広げていただけたら嬉しいです。


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