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復路鵜
2018年11月16日 11:49
少年が水たまりを踏みつけると命の音がした。雨上がりの土地は温かく少年たちを迎え入れる。神社の隅には松が生え、狛犬が立ち並び、心電図が錆びた機械のように置かれている。動いては死んだように止まる様がおもしろい。たまに機械を蹴るとボールが横腹にぶつかった。友達二人が立っている。さっきまで一緒にどこかに乗っていた。バスだったか飛行機だったか。「早くキャッチボールしようぜ。やんないならお前の頭をボール