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【プレスリリース】デジタルツイン構築プラットフォーム『Re:Earth』を基盤とした3D都市モデルの可視化環境「PLATEAU VIEW 2.0」が公開開始!

Eukarya Inc.

国土交通省よりソースコードと実証環境構築マニュアルも公開され、ノーコードで自治体や企業のDXを加速させる「デジタル公共財」を目指す

株式会社Eukarya(読み:ユーカリヤ、本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:田村賢哉)と東京大学大学院渡邉英徳研究室が共同開発したオープンソースのデジタルツインプラットフォーム『Re:Earth』(リアース)が、国土交通省が主導する3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「Project PLATEAU」(プラトー)の可視化環境「PLATEAU VIEW 2.0」(プラトービュー)に採用され、この春に遂に公開されました。

同時に、国土交通省よりPLATEAU VIEW 2.0のソースコードと実証環境構築マニュアルもオープンソースとして公開され、3D都市モデルを扱えるプラットフォームとして自治体での普及や市民・民間企業での利用促進を目指します。

Project PLATEAU (プロジェクト・プラトー)とは

Project PLATEAU(プロジェクト・プラトー)は、国土交通省が主導して進めている取り組みで、3D都市モデルの整備、活用、オープンデータ化を目的としています。このプロジェクトの背景には、以下のような要素があります。

  1. 都市計画のデジタル化:現代の都市計画は、ますます複雑で多様な課題に対応しなければなりません。これに対処するため、デジタル技術を活用して都市計画のプロセスを効率化し、より正確な意思決定を行うことが求められています。

  2. オープンデータの推進:国や地方自治体が持つデータをオープンにすることで、民間企業や研究者、市民らが新たなアイデアやサービスを生み出し、経済成長や地域課題の解決につなげることが期待されています。

  3. Society 5.0への取り組み:日本政府が掲げるSociety 5.0は、デジタル技術を活用して持続可能で誰もが住みやすく、参加可能な社会を実現することを目指しています。3D都市モデルは、その実現に向けた重要な基盤となります。

Project PLATEAUでは、全国各地の地方公共団体や民間企業、研究者、エンジニア、クリエイターなどが協力し、3D都市モデルを整備し、それを活用したさまざまなユースケースを開発しています。この取り組みを通じて、都市のマネジメントや都市機能の集約、サステナブルなまちづくりなど、都市のデジタルトランスフォーメーションを実現し、社会や地域の課題解決に貢献していくことが目標とされています。

PLATEAU VIEW(プラトービュー)とは

PLATEAU VIEW2.0

PLATEAU VIEW(プラトービュー)は、国土交通省が主導するプロジェクト「Project PLATEAU」において開発された3D都市モデルの可視化環境です。これは、3D都市モデルとそれを活用したユースケース開発のための一連のシステムを提供し、プログラム、サーバー、データなどが含まれます。

具体的な機能としては、3D都市モデルを可視化するだけでなく、分析やシミュレーションに用いられる各種データも表示できます。これにより、3D都市モデルの価値を検証できます。

このプロジェクトでは、2020年度にPLATEAU VIEW 1.0が開発・公開され、2021年度に機能追加を行ったPLATEAU VIEW 1.1が開発・アップデートされました。2022年度には、PLATEAU VIEW 1.1を発展させ、データ登録・管理・配信機能および機能追加を行ったPLATEAU VIEW 2.0が開発・アップデートされました。

PLATEAU VIEW 2.0は、3D都市モデルやユースケースのデータ登録・管理・配信を可能にするコンテンツ管理システム(PLATEAU CMS/Editor)と、全国約100都市以上で整備された3D都市モデルを可視化する機能があります。さらに、都市計画決定情報、人流データ、都市アセットデータなどの各種データを3D都市モデルに重畳し、軽量かつ高速に表示するWebGIS(PLATEAU VIEW)を一般向け・行政向けに提供しています。

ソースコード一式と実証環境構築マニュアルを公開

PLATEAU VIEW2.0のソースコードと、その実行環境を構築するためのマニュアルが公開されました。

PLATEAU VIEW2.0のソースコード公開

PLATEAU VIEW2.0のソースコードは、Project PLATEAUのGitHubでApache-2.0 licenseとして公開されています。

実証環境構築マニュアル 第3.0版

実証環境構築マニュアル 第3.0版の表紙

実証環境構築マニュアル 第3.0版では、機能やシステム環境、仕様、構築手法などを解説し、地方公共団体や民間企業が3D都市モデルの可視化環境を構築する際の知見を提供しています。
実証環境構築マニュアル:https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plateau_doc_0009_ver03.pdf

Re:Earthが採用されたPLATEAU VIEW2.0の2つの特徴

PLATEAU VIEW 2.0は、データ管理とデータ可視化の2つの機能を提供する革新的なシステムです。データ管理機能は、ヘッドレスCMSであるPLATEAU CMSによって担われます。データ可視化機能は、PLATEAU EditorおよびPLATEAU VIEWによって提供されます。

これらのツールを使用することで、ユーザーはWeb上のデジタル3D地球儀で様々なデータを管理し、可視化することができます。

PLATEAU CMS

PLATEAU CMSでのデータ管理画面

データ管理機能は、ヘッドレスCMSであるPLATEAU CMSによって担われます。このCMSは、APIを通じて様々な事業者がPLATEAU関連データセットを一元管理し、公開できるように設計されています。

PLATEAU Editor / PLATEAU VIEW

ReEarthでのPLATEAU VIEW構築画面

PLATEAU Editorは、ウェブアプリケーションの作成・公開をサポートするツールで、ワークスペースの作成、プロジェクトの管理、レイヤーの配置・スタイル設定、インフォボックスやウィジェットの編集、プラグインのインストールなどが可能です。PLATEAU Editorから一般公開されたWebアプリケーションがPLATEAU VIEWとなります。

PLATEAU VIEW 2.0は、Re:Earthを基盤に最小限の技術コストでデータ管理と可視化を実現できるように設計されており、専任のコンテンツ開発チームに投資することなく、効率的なデータ活用が可能となります。Eukaryaは、この革新的なシステムを通じて、データ活用の促進と効果的なビジネスサポートを提供することを目指しています。

Re:Earthが推進するデジタル公共財としての未来

デジタル公共財(Digital Public Goods)とは、インターネットやデジタル技術を活用して公共利益を追求し、広く社会に対して価値を提供するデジタル資源のことを指します。これらの公共財は、オープンソースやオープンデータとして公開され、誰でも自由に利用・改変・再配布ができることが特徴です。デジタル公共財は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や、社会課題の解決を支援するために、国際的な協力を通じて開発・普及が推進されています。

Eukaryaは、これまでもオープンソースを前提にRe:Earthの開発を進めてきました。Re:Earthを基盤に構築されたPLATEAU VIEW2.0でも、国の取り組みであることを意識し、公共的価値を提供するデジタル公共財としてオープンソースで公開しています。

今後も、Eukaryaは、自治体や行政と持続的な関係を構築しながら、デジタル領域での公共的価値をいかに形成していくかを引き続き推進していきます。

関係者のコメント

国土交通省都市局都市政策課 課長補佐 内山裕弥氏

全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を進めるProject PLATEAUは、2020年度のプロジェクト開始以来、国主導型から国・地方公共団体・民間のフラットな連携型へと徐々に移行してきました。

地方公共団体が3D都市モデルのイニシアティブをとっていくための最大の課題は、職員が3D都市モデルを扱っていくためのツールや専門知識の不足です。そこで、ノーコードでのデータベース管理やフロントエンドのカスタマイズをウェブ上で可能とする、PLATEAU VIEW 2.0の構想が立ち上がりました。

Eukarya社は独自のWebGISフレームワーク『Re:Earth』を開発するなど、デジタルツインやGISに深い知見を持つスタートアップです。また、Re:EarthやResiumなどをオープンソースで既に提供しており、同じくオープンソースを旨とするPLATEAUの哲学とも合致していました。

今後、PLATEAU VIEW 2.0は本格運用のフェーズに入ります。Eukarya社の培ってきた知見を今後もお借りしながら、地方公共団体職員が自らの発想で3D都市モデルを使いこなしていく世界を目指していきたいと思います。

株式会社Eukarya 代表取締役CEO 田村賢哉

地図は私たちの生活を支える大切なインフラであり、多くの情報は場所に紐づけて管理することができます。デジタルツインプラットフォーム「Re:Earth」の開発により、場所に紐づく情報を管理し、多様なアプリケーションが生み出される環境の実現を目指しています。

私たちEukaryaは、世界中全ての人たちが扱えるソフトウェア開発を目指して、設立当初からオープンソースにこだわってきました。今回のPLATEAU VIEW2.0でRe:Earthが採用されたことで、地図データとそれを支えるシステムとして、Re:Earthに「デジタルな公共財」という文脈が加わりました。このことは、世界に良いものを作りたいと願っていたEukaryaのオープンソース思考な開発メンバーにとって、光栄なことです。

スタートアップの行政案件への参画が容易ではない中、Re:Earthが採用されたこと、そして1年間様々な形で協力関係を気づいてきた関係者の皆さま、開発に集中してくれた開発メンバーに、お礼申し上げたいと思います。

2023年度もRe:Earthを基盤とした「PLATEAU VIEW 3.0」の機能強化に取り組み、Project PLATEAUにおいて重要な役割を果たして参ります。

Re:Earth CloudでPLATEAU VIEW2.0と同じ環境が触ってみよう

PLATEAU VIEW2.0は、Re:Earth Cloudと同様の環境で構築されています。Re:Earth Cloudでアカウントを作成し、3D都市モデルを体験してみてください!

アカウント登録はこちら
https://app.reearth.io/

Re:Earthの操作方法について学びたい方は、毎月ハンズオンワークショップをオンラインで開催しています。そちらにもご参加ください。

【本件に関する報道関係お問い合わせ先】

株式会社Eukarya
事務局/広報担当:田村
Email: info@eukarya.io
TEL:090-6063-6784(田村)



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