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シアトル近辺のトレイル、ベスト10

シアトルに来てから、夏場になるとまだ見ぬイケているトレイルを探してはトレイルランやトレッキングを楽しんでいます。少し遠出すると全国区の国立公園(マウントレイニア国立公園オリンピック国立公園ノース・カスケイド国立公園)がいくつもあり、それぞれに素晴らしいトレイルもあるが、ここはあえてシアトル近辺40分以内のドライブと言う縛りで行けるトレイルをご紹介したいと思います。普段使いのトレイルです。シアトル近辺だけでも無数のトレイルがあり、シアトルトレイル歴9年の実績を基にした独断と偏見のマイ・トレイル、ベスト10をご紹介します。まだまだ究極のトレイルを探している最中なので、現時点でのマイベストと言うことで。ちなみに、順序に特に意味はありません。またシアトルのベストシーズンは夏ですが、比較的季節を問わず行けるトレイルになります。

トレイルで準備するものについては、動きやすい服装+登山のあるところはマウンテンブーツ(スニーカーでも特に問題なし)+必要に応じて水・食料、それ以外は特に必要いりません。州立公園は駐車するのにDiscovery Pass(年間$30)が必要になりますので、事前に購入することをオススメします。一回だけの方は、一日券の自販機がある場所もあります。

トレイル研究にご興味のある方は、AllTrailsと言うアプリをオススメします。地図からトレイルの難易度、評価、ルート、レビューが確認出来てとても便利です。個人的には日帰りトレイルしか行っていませんが、バックパッキングしていくような難易度の高いトレイルもアメリカ全土に渡って紹介されています。

では、まずはWhyシアトル・トレイル?

  1. 身体が鍛えられる。特にアップダウンの激しいトレイルは肺活量、下半身の筋肉が鍛えられます。トレイルランニングをしていればジムも必要なし。

  2. 脳に良い。運動による脳への良い刺激以外にも、森林浴によるリッラクス効果期待大です。トレッキング中は物事を忘れて没頭できるのでストレス解消にもなります。

  3. シアトルの大自然を体験できる。木々の苔むした感じは妙にワビサビを感じ、何か懐かしい感じもします。

  4. 誰でも気楽にできる。特に道具もいらないし、しかも(ほぼ)無料。安上がりな上、楽しい。

  5. 一人で行くのも良し、グループで行くのも良し。様々な楽しみ方があります。サクッと行ってサクッと帰れるので、丸一日潰れることもない。一方で、難易度の高いコースに挑戦するのもあり。

  6. ゲーム感覚でまだ見ぬトレイルを次々に制覇する喜びを体感できる。それぞれのトレイルに特徴があり、山、森、湖、海、街と、違った側面が楽しめます。

  7. インスタ映えする写真が取れるw

(*)各トレイルのご紹介にAll Trailsのリンクの埋め込みが出来ませんでしたので、代わりにwta.orgのリンクを埋め込んでいます。 All Trailsのトレイルサイトを見るには各見出しのトレイル名をクリックしてください。

シアトルの各地域の名称はこちらの過去ポストをご覧ください。

それでは、オススメのトレイルをご紹介して行きます!これ以外にオススメのマイトレイルあればぜひコメント欄・ツイッターでご紹介ください。シアトルにお住まいでない方でもいろいろと今後の旅行のご参考になれば幸いです。是非妄想してお楽しみください。


Little Si

ここは王道のトレイル。リトル・サイと読みます。WAを東西に走るI-90を東に30分ほど行ったノースベンドと呼ばれる、Snoqualmie Mountain(スノークォーミと読みます)の麓にあるトレイルになります。近くに Mount Si と呼ばれる7.5 mileの難易度Hardのトレイルもありますが、Little Siの方が4.4 mileと短く(難易度Moderate)、2.5時間ほどで往復できます。行って帰って半日程度で登山を楽しみたい人に最適です。登山中の景色も抜群に良く、途中でロッククライミングできる岩場なんかもあります(しない人も見て楽しめます)。登頂するとちょっとした山々の景色も見れます。

トレイルヘッドの様子
Little Si登山中の様子

Rattlesnake Ledge

こちらもノースベンド近くのトレイル。Rattlesnake Lakeと言う、コバルトブルーの湖のそばにある山を登るトレイルです。夏場は泳いでいる人もよく見かけます。1.9 mileと短く、軽くトレイルをやってみたい、かつ綺麗な景色を見たい人にオススメです。登り切った後のRattlesnake Lakeの景色は素晴らしいものがあります。


トレイルヘッド
Rattlesnake Lakeが上から見れます

Bridle Trails State Park

こちら、シアトルイーストサイドに住んでいる人にとっては、ベルビュー、カークランド、レドモンドから車で10分で行ける州立公園です。CAから南北にずっと続く、I-405をカークランドでExitして直ぐにあります。公園の近くに馬小屋があり、トレイル中に馬と遭遇する可能性大です。利便性が良く、朝夕に出勤前後にサクッとトレイルランをしたい人には絶好の場所です。都会の中のオアシスみたいな場所です。

馬が横切って行きました

Discovery Park

シアトル市内のトレイル。シアトルの西端にある、マグノリアと呼ばれる地域にある巨大な公園内に無数のトレイルがあります。住宅街の奥にあり、シアトル市内とは言え行くまでに少し時間かかります。Loop Trailは公園を一周ぐるっと回れるトレイルになり、森林と海、両方を楽しめるコースになります。夏場は海水浴客もいるので水着を持っていくと良いかもしれません。

海岸沿いのトレイルの様子

Poo Poo Point - Chirico Trail

Tiger Mountainと呼ばれる山を登るコースです。Cougarと言う大型のネコ科の動物が生息する地域になります。I-90を東に20分ほど行ったところになります。全長4.5 mileと距離はそれほど長くないが、今回唯一の難易度Hardのコースになります。アップダウンが結構激しく、意外に体力を消耗します。Hardと言っても初心者向けHardです。体力に自信のある方は是非挑戦してみて下さい。山頂に登るとパラグライドの発着地があり、晴れた人は無数のパラグライダーが飛び立つのが見れます。

パラグライドその1
パラグライドその2

Coal Creek Trail

いかにもシアトルっぽいトレイルです。ベルビューから少し南に行ったI-405とI-90が交差する辺りの南東の地域になります。こちらは山を登るのではなく、谷を降りていくイメージです。深い森を通って行って、降り切ったところに小さな滝があります。木々が苔むしていて、シアトル独特の自然を感じ取れる場所です。

小さな滝、良い感じです

Snoqualmie Falls

こちらは超王道のSnoqulamie Falls(スノークォーミの滝)。観光地になりますが、地元民も大好きな場所です。こちらもノースベンド近くで、I-90を東に30分ほど行った場所になります。トレイルスタート時に滝の上の様子が見れて、滝壺近辺の下まで降りていくコースです。下はマイナスイオン全開で夏場はとても気持ち良く感じます。

滝の上からの様子

Cross Kirkland Corridor

ツイッターフォローしていただいている方にとっては馴染みの場所かもしれません。こちら、カークランド市を南北に5.2 mileを縦断しているトレイルになります。街のど真ん中にトレイルが走っていて、かつては線路だった場所を住民が散歩するためのトレイルに変えています。何の変哲もないトレイルですが、アップダウンがなく、完全にフラットな状態なため、ランニングやサイクリングにも適した場所です。以下の写真の場所からはLake Washingtonを眺めることも出来景色も最高です。途中道にグーグルのキャンパスを通ったり、クラフトビールが飲めるブルワリーあったりして結構楽しいです。是非一度お試しください。

マイ・ベストスポットから夕暮れの様子
マイ・ベストスポットから晴れた日の様子
Chainline Brewery
秋のトレイル
夏のトレイル



Mount Rainier Paradise

最後に、シアトル40分以内のドライブ縛りから外れてるやん!ってツッコミを受けそうですが、番外編と言うことで、あまりにも素晴らしいトレイルなので、最後にご紹介しておきます。シアトルから南に車で三時間、マウントレイニアのパラダイスと呼べれる地域になります。7〜8月頃がベストシーゾンで途中道はまさにパラダイスの様な美しいトレイルになっています。冬場はおそらく雪でクローズドされているので夏以外に行かれる方はトレイルの状況を事前に確認することをオススメします。夏場が平地の春頃の季節なため、花も咲いていて、野生動物もいたりして楽しめます。一番上まで行くと氷河も見れます。上まで行くと寒いぐらいなので上着は持って行っても良いかも。ツワモノはそこから氷河を登山して山頂まで行きますが、一般人はそこで引き返して二時間ほどの楽しいコースです。

氷河を見に行く途中道
マーモット?
サスクワッチにご注意


そんな訳でシアトル・マイ・トレイル、ベスト10でした!

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