ユーカリについて#3 収入と幸福度
(#2から続きます)
******************************
心理学者 ダニエル・ネトル
『目からウロコの幸福学』を読んで
衝撃を受ける
2007年に出版されており
若干の古さは感じるが
心理学、幸福学好き向けの良書
絶版となり
2020年に新刊が出て
心理学書からビジネス書よりになっている
『目からウロコ〜』の古本が手に入りにくいので
アップデートされたこちらをおすすめする
幸福学、ウェルビーイングが馴染みやすくなった現代
2024年4月には大学にウェルビーイング学部まで誕生している
以前は幸福といえばあやしいそうとか
幸福を扱うことは
心理学ではふわっとしすぎて
認められていなかった分野
時代背景があったと書かれており
そういう私も
なんとなくこっそり読んだ
お金と幸福度の関係について
興味のある人はたくさんいるだろう
消費社会にどっぷり浸かった私も
とても興味があった
宝くじを当てると程なく
元の幸福レベルに戻ってしまうような
新しい状況にすぐ慣れてしまうという
適応現象が起きて
ある一定の年収を得ると
それ以上増えても
幸福度は横ばいとなり
幸福度は上がらない
というのだ
自由に人生を操縦できるかどうか
お金があっても自由がなければ
幸福度は上がらない
幸せになるには
ある程度以上
お金は必要ない
何が幸せか
測る基準は
人それぞれ違うのは
当然なのだが
お金が増えれば増えるほど
幸福感、満足感、充足感が
伴うということではないらしい
世の中には
欲しいもが溢れていた
毎シーズン毎シーズン
お買い物するのが当たり前の世界
トレンドから外れたら仕事ができない
新しいものを買わなければいけない
ダサい
と思っていた
欲しいものはそこそこ手に入れていた
なのに幸せを感じていない
満足度がない
もっともっとって
何かにせかされて
永遠と満足がない世界で
ずっと生きてきた
モノは好きだけど
モノじゃないのかもしれない
欲しいものは
モノじゃない
満足感が欲しい
幸福感が欲しい
目指すものは
モノじゃなかった
モノを手に入れることじゃなかった
私が欲しいのは
ココロなんだ
*絶版『目からウロコの幸福学』2007年 ダニエル・ネトル
新刊『幸福の意外な正体〜なぜ私たちは「幸せ」を求めるのか』2020年
タイトル変更されています
*****************************
(#4へ続きます)
お立ち寄りいただき
ありがとうございます