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現代

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社会人、学生時代など現代系の物語をまとめています
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#スキしてみて

『 ぼくのこいびと 』 - 手のひらサイズの物語

 あなたはいつも、優しい笑顔を向けてくれる。  視界いっぱいに広がるその表情が慈愛に満ち…

絵とワードの物語 『Don't Stop Me!』 

 油を差してくるのを忘れたチェーンが悲鳴を上げる。軋むその音に構うことなく全体重をかけて…

絵とワードの物語 『et word』

 綴る言の葉はざわめいて、描かれた線は踊りだす。  広げた手のひらの上で色づき、飛び跳ね…

絵とワードの物語 『ガラス玉にうつるもの』

「おとうさん! みてみて! すごい!」  背伸びしようと力の入る小さなてのひらが、頭に食…

絵とワードの物語 『青空にはためいて』

 お行儀良く風に揺れる洗濯物に、満ちたりた吐息を落とす。  週末の雨が洗い流した空気はと…

絵とワードの物語 『似たもの親子』

「お父さん、はい!」 「お、ありがと」  渡されたグラスはありがたいことにキンキンに冷えて…

絵とワードの物語 『青、蒼、碧』 

私はひとり、靴先で地面を弾きながら歩いている。 気持ちはすっかり土砂降りなのに、本当に雨が降っていたのは三時間前のこと。 早く家に帰ろう。 ふくらはぎに散った泥はねが乾いてしまう前に。 水溜まりを踏みつけそうになり、一瞬足が緩む。 反射した光が網膜をちりりと焼いた。 私は瞬きをして、その熱につられ顎を持ち上げる。 あおが、視界いっぱいに飛び込んできた。 埋め尽くされた青、蒼、碧、あお。 雨ですっかり埃の洗い流された空気は、遮るものなくその色を私の瞳に流し込んでくる。 ゆる

絵とワードの物語 『きみにあいたくて』 

いつもなら鞄に入れっぱなしのスマホが、てのひらの中で震える。 通知の中身を把握する前に開…

絵とワードの物語 『虹の橋』 

どこまでも伸び往くその色彩は、長く、永く、ながいけれど、その先に必ず果てはある。 そう信…

絵とワードの物語 『ころころ、みちびかれ』 

 同じ場所、同じ時間で、ほぼ毎日すれ違うその人を、何とはなしに覚えちゃったのは、仕方がな…

絵とワードの物語 『とじこめられたのは』 

 ガラスのなかでぷくぷくと泡が弾ける。  瓶底に生まれ、じりじりと膨らみ、ふわりと浮いて…

絵とワードの物語 『またね』 

 いつもより少しだけ重い鞄を手に、硬い座面から立ち上がる。明日からは夏休み。明日から毎日…

絵とワードの物語 『きっかけはきらめいて』 

「ボトルメールだね」  首をかしげた私に向けて、手に持った本をポンポンと叩く。タイトルだ…