Etsyが顧客のメールアドレスへのアクセスを停止か(サードパーティサービスが対象)
今朝、Etsy関連の情報を発信しているScott Voelker氏の動画をたまたま発見。内容は「Etsyがサードパーティサービスの顧客へのメールアドレス情報へのアクセスを停止する」でした。
2024年2月5日以降、Etsyはサードパーティサービスによる顧客のメールアドレス情報へのアクセスを停止する、とのこと。
動画上ではEtsyによる公式アナウンスの記事のスクショも表示されていました。
僕の方でも調べてみたのですが、なぜか公式のアナウンス記事は見つからず。代わりに、公式のEtsyコミュニティで近いアナウンスを見つけました。
こちらは、Etsy社のコミュニティマネージャーによる8時間前の投稿です。この投稿では、顧客のプライバシーを守る文脈で「Etsyフォーラムのほとんどの投稿はログインしないと見れなくなる」と説明されています。
これらの情報をふまえると、Etsy社が「顧客のプライバシーを守る」ために動いているというのは事実としてありそうです。また、やり取りの場をEtsyのDMに絞ることで把握できる情報を増やす、というのもあるかもしれません。
いずれにしても、類似の情報が公式コミュニティで投稿されているので、信ぴょう性は高そうです。
そもそも収集には顧客の同意が必要
そもそも、Etsyではメールアドレスがどう扱われているのか?という点。ぼくはまだショップ運営経験がないので、その前提で読んでいただきたいのですが、メルアドってEtsyのアカウントを新規登録したとき以外に入力した記憶がない。
お店とのやり取りはEtsy上のDMで完結しますし、その通知がアカウント登録時のメールアドレスにも届きます。Etsyで購入したお店から直接メールでなにかお知らせがきたことはありません。
Etsyのセラー向けポリシーでは、下記のような記述があります。
これはEtsyに限らず、他のビジネスでも同様の考え方ですが、お客さんの同意がない限りは、メールアドレス宛に勝手に告知などを送ってはいけません。よくある「メールを受け取る」というチェックボックスにチェックを入れた場合のみ送る、というような感じですね。
また、下記の記事によると、Etsyは顧客の個人情報(住所、電話番号、メールアドレス)を聞き出すようなやり取りを禁止しているとのこと。そりゃそうですよね。
Etsyを活用してメーリングリストを作成するのであれば、そのようなサービス(Mailchimpなど)を使って、登録用のリンクを顧客に案内して同意をもらって初めてメールを送ることができるようになります。「Etsyで商品が購入された」=「メールをGET」ということでは当然ありません。
最後に
話は最初に戻りますが、今回はEtsyがサードパーティサービスによる顧客のメールアドレス情報へのアクセスを停止する、というお話でしたね。
さきほど書いたように、Etsyの外部サービスを活用すれば「顧客に同意をもらう」「メールアドレスを収集する」というプロセスを効率的にできていたのかもしれません。その代表格として、Scott Voelker氏が紹介しているEverBeeというサービスも含まれるのでしょう。
もしかしたら、商品購入時に「お知らせを受け取る」というようなチェックボックスがあり、そこにチェックを入れるとお店側がメールアドレス情報を受け取れていた、というようなこともあったのかもしれません。
いずれにしても、今回のニュースはぼくのEtsy計画にはなんら影響はなさそうです。昨今のプライバシー管理の状況を考えると、自然な流れではありますね。
以上、知ったところで「へえ」で終わるが「知っておいても損はないかも」な情報でした。
* * *
週に1回ほど Etsy 関連の情報を発信しているので、興味のある方はフォローもぜひお願いいたします〜!
ではでは〜
いただいたサポートは、発信者としての活動費用に活用させていただいております。