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50代、これからどう働くかを考える際に潜むメンタルブロックを克服する


はじめに

「50代、これからどう働くか?」これは非常に重要なテーマです。社会全体の高齢化が進む中で、私たち一人一人がこの問題に直面しています。私自身もこのテーマについて長い間考えてきましたし、今もなおその答えを模索しています。

役職定年や年金への不安、親の介護、健康寿命の延びなど、これからの働き方について考える要因はいろいろあります。これからも同じように働き続けることができるのかという不安が拭えないのも事実です。

一方で、若い頃に比べると、育児から解放されたり、役割の変更などにより、時間や金銭的な余裕も出てきているのも現実です。これにより、これからの人生をもっと充実させるために、自分のキャリアを考え直したい人が増えてきています。新しいスキルの習得や、自分の趣味を仕事に活かす機会も増えてきているのです。前向きに、自分の可能性を信じて、新しいキャリアや目標に向かって進んでいきたいですね。

ここで邪魔するのがメンタルブロック

メンタルブロックとは、心理的な障害や制約のことで、自分の思考や行動を制限してしまうものです。これらは多くの場合、無意識のうちに形成され、自己成長や新しい挑戦を妨げる原因となります。

メンタルブロックの例

  1. 年齢による不安

    • 「もう若くないから新しいことは難しい」と感じる瞬間。

    • 年齢が原因で新しい環境に馴染めないのではないかという不安。

  2. 技術の進化に対する恐れ

    • 「最新のテクノロジーにはついていけない」という思い込み。

    • デジタルスキルが不足しているため、新しい仕事に挑戦するのが怖い。

  3. 過去の失敗からの恐れ

    • 過去の失敗経験が原因で再挑戦に対する不安。

    • 失敗を避けるために現状維持を選びがち。

  4. 固定観念

    • 「この年齢でチャレンジは無理だ」という固定観念。

    • 自分のスキルや経験が他の分野で通用しないという思い込み。

メンタルブロックを克服する

では、どう克服すればいいのでしょうか。
まずは、自分自身に制約をかけている思い込みや恐れを認識することが重要です。その上で、それを克服するための方法を探ることが必要です。

そんな時、コーチングを活用することが有効です。メンタルブロックは無意識に形成されることが多く、自分だけでは気づきにくいものです。なぜなら、これらの心理的な障害や制約は、私たちの長年の習慣や経験、信念に深く根ざしているからです。例えば、子供の頃から聞かされてきた「失敗は恥ずかしい」というメッセージや、過去の失敗体験が「もう挑戦するべきではない」という信念を強固にしていることが多いのです。

また、人は自分の思考パターンや行動を客観的に見ることが難しく、無意識のうちに自己防衛のためにネガティブな思い込みを正当化してしまいます。その結果、メンタルブロックは日常の中で見過ごされ、気づかないまま行動や選択を制約し続けるのです。

ここでコーチの役割が重要になります。コーチは質問やフィードバックを通じて、どのようなメンタルブロックを持っているのかを明らかにする手助けをしてくれます。コーチはクライアントの思考や感情に対して客観的な視点を提供し、隠れたメンタルブロックを浮き彫りにします。例えば、特定の状況で感じる不安や恐れの背後にある思い込みを探り、クライアントがその存在に気づくよう促します。

さらに、コーチングは単に問題を明らかにするだけでなく、ネガティブな思い込みをポジティブな思考に変えるための具体的な方法を一緒に見つけていきます。これは、クライアントが新しい視点を持ち、前向きな行動を取るための実践的なステップを提供することに他なりません。例えば、「年齢が高いから新しい技術は無理だ」という思い込みに対して、「これまでの経験があるからこそ、新しい技術を習得する価値がある」といったポジティブなリフレーミングを行います。

コーチングを通じて、自分の内面を深く探求し、メンタルブロックを克服することで、50代からの新しいキャリアや目標に向かって前進する力を得ることができます。コーチのサポートを受けながら、自分の可能性を信じて、未来に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。新しいキャリアを築くための第一歩を踏み出すことで、50代の働き方はさらに充実したものになるはずです。

今日はここまでとします。またお会い出来たらうれしいです。

伊勢神宮 おかげ横丁で出会った猫ちゃん


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