「話してみると、意外とすっきりするものですね」 そういいながら、ちょっとはにかんだ笑顔を見せてくれたのが印象的だったので、そのエピソードをここに記そうと思います。 これは、最近行ったコーチングでの1シーンです。その方は、少し強張った表情でZoomの画面に現れました。明らかにいつもの様子とは違います。 私は「今日はどんなお話をしましょうか」と尋ねました。すると、その方は、最近友人から投げかけられた言葉が忘れられず、ここ3週間くらい悶々としていると話し始めました。いつも頭の中
これは、ふだんの生活はもちろん、内面をもっと吐露するべきコーチングの場でも感じることがある。自分がクライアントとしてコーチングを受けている時、コーチからの問いかけに対し、つい響きの良い言葉を並べて答えてしまうことがある。本当の自分の感情とは多少の誤差があるかもしれないと思いながらも、大きな嘘ではないように感じる。しかし、結果的に小さな嘘をついているのかもしれないとも思う。 これは、できれば、避けたいことだ。 『感情は言葉を与えてあげるとぐんぐん育つ』、なんとも温かい表現で
今日は、数年前に受けたコーチングが印象的だったので、その光景をシェアしたいと思います。 涙があふれてきて、止まらない それは、体験セッションを経て、2回目のセッションでした。どんな問いかけで涙があふれたのかは覚えていませんが、おそらく始まって10分も経っていない頃だったと思います。1時間のセッション中、涙は最後まで止まりませんでした。 当時、転職したばかりでしたが、違和感を感じ始めていました。いや、もしかしたら入社前から感じていたのかもしれませんが、気づかないふりをして
最近、私の体験コーチングを受けていただいた方から、「自分の話をゆっくり聞いてもらうなんて、本当に久しぶりで、ありがたい時間でした」とメッセージをもらいました。 このメッセージを読んで、人に話を聞いてもらう時間の貴重さを再認識したので、その気づきをここでシェアします。 自分のことを話す時間って貴重? まず、みなさんは自分のことを話す時間をどれくらい持っていますか?そもそも、自分のことを話す機会は、どんな時にあるのでしょう? もちろん、著名な方であれば、自分のことを話す時
みなさま、初めまして。えつるコーチングのえつです。プロフェッショナルコーチとしての活動を始めるにあたり、noteも始めます。 noteでは、コーチングの効用や活用方法などを中心にお伝えしていきたいと思っております。 「えつるコーチング」の名前の由来について 初めに、「えつる」って何?というのをお話させてください。 「えつる」は造語で、「悦る」=「悦」の動詞形です。 「悦び」と書いて、「よろこび」と読みます。一般的には「喜び」という言葉が多く使われていますが、「悦び」とい