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転職が、間違いなく人生最大のターニングポイントだった。

ライター歴10年目のもりえつ(北森 悦)です。
気付いたら10年目に突入していて、ちょっとびっくり。飽き性だとは思っていないけど、10年も続けられたことはバレエとライターだけ。そして、やめたいと思ったことがないから、ライターは天職だと思っています。

正直、天職と言える仕事ができる人は、そんなに多くはないと思います。だから本当にありがたい。

でも実は「ライターになろう!」と思ってなったわけではないんですよね。
ライターを始めたのは、事務職系で転職先を探していたのがきっかけでした。

「え、どういうこと!?」という感じだと思うので、今日は自己紹介も兼ねて、転職したらライターになっちゃったというお話です。



百貨店勤務していたら、ヘルスケア領域に転職したくなっちゃった

転職前、私は百貨店の受付をしていました。いわゆる、百貨店にあるインフォメーションセンターの中の人。休日にはエレベーターに乗り込み、エレベーターを手動操作モードに切り替え(ドア脇のボタン下に操作盤があるんです)、暗記したフロア案内を次の階に到着するまでに言ったり、お客様の誘導をしたりしていました。

子どもの頃、祖母に連れて行ってもらったデパートで、金色の鉄格子みたいな古〜い扉がガラガラと開閉するエレベーターの中や外で案内している人たちに、憧れみたいなものがあったのだと思います。この憧れを実現できたので、百貨店勤務は良かったと思っています。

でも受付って、基本〝待ち〟の仕事。内省が特技の私は、いろ〜〜〜〜〜んなことを考えていました。そして、考えるのが得意ゆえに(?)受付の仕事の天井が見えちゃったんだろうな。それで、転職を決めました。

さて、どの業界に転職するか考える中で、興味を持ったのがヘルスケア領域でした。

受付に立っていると、平日は結構ヒマなんですよ(笑)。平日に受付を訪れるのは、おじいちゃんおばあちゃんたち。そして世間話をしていく方がそれなりにいるんですよね。その中で引っかかっのが「膝が痛いんだけどね〜、ここに来るのが楽しみなのよ」という言葉。

当時の私はその時「膝が痛くても楽しみを享受できているおばあちゃんたちがここにはいるけど、その後ろには、健康を害して、買い物程度の楽しみすら享受できない人って大勢いるんだろうな〜〜〜」と思ったのです。

一方、20代が大多数を占める受付スタッフたち。同世代の彼女たちと飲みに行ったりすると、全然自分の身体のことや健康の知識を持っていないんだな〜と思って(当時、私はヨガにハマっていたので、自分の健康に関することの知識はそれなりに持ち合わせていた)。

この2つのことから「もっと若いうちから健康のことを意識できたら、将来楽しみを享受できる人がもっと増えるのでは?」と考えたのです。

このエピソードを話すと、よく「ずいぶん飛躍してるね」などと言われますし、改めて振り返って文字にしてみると、自分でも「なんか、すっごい大きな話だなぁ(笑)」と思いますが……20代半ばで社会のこともそれほど知らない若造の頭でそう考えちゃったのだから、しょうがない。

そうして「健康」をキーワードに転職活動を始めました。

職種はというと、汎用性がありそうという理由で事務職を考えていました(ここも考えが浅はか……)。

事務職を募集していた会社へ面接に行ったら……

とらばーゆを使って探していたのですが、理由は忘れたけど、検索上位に上がってくる求人ではなく、一番最後のページに載っているのから見ていたんですよね。それで見つけたのが、医療の垣根を低くすることをコンセプトにしたWEBサイトを運営している会社、転職することにした会社だったんです。

立ち上げ間もない企業で、いざ面接に行ってみると、マンションの一室が事務所で、該当の部屋番号のところに知らない名字の表札が入っているわ、そういえば電話番号も知らされてなくて、場所分からないと電話もできないわ……かなり怪しさMAXでした(笑)。

なんとか部屋にたどり着き、面接を受けていたら、最後に「ところで、WEBサイトのライターがいなくて困ってるんだけど、、、ライターとか興味ある?」と聞かれたのです。

この一言で、私の人生は大きく変わりました。

実は上智大学文学部新聞学科というところを卒業していて、大学時代、一応ジャーナリズム系のことは勉強していました。それに月並みですが、本を読むのは好きでしたし、小論文とか嫌いじゃなかったので、そのあたりのことを話しながら「興味あります!」と答えていました。

この時、内心では確か「ライターって、手に職つけられる系の仕事だと思うし、ゆくゆくフリーライターとかの選択肢もあるし、色々応用効きそう!」と考えていたと思います。

突然、降って湧いたライターという職業に、腹の中で瞬時に考えて「興味あります!」と答えた結果、最終面接を経て入社。ライターになってしまいましたとさ。

転職が天職に巡り合うきっかけに

こんな経緯で私はライターになりました。か・な・り、レアケースだと思います。

記者している高校の同級生に「よく、未経験でライターとして雇ってもらえたねぇ」と言われたことがありますが、本当にその通りだと思います。

この会社は今でこそ、そこそこの大きさになっていますが、当時は設立2〜3年目くらい。求人広告料にそれほど割いていなくて、検索ページの下の方にいたんだと思います(笑)。そして、なぜか検索ページの下から順番に見ていたら見つけた私。さらに蓋を開けてみたら、ライター探してたという……。

偶然に偶然が重なっていて、1つでも欠けていたら、私はライターになっていなかったと思うし、天職と言えるものに出会えていたかどうか。

だから「ターニングポイントは?」と聞かれたら、間違いなく「事務職で応募したのにライターになれちゃった、この転職」と答えます。


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