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ミシュランの星はマカロン。料理はシェフとメゾンからの気持ちだ!

今日料理10品の撮影があるので、昨日はその買い物や仕込みで1日かかり、おとといのTVグラメンメゾン東京の投稿が今になりました。すみません、、、って、誰に頼まれているのでもないのに、なんで謝る?(笑)。

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すごいですね、最終回を前に、ミシュラン!星星って。ミシュランの星をフランス人は、「あそこの店は、ドゥーマカロンだよね」とか、マカロンと表現します。なんだかマカロンがついた方が星より美味しそうだし、ちょっと行ってみようかって気になる。(笑)

しかしあんな風に、星を取りたいレストランは、調査員の来店に神経質になっているのでしょうかね?私も以前、世界なんちゃらっていうランキングの審査員務めさせていただいていましたが、それはその年訪れたレストランの中でどうだったか、という評価だったので、こちらも身構えしないし、レストランももちろん私のことなんか知らない。しかし、世界中の審査員が投票するそれ、結果がなかなか面白かったです。そのランキングでフランスでトップだったお店は、ミシュランの星などついていないお店。行くと、前掛けした兄ちゃんが、テーブルに肘ついて顔のせて、「で、どうメニュー?何食べたいの?」とか下から目線で聞いてくる。ありえない~。料理もスパイス多様、奇抜すぎてよくわからなかったけど、これが、今評価されるお店なのかと困惑&勉強にはなりましたです。しかし、そのランキング、当時総合トップは、北欧のあそこ。

gakuのオーナーが、丹後シェフを追い出すとき、お金があれば最高に美味しい料理を作ることができると言っていましたが、それ違うって~。最高の食材使えば、旨いに決まってる。料理に大切なのは、そればかりではない!メゾンのエスプリとかシェフの技術とかセンスとか、厨房のチームワークとか様々な要素が融合して、美味しい料理はできるのだと思う。

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(これは、フランス最高級のブレスの鶏肉。これをタイトル写真のお料理に。エリザさんから継承した一品)

と思っていたら、昨晩のTVフランス2のニュースをYouTubeで見ていたら、半分がノエルの話題で、ブルゴーニュ地方、Vonas の三ツ星、ジョルジュ・ブランのクリスマス料理が紹介されていた。ジョルジュ・ブランは、現在のオーナーシェフでもあるジョルジュ・ブラン氏の曾祖父が始めたお店。祖母のエリザさんが2つ星まで獲得。今でもシェフは、ノエルには、エリザさんが作っていたブレス鶏の1品を作っているそう。ジョルジュ・ブランは、そういうストーリーも含め、三ツ星の風格。20代後半に一度行ったことあります。生意気にも、前菜が生焼けです、なんて口に出したら、失礼しました、と、同席していた全員にも、その時食べていたそれぞれの前菜を作り直して運んできてくれたのには、本当にびっくり!これが三ツ星!?そして、美味しいは、料理人とお店が、お客に運ぶ気持ちも含まれると感動したのを覚えている。(タイトル写真は、エリザさんを指差すシェフ)


リヨンには、当時エリザさんのような料理上手な女性が数人いた。メール・ブラジエという女性が有名ですが、そんな料理上手な女性を、コルドン・ブルーと呼んでいたのである。

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ブラン氏は、現在76才。お元気!

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