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いよいよフランス革命勃発!残された道は3つ。

いよいよフランス革命勃発!王や貴族、そうした人々の恩恵にあずかっていた修道院関係の人々は逃げなければ捕らえられてしまう。その周りで働いていた料理人や菓子職人は捕らえられたのは聞いたことがないが、働くところがなくなって困った。道は3つ。

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(ストーレールには、アリババという名の菓子もある。中央)

1,親分と一緒に逃亡(例の宴会で魚届かなくて自殺したヴァテルなんかも一時逃亡していた)。

2,あきらめて敵(というか台頭してきたブルジョワ)の台所で働く。

3、自分で店を出す。

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というわけで、スタニスラス・レクチンスキー公に使え、ヴェルサイユでもその娘まりー・レクザンスカの夫、ルイ15世の浮気癖をくいとめようと数々のお菓子を彼女のために考案していたと言われているストーレール(これもまた表記難しく、一般的にはストーレーになっている。が、前に出した本「王のパティシエ」で編集者と話し合ってストーレールと最後のルを書くことになったのだった。まあ、発音はルはうがいする時あの音に似ていていちおう発音し、Bonjourもボンジュールと表記しますよね?)は、今やパリで最古と言われる菓子屋を開いたのだった。いまでもあります~。パリ2区、モントルグイユ通り51番地!
本日の産経新聞スイーツコラムです。

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(これが、ストーレールのババ)

ただ今、フランス菓子の歴史について執筆中。

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