これってもしかして…初心者が悩むシャドウバンの解決方法を解説
TikTokを使っている人なら誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「シャドウバン」。
いくら投稿しても再生数が極端に回らないという状況で、この状態から抜け出すことができずに投稿をやめてしまう人は多い。今回はこのシャドウバンに関して本当に存在するのか、またどうやったらそのような状況から復活させることができるのか解説していく。
シャドウバンの前提
まず前提として、シャドウバンの存在は公式からは発表されておらず、明確な定義がないが一般的に以下の状態を指すことが多い。
・動画再生のおすすめ比率が0%で、再生数が100未満(おすすめ欄にまったく出ていない)
動画再生のおすすめ比率は以下の方法で確認可能。
①プロフィール右上の3本線をタップ
②クリエイターツールをタップ
③インサイトをタップ
④コンテンツをタップ
⑤各動画のトラフィックソースを閲覧
※インサイトがOFFの場合は設定からインサイトをONにしよう
再生が回らない原因
一方個人的な意見としてはシャドウバンは存在しないと考えている。ただ以下の理由でアカウント自体の評価が落ち、再生が回りにくくなることはある。
①動画のクオリティーが低い
シンプルではあるが、動画のクオリティーが低くおすすめ欄に載せる価値が無いと判断されている可能性は高い。TikTokはアカウント単位ではなく「動画１つ１つの視聴データ」によって再生数の増減をAIが判断している。基本再生数が回らない場合はまず自分の動画のクオリティーを見直そう。
また、こういった事象はネットで拾ってきた素材を使用している投稿者に多い。TikTokは動画のオリジナリティを重要視しており、他者の投稿と同様の素材を使うことで重複(パクリ)コンテンツと判断されやすくなってしまうのだ。一部分の使用であれば全く問題ないが、極端に再生数が低くなってしまった場合はここにも注意しよう。
②ポリシーに違反している
TikTokはおすすめ欄に載せる前にAIが判断しポリシー違反の動画などのフィルターをかけている。そのフィルターに引っかかる動画の場合はおすすめ欄にのせず再生を止められてしまう。特に下記に反していないかは中止しよう。
・性的な内容
・危険な行為とチャレンジ
・暴力的で過激な行為
・いじめとハラスメント、ヘイトによる振る舞い
・盗難と偽造などの違法行為や、銃や薬物などの既製品の描写
・著作権の違反
これらをクリアした上でまだ再生が戻らない場合は、以下の方法で不要なファイルの削除を試してほしい。
①設定とプライバシーをタップ
②空き容量を増やすをタップ
③「キャッシュ」をクリアする
ここまでで、皆さんが想像するようなシャドウバンではありませんがそれに準ずる状態を脱する方法を紹介しました。もし極端に再生が回らないことで悩んでいる方はぜひこれらを参考にしてください。
ここからは今週のTikTokトレンドを紹介します。TikTokはトレンドが再生に大きく関係するプラットフォームでもあるため、トレンドに乗ることでいつもよりも高い再生を期待することができます。
これらの中からもし自分のアカウントとの相性が良さそうなものを見つけられたら、是非試してみてください。
国内外トレンドコンテンツ
国内トレンドコンテンツ3選
No.1 ハリボーチョコマシュマロ
ハリボーチョコマシュマロのASMRがトレンドとなっている。ハリボーチョコマシュマロは、人気のあまり多くの店舗で品切れの商品となった。現在は高額で転売され、価格が高騰。そのため、作ってみた動画や、別のチョコマシュマロで代用する動画も増えている。
No.2 新社会人
新社会人の投稿がトレンドになっている。「会社辞めました」「やめたい」など、理由が気になる内容で始まっている動画が伸びやすい傾向にある。動画の後半に案件を絡めるなど、ビジネスでも幅広く応用できる。若い女性の間で、日常vlogとひろゆきメーカーを掛け合わせた動画も増えており、ギャグセンスの高い投稿が注目を集めている。
No.3 Magnetic
3月に韓国でトレンドになったILLITの Magneticという曲が日本に上陸。国内ではまだダンスコンテンツが多い印象。韓国では変身系や日常系など、あらゆるコンテンツでも使用されていたため、国内でも様々なジャンルで活用されると思われる。
@0808sakura 20分しか練習してないので曖昧でごめんなさい（ ; ; ）次は完璧に撮る！
♬ Magnetic - ILLIT
海外トレンドコンテンツ3選
No.1 トゥードルのコスプレ
トゥードルは「トムとジェリー」に登場するメス猫の名称。フランク・シナトラの 楽曲「I Love You Baby」のスローバージョンに合わせて、変身する姿が美しいと話題になり、こうした猫風のコスプレをする動画がトレンドとなっている。
No.2 CapCutテンプレート
普通の動画に緩急をつけてくれるCapCutのテンプレートを使った動画がトレンドとなっている。普通に編集をすると時間のかかるかっこいい動画を一瞬で作ることのできるコスパの良さがトレンドに火をつけている。
@rolledcheese fullll bukberrr 🫶🏻
♬ 0atria - Jennie sister
No.3 日食
4/9にあった7年ぶりのアメリカの皆既日食を見る動画がトレンドとなっている。中でも対応と重なって辺りが暗くなる瞬間に音源と音ハメをしたような動画は大きくバズっているが、音ハメもしないシンプルなリアクション動画も再生が出ている。
@areyoudumbbbbbbbb core memory wow #solareclipse #eclipse
♬ original sound - noelle
ダンス系コンテンツ2選
No.1 ウンタカダンス
2016年に公開された『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の応援ソング「ウンタカダンス」がトレンドになっている。独特なテンポでクセになる曲と振り付けになっている。特に、公開当時小学生だった視聴者の間で懐かしむ声が多く聞かれている。
@onarametyakusa いろんな人が踊ってくれて嬉しい！！！#おすすめ #もっと流行ってくれ#fyp #ドラえもんほしい #ウンタカダンス
♬ オリジナル楽曲 - 斗亜🍓🍼no war - とあ☁️ 🫧
No.2 FANTASTIC BABY
BIGBANGのFANTASTIC BABYという曲に合わせて踊るダンス動画。
ゆーひ(@_yuhi_1116)が3/30に投稿した振り付けしたダンスがトレンドになっている。
@seri_shirakawa 新年度も沢山愛されてね
♬ オリジナル楽曲 - ゆーひ - ゆーひ
現在、急成長中のアカウント紹介
ネネチニヤン🐈🐈⬛【実況者】
X(旧Twitter)で話題となり、現在凄い勢いでYouTubeチャンネル・TikTokアカウントが伸びているゲーム実況者。元々自ら「ADHDマリオ実況」と題して動画投稿をしており、Xでの切り抜きで話題となった。本人の特徴を前面に出したライブ配信では、『ゲーム実況者＝ゲームが上手』という認識を覆すプレーを連発し、視聴者を楽しませている。
現在、ゲーム実況者は飽和状態にあるが、その中で一線を画した動画を投稿することで人気となった。
ゲーム実況以外にも飽和状態にあるジャンルでは、一般的に思われているものとは全く異なるアプローチをすることが必須だろう。
アカウント
中国でオススメのクリエイター
クリエイター：マジックジョン
売上直結型のTikTok運用が凄いアカウント。3/18から毎日2本以上投稿し51本中10万回再生超が7本、内1本は200万回超。低コストかつ訴求を抑えた、台本ひとつで量産できる内容で投稿し続けている。
冒頭1秒にインパクトとエンタメ要素を入れた上で、5~10秒辺りに直接的な訴求を持ってくるという構成になっている。その訴求シーンでは、実演販売のような形で商品アピールを行なっている。これは中国の抖音でよく見られる手法で、日本国内で行っている企業はほとんど見当たらない。
このような理由から、このアカウントは中国人が運営に携わっていると見て間違いなさそうだ。誇大広告が溢れている現在、この中国式の訴求手法が日本で取り入れられる日も近いかもしれない。
アカウント
タメになるTikTok News
TikTokとSpotifyの共同プログラム、第25弾は『東京、君がいない街』
TikTokとSpotifyが共同でアーティストを応援するプログラム「Buzz Tracker」の、Monthly Artist 第25弾に東京、君がいない街が決定した。
"Buzz（バズ・流行り）"＋"Track（楽曲・追跡する）"を掛け合わせた「Buzz Tracker」では、TikTok JapanとSpotify Japanが両プラットフォームの特性を生かし、毎月1組のアーティストを共同で応援している。今回Monthly Artist に決定したのは『東京、君がいない街』。TikTokでは、2023年11月にリリースされた楽曲「君のそば」にあわせて日常風景を人物の真上から定点で動画撮影するのがトレンドとなっている。
本企画のローンチに合わせて、今後『東京、君がいない街』のTikTokアカウントでは、TikTokならではの様々な投稿が行われる予定だ。
東京、君がいない街 TikTokアカウント: https://www.tiktok.com/@tokyokimimati
参照記事
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