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婚姻届で賄賂 登記担当官が逮捕される

 マレーシアでは日本人にとっては理解がなかなかできない事件や事故がよく発生します。今回は婚姻届を出すのに担当官が賄賂をもらって捕まったという話です。日本だと紙一枚で婚姻届はすみますが、マレーシアではそうはいかず、煩雑な手続きを経ないといけないので、賄賂で解決をしたようなのですが。。。(有料:約3300文字)


■ペルリス州で発生した事件とは

 事件はタイを国境にするペルリス州のイスラーム局の職員が先日逮捕されたことに始まります。
 
 ブルナマ通信によると、タイで結婚した複数のマレーシア国籍保有者の夫婦からマレーシアで所定の婚姻手続きを省いて登録するために登記担当官が118万リンギ(約4000万円)の収賄容疑で逮捕されました。
 
 この担当官と民間企業経営者の20代の男1人と仲介したとされるその父親も贈賄容疑で逮捕されたとのこと。2022年から2023年にかけて多数のカップルからこの二人を通じて担当官に渡されていたといいます。

 通常の婚姻届は750リンギ(約2万5000円)。ところが、担当官は2500リンギから最高で6000リンギも請求していたケースもあったとか。

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