特別編:にゃんひー11周年!!
「もう?」
そう感じるほど、あっという間だった気がするし。逆に「やっと?」な気もする。体感は「もう」で、振り返ると「やっと」というのが正確かもしれない。
実際には、にゃんひーが生まれる数年前からネクタイ姿のアイコンFOAKの名前で「幸あれ」を口癖にした言葉を届けていたから合計だと15年ほど。その活動の派生としてキャラクターを作り、名前を募集し、命名してもらい、
2013年9月8日
別アカウントを作って本格的にひらがなでツイートを始めた。
このように、スマホを持っていない時代は紙に色鉛筆を使って描いたものを、スキャナーで読み込んでPCで切り取ってから投稿していた。恐ろしいほどの時間がかかって紙が溜まっていったのを、よく覚えている。
なーんもかわらず11
オーシャンズじゃないけど、本当に何ひとつ変わることなく、平和に穏やかに、自分のペースで、11年間言葉を届けさせていただいてきた。言ってみれば
「なーんもかわらず11」
だ。語感ひどいな。
同じ言葉を今の画風にして繰り返し投稿したりすることも、よくある。それくらい、言っていることすら変わらない。11年人生で何もなかったわけではないし、大病も持病も何度も出た。いまだに体はぼろぼろだ。
それでも、なーんもかわらず価値観そのままに、立ち位置そのままに、言葉もそのままに、絵心もそのままに、誰がそのままや、とにもかくにも一生懸命やってきた。
たかが小規模アカウント、何を真剣にやってんだと思われるかもしれない。私自身、フォロワーを増やしたいとか高みを目指しているでもない。目立ってバズったりするのは怖くて嫌だからしない方向でいる。いやそれ以前に目立てないか。ただただ、静かに穏やかに言葉を届けられたら、それで十分。
そういう考え方だから、本来そこまで真剣じゃなくてもと思う。公開する必要すらないとも言える。
でも、見てもらえる喜びはかけがえないものだ。承認欲求だってもりもりある。昨年の10周年記念記事でもそこは書いた、かな?
特別編:にゃんひー10周年!!|エトナシ サラ (note.com)
外見も中身も自信がない胡乱の凡夫の小心者ゆえ大舞台に立てる器じゃないけど、言葉だけならそれなりに書けた。あらゆるいじめを受けに受け続け、暴力に怯えながら心の中でひたすら自問自答し続けて熟成させてきた考え方、言語化するのは容易かったんだろう。
ずっと否定され続けて大人になったぶん、認めてもらいたくて褒めてもらいたくて仕方なかった。それが叶う場所のひとつがここだった。そりゃあ、真剣にもなる。
もちろん、人様へお出しするからには「各方向にできる限り失礼のないように言葉をこれでもかと丁寧に丁寧に丁寧に選ぶ」が必要だと個人的には思うから、そこは完璧とはいかないまでも徹底している。
ていうのもまた、なーんもかわらず繰り返し語る言葉のひとつだ。
好き勝手とは
これも昨年書いたことだけど、いろいろと未熟が多い私の好き勝手な言葉やイラストを好んで読んでくださっている人もいる。ファンの方だ。
そういうとても大切なファンの方を、私のところでは
「にゃんひーず」
と呼ばせていただいているが、これは自分の中ではものすごいこと。言葉やイラストを受け取りたいと思ってもらえている、にゃんひーに関する時間を日常のどこかにいつも持ってくれている、それってとんでもないなと。
ちなみに、私は言葉を好き勝手に書いているだけだけど、この
「好き」と「勝手」は
「見てくださる方」と「私」
に他ならない。
つまり、あくまで個人的な話だけど、
好き勝手に書くとは
という意味だ。長い。はあはあ。
えらそうに聞こえたなら謝ります。「そんなこと言っておいて実際できてないじゃないか」という場面もあるかもしれません。言い訳しないです。精進します。
それを踏まえて、私は
12年目を迎える今日から
も好き勝手に書きたいと思う。
まとめ
ていうか、12年と書いたところで
「十二支もうすぐ一周するじゃん!」
と驚いた。
こういうのは、定期的にびっくりする。「学生の頃から見てます」や「小学生の頃見てて久しぶりに検索したらまだやっててくれたんですね」などの報告はあるけど、あらためて考えると良い意味でやばい。
全ての人に、まずは何よりも
「ありがとうございます」
と言わせてください。私が11年執筆し続けられているのは、ここに居続けられているのは、自分の手柄なんかじゃないです。何度も伝えているように、
あなたのおかげ
です。
これから先の12年目も、決して驕らず、言葉に丁寧さを持ち、人それぞれの「かもしれない」を忘れず、おかげ様を胸に執筆させていただきます。
人生は甘いものであってほしい。ほしいけど、実際はなかなかどうして苦しくて。ちっとも上手く転がってはくれない。転ぶのは上手くなるのに。
嫌な人から嫌な言葉を吐かれたり。やりたくないこと押しつけられたり。やることなすこと否定されたり。向き合ってもらえず不満が溜まったり。一方的に責められたり。傷つける表現を「冗談」とか称されたり。自分の機嫌次第で暴力が飛んでくるからいちいち怯えなくちゃならなかったり。「逃げてもどうせ」で諦めざるを得なかったり。
二進も三進も、ね。
そういう毎日の中において、この猫で、にゃんひーで、少しでも少しでも
「ひとりじゃない」
って思えたなら嬉しいです。
実際にどうこうできないのが歯がゆくてたまらないけど、気休めにもならないならごめんなさいだけど。たとえどんなに突っぱねられても、嫌いになられても、それでも少しでも少しでも
「前からだけど今でもずっと味方だよ」
ってことが伝わったならそれだけで満足です。
というわけで、今日はにゃんひー丸11年の記念日。
爆誕の日。
どうかどうか、皆さんにゃんひーを労ってやってください。お祝いしてやってください。丸11年間、理不尽や苦しいと向き合って負を飲み込んで吐き出してを繰り返してきたまあるい目をしたネクタイ姿の一匹の猫を、たっぷりたっぷり褒めてあげてください。
そして、今後も全力で推してください。にゃんひーずでいてください。
にゃんひー!
11周年おめでとうー!
次はいよいよ干支ひとまわりだよー!
来年の干支ってなんだっけー!
牛だったかなー!
「モウ?」
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