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LANCER OF THE YEAR 2023からフリーランスの働き方を考える

フリーランスの現状

フリーランス人口は1,577万人に

ランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:秋好 陽介)は、『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』を発表し、日本にいるフリーランスの人口は1,577万人、経済規模は23.8兆円であるとのことを開示しました(『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』発表より)。

総務省統計局が発表している2022年の総人口は1億2497万1千人のため、10人に1人以上はフリーランスとして働いていることが分かります。

フリーランス保護法案が閣議決定されました

フリーランス保護法案が閣議決定されたことが公表されましたが、このことからも今まで以上に会社に属さない柔軟な働き方が増えていくのではないでしょうか。

政府は24日、組織に属さずフリーランスとして働く人の保護を強める新たな法律案を閣議決定した。一方的な契約変更や買いたたきといった不公正な取引から守るため、発注する事業者に業務をメールであらかじめ示すことなどを義務付ける。禁止行為が明らかになれば、国が発注者に是正するよう勧告や命令を出せる。違反した場合には罰則を科す。

日本経済新聞2023年2月25日

私がフリーランスという働き方を選択した理由

2023年3月現在、まだまだフリーランスとしての働き方をスタートしたばかりの私ですが、まず、私がフリーランスという働き方をスタートさせた理由は3つあります。

メンタルダウンを経験し、自分の健康を第一に考えたから

私は2021年の夏頃に適応障害というメンタル疾患に罹りました。当時は会社勤めをしていたのですが、病気に罹ったことで休職をせざるを得なくなりました。そこから1年ほどの休職・休養期間を経て、やっと体調面は日常生活を送るにはほとんど困らなくなるまで回復しました。

適応障害を発症した時の詳細については下記の記事をご覧ください⤵⤵

そして、「さて、これから復職に向けて頑張ろう!」と考えていたとき、私には大きな問題がありました。

  • 体調の波がまだ若干あり、毎日同じ時間に働くという働き方が厳しいこと

  • 満員電車に乗ることや人混みがかなりストレスになること

  • ストレスが蓄積されると再発のリスクがあること

このような問題があり、休職していた会社は退職し、自分で柔軟な働き方ができるフリーランスという働き方を挑戦するに至りました。

働き方に悩んでいる人のロールモデルとなりたいと思ったから

また、これはフリーランスとして働くうえで目指していきたいことなのですが、働き方に悩んでいる人の先駆者になりたいと思ったからです。

メンタルダウンをした期間に同じようにメンタル疾患を抱える人たちと関わる機会が増えたのですが、その時に感じたことは「必死に、そして、頑張って会社で働いている人が多い」ということです。

その理由は様々なのですが、

  • 家族を養わないといけないから確実にお給料を得る必要がある

  • 一人暮らしだけど貯金もないし挑戦をするのはこわい

  • 「働くこと=無理をする、必死に頑張る」と考えている

ということから、自分に合っていなかったり、毎日仕事を辞めたいともがいていたり、そんな環境禍でありながら、日々必死に辛い思いに蓋をしながら働いている人が結構いるなと感じました。

「人は誰であっても自分らしさを活かせる社会への貢献の仕方や生き方があるはずですし、もっと自由に苦しい思いをしなくとも自由に働ける人を増やしたい!そのためには、まずは私自身が私らしく、自由に、楽しく働きたい!」との思いで会社を退職してフリーランスになる決意をいたしました。

家庭との両立を考えたから

会社員だった頃、同じ部署には働くママさんたちがいました。彼女たちは、とんでもなくバイタリティーに溢れているのです。

  • 朝早く起きてお弁当を作って子供を送り出して1時間かけて出勤をするママ

  • 「子供がぐずって保育園になかなか行かなかったから、子供を預けて帰り道はダッシュをして帰宅して仕事を始めた」というママ

  • どうしても自分たちの睡眠時間が削られてしまうママさんたち

彼女たちはとっても尊敬するけれども、私には彼女たちみたいなエネルギーも体力もない。そして、私にはできる自信がこれっぽっちもないので、自分の体力のなさを受け入れて「働きながらも子育てができる環境を整えたい」という気持ちが強かったというのも理由です。

LANCER OF THE YEAR 2023を視聴してみた

2023/3/4(土)の14時から渋谷スクランブルホールで行われたLANCER OF THE YEAR 2023をリアルタイムで視聴しました。

YOUTUBEで動画も配信済ですので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。

LANCER OF THE YEARとは?

LANCER OF THE YEARとは、ランサーズで活躍中のフリーランスを表彰する年に一度の祭典です。2023年で9回目を迎え、過去48名の新しい働き方の実践者を表彰しています。 今回は新たに6名の表彰と共に、4つのセッションが開催されました。

新卒フリーランスという働き方

学生から企業に就職せずにフリーランスになるという働き方が紹介されました。時代の変化が顕著に表れているなと思います。

新卒フリーランスである3名の方が登壇され、実際にどのように新卒でフリーランスになったのか、どういった仕事を請け負っているのか、フリーランスという働き方のメリットやデメリットなど、生の声を聴くことで私自身もとても勉強になりました。

「進む中小企業のフリーランス活用」
企業はなぜランサーに依頼をするのか?

株式会社ヌボー生花店の代表取締役社長山﨑年起さんが登壇され、「中小企業のフリーランスの活用」をテーマにフリーランスに仕事を依頼する側としてのお話しを聴かせていただくことができました。

100件以上ランサーズに仕事を依頼してきたという山﨑さんが仕事を引き受ける際の秘訣を教えて下さったのですが、

仕事を受注する際は、単発で終わった後が一番重要だと思っていて、「もっと困っていることがありますよね」というスタンスでその後のアプローチをしていき、依頼者側の深層を理解するといい

と仰っていました。また、

・紹介の文章が短いとNG
・何かしらの自身の特徴を分かるようにしてほしい
・金額設定が安いと怪しい印象をもっている

とのことも教えて下さり、包み隠さずオープンにお話しをしてくださいました。フリーランスとして仕事をしていくうえでとても貴重な機会だなと思いますよね。

これからフリーランスとして活躍していきたい

私自身、まだまだフリーランスとしての働き方のスタートを切ったばかりで、右も左も分からない状態です。ただ、これまでの会社員としてのキャリアで培った経験も活かせるところもあるでしょうし、誠実にお客様に対応できる自信はあり、そして何より「働き方に悩んでいる人のロールモデルとなりたい!」との思いで自分で決断をした新たな道にワクワクもしています!(もちろん不安もありますが!)

一人一人の得意や強みを活かせられて、もっと自由でもっと豊かで柔軟な働き方ができる社会になってほしいな、そして自分もなりたいな!と改めて考えさせられました。

サポートいただきまことにありがとうございます。 読者の方の日常を少しでも彩ることができるよう、精進して参ります。 引き続き、よろしくお願いします🍀