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適応障害に苦しむあなたへ

私は昨年の春頃に適応障害となり、今も療養中です。

発症してから初めてのことなのですが、思い返せばこの数週間は気分が落ち込むこともなく、発症当初からあった強すぎるほどの倦怠感が襲ってくる感覚もありませんでした。

最近はお出かけをしたり、これからの自分のキャリアについて考えられたりできています。まだまだ発症前の元気な時の状態に戻ることはできていませんが、それでもここまで体調が良くなったこと、本当に良かったなと思っています。

気を抜かず、頑張りすぎず、日々大切に過ごして元気になることができたらなと思っています。

今回は、適応障害に苦しまれている方に伝えたいことを3つご紹介させてください。というのも、私が適応障害に最も苦しんでいた時、ネットからかなりの情報を得ていたのですが、ポジティブな内容のものになかなか出会えなかったのですよね。

自分がネガティブな思考になっているから、ネガティブな内容につい目が行ってしまうということもあるかもしれませんが、ポジティブな情報よりネガティブな情報が多く出回っていることは明らかなのかなと感じます。

体調が悪いと寝ることしか基本できません。
寝ていると、携帯片手にいろいろと検索をしてしまいますよね。
良くない事だと分かっていても、自分の今の症状を知りたくて検索をして、ネガティブな内容の情報に出会ってそれを受け止めてしまうと、体にも心にもあまり良い影響はありません。

「病気とは一生付き合うことになる」
「再発した」
「生きていても良いことがない」

そんな声を聞くたびに、落ち込んで、また落ち込んで、
もう負のループにはまっていた時がありました。

そして、もし以前の私のような状況で苦しんでいる方がいたら、
私のこの発信がその方の心に少しでも響けば嬉しいなと思ったのです。

適応障害8か月経験者の私が伝えたいこと、
宜しければご参考にしてください。

適応障害に苦しまれている方に伝えたい3つのこと

1. 絶対に良くなります

まずはじめに、「絶対」という言葉を安易に使ってはいけないということを百も承知で、今現在、もしも苦しみの底にいる方がいたらこの言葉を伝えさせてください。

症状は絶対に良くなります!

私も一番酷い時は、「もう一生治らないのではないか。」と毎日毎日もがき苦しんでいました。症状が悪くなる度に、不安になるのですよね。

働かず、家事もせず、ただただ寝ているだけなのに、何故だかとっても辛いのです。睡眠を取っている時はまだ良いです。意識が働いていないのですから(本当に体調の悪い時は悪夢を見てしまい睡眠中ですら辛かったですが)。でも、睡眠状態以外の、意識はあるけど横たわって休んでいる状態でさえ辛かったのです。

なぜかというと、脳は起きているから。
思考も動いているから。体の感覚もあるから。
嫌なことを考えて、頭痛もして、体も怠い。そんな状態が辛かったです。

でも、絶対に良くなります。
信じられないかもしれません。良くなっていることをなかなか実感できないかもしれません。でも大丈夫です。

昨日と今日を比べても良くなっている感じはしないと思います。

でも、ある時を境に、「あれ?先月より良くなっているかも?」と気づける日がきっと来るはずです。

2. 沢山食べて沢山寝て下さい

「太ってしまう。」
「寝るよりも何かしないといけない。」

きっと頑張り屋さんのあなたはそう考えてしまう時があるでしょう。
でも、今は食べられるのであれば食べて、寝られるのであれば寝ることがとっても重要です。

たとえ太ってしまっても、少し元気になって体がある程度動くようになってから食事に気を遣ったり運動をしてみたりすれば問題ないはず。

食べることってとっても大切です。
寝ることもとっても大切です。

食べたいだけ食べて(もちろん自分が許せる範囲でになると思いますが)、寝られるだけ寝ることが、あなたを癒すことになります。食べることと寝ることが、すり減ったエネルギーをチャージできる基本的な方法です。

ちなみに、私は本当にこれは大げさでなく、朝10時前に目が覚めて、用意をしてもらった朝ごはんをちょっと食べて、また寝て、お昼過ぎに(用意をしてくれた)お昼ご飯を食べて、1時間ほどテレビを見て、また寝て、17時頃起きて、体調が良ければ30分ほどお散歩へ行って、(これまた用意をしてもらった)夜ご飯をたっぷり食べて、また寝る、という生活を数か月続けていました。

1日の大半は寝ていましたね。
寝ていないと辛かったのです。

いつまでも寝られて、寝てるだけなのにお腹が空く自分が少し怖くて、
主治医の先生に相談をしましたが、「食欲があるって良いじゃない!寝られるだけ寝てればよいのよ、はははー」と言われ続けていました(笑)

3. 周りのことより自分を一番甘やかすよう努力をしてください

適応障害に苦しまれている方は、何か物事を頑張りすぎてしまったり、他人には優しいのに自分には厳しかったり、そういう方がいらっしゃると思います。

難しいとは思いますが、今は自分を最大限に甘やかして過ごして下さい。

個人的な話をすると、私はとても恵まれた環境で休めていると思います。

ですが、人それぞれ、その方が置かれている状況は違っていて、仕事を休めなかったり、子育てをやられていたりする方がいらっしゃるかと思います。

自分ができる範囲で問題はないので、自分をできるだけ甘やかして大切に扱ってあげてください。

人のことは今は二の次にしましょう。
一番大切なのはあなたの健康とあなたの幸せ。そうしないと、周りを幸せにすることだって難しいのです。

***

苦しくて苦しくて、もがいている方が沢山いらっしゃること、
私も自分が適応障害になってから、こんなにも沢山の方が病気と闘っているのだなと身をもって実感しました。

そして、自分がなってから分かったけれども、
適応障害って辛いのです。あー辛かった。もちろん今も治療中ですが、闘っている方本当に偉いです。だって辛いもの(笑)

焦ることはありません。

ゆっくり、じっくり自分のペースで全く問題ありません。

以前の私のように苦しまれている方がいらっしゃったら、
その時はその方の心が少しでもあたたまりますように。



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