【雑記】多様性社会、デジタル化など技術的発展がリアルなコミュニティを充実させるか。

多様性社会を考える上で、何を中心に考えればいいのだろうかと悩むことがある。

多様性社会とは、社会のあり方のひとつであり、様々な”社会のあり方”を包括的に認める社会ともいえるだろう。
とはいえ、無秩序にすべての社会のあり方を容認するものではなく、法的ルールに基づいて許容性が判断される。現代社会においては、様々な社会のあり方が認められるためのルールを検討・実施しながら、多様性社会のあり方を模索しているところだと認識する。

多様性社会と個人の選択

多様性社会は、様々な価値観や生き方を尊重する。
自然環境の変化や技術的な発展など、社会を取り巻く環境が変化していくことで、今後も新たな価値観や生き方が提唱されるだろう。一人ひとりの価値観や生き方を尊重するために、多様性社会における”個人の選択”について議論を深め、適宜、法的整備を進めることは重要だと考える。

ネット上に広がる生活圏

現代社会では、インターネット環境が充実し、生活圏はネット上にも広がっている。SNSなどのコミュニティで学びや気の合う人間関係づくりのために利用する人もいれば、ネット通販や投資、在宅ワークなど経済活動をおこなう人もいる。
政府もデジタル社会の実現に力を入れている。デジタル庁の設置(2021年9月、デジタル改革関連法が施行)や「デジタル田園都市国家構想」(2022年6月、基本方針が閣議決定)など、デジタル化は国家プロジェクトとなっている。

デジタル化、ネット上の生活圏をリアル化

ネット上で築いた人間関係のリアル化を互いに望んでいたとしても、居住地をどうするかに悩み、収入の確保の難しさを理由に諦める選択をした(している)人もいるだろう。
デジタル化により、”居住地での世帯収入の確保”と”リアルでの人間関係を構築しやすい環境”を同時に実現しやすい環境が整うことが見込まれる。ネット上の人間関係をリアル化する際の悩みが解消されることは、個人の選択の幅を広げることにつながり、多様性社会の実現のためにも重要な取り組みだと考える。

今後、様々な分野で技術的な発展が続くことで、これまで実現できなかった手段を選択できるようになり、新しい価値観が生まれ、法的ルールの見直しも適宜おこなわれていくことだろう。
デジタル社会になじめない人たちについても考慮しつつ、IT分野の技術発展で可能となるリアルな選択肢について考えていこうと思う。

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