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「雨月物語」についてのメモ

 溝口健二「雨月物語」を見た。
 此岸と彼岸の中間にあるような、幻想的な世界を描いた一大傑作である。たとえば、マーティン・スコセッシが「好きな映画」としてこの作品を選んだように、世界中で評価されているのもむべなるかなといったところだ。
 すべてのショットが「考え抜かれて」、撮られたのだと思う。人は、徹底的に考え抜かれたものにこそ、感動するのではなかろうか。

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