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日記 【私のREIT投資】

こんばんは。香港でデモが始まる2ヶ月前に香港に住み始め、コロナ禍が始まってから香港で仕事を探し始めたと言うタイミングの悪さではピカイチの私だが、それだけでなく投資でも酷いタイミングの悪さだ。

例えば、仕事を辞める前に16年間働いた会社では、確定拠出年金と呼ばれる、アメリカの401Kの様な自分で貯める年金に強制で入っていた。確定拠出年金のシステムでは、金融機関が用意する投資信託や保険、公社債など10数個の投資対象の中から投資商品と掛け金の割合を自分で選んで投資運用する仕組みになっている。

確定拠出年金は、60歳まで受け取る事は出来ないが、お給料から引き落とされる積み立て金額と運用益に対して税制優遇が受けられる。

私は、この資産運用を始めた時にREITに投資する事にした。しかし、2008年くらいから起こったリーマンショックでREITも暴落し、その時怖くなってREITを手放し、他の商品に買い替えてしまった。

今考えると、下がった時に売るのは最悪だと判る。しかし、その時は未だ30代で、投資に対する経験もほぼ無かったのでそういう行動を取ってしまった。その後、5年もするとアベノミクスが始まって下がっていたREITの値段はぐんぐん上がり始めた。更に東京オリンピックが決まると高値を出し続けたので、つくづく最安値近くで手放してしまって残念だった。

時は経ち、2019年に会社を辞めた際、半年以内に確定拠出年金の登録を会社からでは無く、一個人に変更する必要があった。その際、その時まで投資していた商品を一旦精算して投資対象を選び直さないといけない。

それまで長い間海外株式ヘッジ無しという投資信託に投資していたが、良く考えた末2019年10月にREITに100%投資する事にした。米国株式はずっと上がり調子だったので、オリンピックもある事だしこれから伸びしろがありそうなREITを選んだのだ。まさかその後にコロナが来るとは思っていなかった。

2020年1月、コロナ禍が始まる。それで、最初の頃は株もREITも暴落した。なんと、私のREIT100%の確定拠出年金は、その時に半分の額に減った。私はコロナになってもREITは大丈夫だと思っていたのだが、私のREITにはホテルの稼働率も含まれていたのだ。

私の調査不足だ。しかし、半分に下がった時に売ったら損失を確定(損切り)するだけなので、そのまま放っておくしかない。その間に、コロナ禍の中世界中で刷り続けられるお金や援助金の為の大量に余ったお金、そして史上最低の金利で、去年の3月から1年間だけでも米国のS&P500が30%は上がった。以前私が投資していた海外株式ヘッジ無し投資信託も円安も手伝ってかなりのリターンになったはずだ。

REITはなんとか2019年10月の時点から8割くらいの価値までには戻ったが、まだ全部回復してはいない。コンテストでもあったら優勝できるかもしれない、全く呆れる程のタイミングの悪さだ。

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