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日記 【もう買いたいモノがない】

この間、高橋ダンさんが立ち上げたPostPrime内でユーザの方が東洋経済オンラインの以下の記事をシェアされていて目に留まった。

このもう買いたいモノがないという気持ち、私も少し前から感じていた。若い時に沢山散財して今は50代になったからということもあるだろうが、年齢だけでは無いと思う。例えば、私の母は70代だが買いたいモノは今でも色々あるタイプだ。

記事では日本が裕福で皆生活必需品は既に持っているからという話だ。勿論それもあるが、それだけでは無い。

移動生活の足枷

私の物欲の低落は、モノは移動の邪魔になると身を持って何度も体験した事が大きい。

私の場合は、2019年に仕事を辞めてから香港に行った訳だが、それ迄使っていた多くのお気に入りの家具や物は香港に持っていける訳もなく、断腸の思いで処分しなくてはいけなかった。

処分しなかった小振りな家具や荷物はトランク・ルームや有難い事に実家と友人宅に置かせてもらった。使っていないと物はただ場所を占拠する厄介者だ。

その後香港に住んだため、ベッドやベッドマットレス、ソファ、書棚や机、椅子など色々現地で家具も揃えたが、コロナのロックダウンの為に香港を離れる時にそれらの家具も処分した。1年ちょっと使っただけだ。勿体無い。

日本に戻ってからも、実家にも仮住まい、その後もホテルを転々としている。そんな中モノを新しく買えば、スーツケースが重くなり移動の足枷になることを意味する。

モノが必要無い

買いたいモノが無いのは、モノが移動の足枷になるのに加えて、必要なくなった事もある。

例えば、会社に働いていた時は、いつも同じ服を着ていると思われない様に洋服やアクセサリーを事あるごとに新調していた。必要だったかはわからないが、必要だと思っていた。今はそんなことはない。服のレパートリーが少ないと思われても構わない。

メイクにもお金を使わなくなった。以前からメイクは最低限だったが、身だしなみに必要だと思って薄づきの日焼け止めファンデーションとアイブロウ、アイラインとたまにチークを入れていた。今はコロナ禍の中マスクを装着するのを良いことに、日焼け止めクリームとアイラインだけだ。

その他にも、料理もお菓子作りも好きなので、以前はデザインが良くて機能的なキッチン道具があると購入していたが、今はホテルに住んでいて簡易キッチンに備え付けの最低限の道具を使って出来る事だけする。今の住む場所が定まらない状態で凝ったキッチン道具は必要無い。

なので、今のところ欲しいモノが本当に無い。モノよりも、お金があったら、投資か、経験に使いたい


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