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香港日記 【メンタルブロックとドローン操縦】

こんばんは。昨日ハイキング仲間達とBBQをした後に、ライオンズロックという有名なハイキングスポットに行った。ハイキング仲間の友人と一緒に、そこでドローンを飛ばそうと計画していたのだ。

頂上に着くと、友人はドローンを取り出してブーンと飛ばし始めた。彼は30代で私より全然若く、ドローン歴も長いしNINTENDO等のゲームでコントローラーの使い方を熟知している為、ドローン操縦は御手のものだ。

下から見たライオンズ・ロック。ロッククライミングが出来る場所でもある。

もう大丈夫だからあなたもドローン飛ばして良いよ、と言われて彼のドローンが離れた場所に居るのを確認しながら自分のドローンに電源を入れてコントローラーを設定した。狭くて岩だらけ、平らとは言えないライオンズロックの地べたに私が持って来たドローンを置こうとすると、友人からダメ出しをもらった。「自分の手から離陸させて、自分の手に着陸出来るようにならないとダメ〜!」厳しい〜。

ドローンを飛ばす友人

実は、それまで自分の手からはドローンを離陸も着陸もさせた事が無かった。だって最初に操縦を教えてくれた友人はドローンを手に着地させるのは好きじゃないからしないわ、と言っていたし、私も動くプロペラに指が挟まって怪我するのを想像して怖かった。しかし、ドローン操縦のプロの彼が言うんだから言い訳してもしょうがない。怖いながらもドローンを手の上に置いてエイっと離陸のボタンを押した。プロペラがブン!と勢い良く回り始める。

しかし、プロペラが回り始めても指に触れる危険は無さそうだ。よく見ると、なるほど、安全性を保ってデザインされているようで、プロペラは指から距離がある。それが目で確認出来たので、落ち着いてコントローラーのレバーを上げる事が出来た。そうしたら、自分の手からふわっとドローンが飛び立った。

その後は、夕日が沈むのを見ながらドローンを自分の周りで行ったり来たりさせて、写真1枚とビデオを6分程撮った。この記事のサムネイルはその時ドローンで撮った夕焼けをバックにしたライオンズロックの頭だ。

さて、その後は離陸より怖い、ドローンの着陸をしなくては。しかし離陸が上手く行ったので、着陸も大丈夫かもと自信が湧いてきた。ドローンを操縦して自分に少しずつ近づけながら手を伸ばす。「もっと手を高く上げる〜!」とドローン・マスターにお叱りを受ける。彼の言う通りに手を伸ばしてドローンの下20cmくらいの位置に持っていきコントローラーのレバーを思いっきり下に下げたら、シューンと音を立てながら無事に私の手のひらに着地して停止した。わ〜感動!初めてドローンを手のひらに着陸出来た!

この経験で思ったのは、メンタルブロックが外れると出来ないと思っていた事がいきなり出来るようになる事だ。そうすると、物事の習得レベルが一気にジャンプする。友人だからと甘やかさず様々なメンタルブロックを外してくれる友人の存在は本当にありがたいとつくづく感じた午後だった。


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